coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

有望資格 その2

1.はじめに

 以前書いた記事に技術系の有望資格を書きました。

 今回は、お会いしてお話を伺った

行政書士さんのお話をしたいと思います。

 

 生のお話なので先生の偏見や私の偏見も

 あると思いますが、書いてみたいと思います。

 

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2.行政書士のイメージ

 私は法務部ではないので、あまり接点はないです。

 士業さんのイメージとして、

 裁判所→弁護士

 税務署→税理士

 労基署→社労士

 法務局→司法書士

 お役所?→行政書士

 ぐらいです。

 

 取引業者の建設会社さんから「行政書士に依頼した」

 という話はよく聞くので「県の建設部=行政書士

 ぐらいですかね。

 

3.聞いたところの行政書士の歴史と業務範囲

 国家資格として、弁護士と行政書士は古かったみたいです。

 ただ行政書士の仕事の範囲が広すぎるため、

 専門職として、税理士・社労士・司法書士制度が

 でき、行政書士の業務を侵食したと聞きました。

 

 確かに「行政」書士ですから、行政機関すべてを相手に

 できるわけですから、業務範囲は広いですよね。

 喫茶店の営業許可、建設業の営業許可、学校・保育園の認可、

 農地の転用などなど。

 相手は、霞が関の省庁から、県庁、市役所、保健所、警察署、

 消防署などなど多岐にわたります。

 

4.行政書士は各分野の専門職

 上記の通り業務範囲が広いため、弁護士同様専門分野を持った

 先生が多く、それが普通と聞きました。

 (弁護士も内科医・外科医のような医者同様、専門があるようです。

 弁護士も行政書士も分類が事務所に表示されないので分かりづらいです

 が・・・。)

 

 行政書士には、建設専門、産廃専門、飲食業専門、学校設立認可専門

 などなど専門を名刺に書いている先生が多いようです。

 変わり種はペット業界専門、内容証明専門、遺言作成専門などなど。

 

 仕事の範囲が広すぎて、名刺やホームページなどに書いておかないと

 私のようなものには「何する方々なのだろう?」

 ということになるようです。

 

5.ビジネスチャンス

 行政書士は上記の通り大変業務範囲が広く、資格取得についても

 司法書士・社労士・税理士に比べれば容易な部類に入る資格試験です。

 

 しかし、資格をうまく使えばビジネスチャンスをつかめ、

 会社員より高い年収が望めます。

 

 一例として言われたのが、

 外国人の在留資格申請も業務範囲に入っていますので、

 今他の業種と激戦という話です。弁護士・派遣会社など

 取次資格を取れば扱えるということなので。

 出入国在留管理庁=行政官庁が相手なので行政書士

 仕事ですよね。

 

6.雑談

 行政書士の先生曰く、外国人の留学生を相手にして就学ビザ

 を扱う先生が近年の留学生について話してくれたようです。

 

 例えば、中国の留学生は、中国バブル前は苦学生ばかりだったが、

 最近は高級車を事務所に乗り付けて、都心の家族用の高級マンションに

 一人暮らしする留学生が増えてきた、そうです。

 親がバブルに乗って、大金を手に入れ、日本の一流大学に留学

 させているようです。中国の景気の良さを留学生の生活ぶりから

 感じ取れるそうです。

 

7.慣れないと危険な在留ビザ業務

 確かに在留ビザは今稼げるビジネスですが、初心者が入ると

 危険な業務ということも聞きました。

 日本人相手なら、ヒアリングである程度嘘をついているかどうか

 分かりますが、相手は外国人のためわかりづらく「虚偽申請」

 してしまい免許はく奪の危機に陥るそうです。

 

 パスポートの偽造、日本語検定書の偽造、様々な書類の偽造が

 あふれている世界。

 偽造を見抜けないと虚偽の申請になります。

 

 外国人自身も偽造されていることを知らないことさえあるようです。

 偽装結婚、偽装留学、ブローカーの巧妙な話術など、

 初心者には見抜くのが難しいということです。

 

8.最後に

 どの資格もそうだと思いますが、「商才があれば稼げる」という

 ことですね。

 

 私が知っているのは、親が財産をはたいて息子に私立の医学部を卒業させ

 開業させたが、商才が無く廃業した人を知っています。

 医者も接客業の一つですからね。土地持ちだったその家族は、今や

 普通の一軒家です。

 

 他方で割と容易に取得できる資格で、稼いでいる方もいます。

 商売上手、ということですね。