coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

子育て:2人を育てた父親より

1.はじめに

 2児を育てた50代の父親です。地方の企業で人事部の管理職を

 しています。

 子育てを終え、現在新卒を採用し教育している立場から、

 私自身の後悔も含め「子育て」について書きたいと思います。

 

2.いま一番大事なこと

 私が思う「子育て」で今大事なことは、次の2点です。

 第1に、子どものころ、小学生低学年までに、集団行動に慣れさせること。

 近所の野球教室でも、サッカー教室でも、ガールスカウトでもなんでも

 集団で行動することに「楽しみ」を見つける子育てです。

 

 第2に、スポーツでも芸能でもそれだけで終わらせないこと。

 親が子供をプロ野球選手にさせたいという思いで勉強をそっちのけにし

 野球ばかりさせない。子供を役者やタレントにさせたいと言って、

 勉強を疎かにさせない。

 「文武両道」

 勉強は必ずさせて、成績優秀でいること。

 子供が大きくなって「医者になりたかった」では、遅いですよ。

 子供に「勉強しなさい」は禁句。勝手に興味を持って自分で勉強する子に

 どう育てていくかが親の課題です。

 

3.なぜ「集団行動」が大事か

 当たり前ですが、社会に出れば「人間関係:人脈」がものを言います。

 一人では生きていけない。当然です。

 幼いころから人と接するのが苦にならない子に育てること。

 (「友達何て、めんどくさい」というような子にしないこと)

 そうしないと、社会に出ても会社で誰とも話をせず帰宅する子に

 なり、いずれは居心地が悪いと言って辞めてしまいます。

 

 私は人事部ですから、特に面接時に人の目を見て話しができない、

 こちらの質問に的確に答えられないなど、人とのコミュニケーション不足が

 原因の新卒者がここ数年増えてきています。

 

 SNSだけで会話をしていると人の目を見て話をしない、

 相手の表情を見て的確に話せないなど、問題が出てきています。

 (面接をしていてもキョロキョロしてどこを見ているのかわからない、

 その話はもういいよという表情を読み取れず、こちらが聞いていも

 いないことを長々としゃべる、まるで用意していた内容を一心不乱に

 話しまくる、など「不合格確定」の面談)

 

 この点は、私のような昭和生まれでは考えられない状況が

 ここ数年目立って起こっているのです。

 (大学も一流、成績も優秀なんですがね・・・。)

 

 

4.なぜ「文武両道」か

 最近野球のドラフト会議がありましたよね。

 対象者の背後に沢山の野球部員がいたと思います。

 彼らはこの後どうなるかわかります?

 スポーツだけの三流高校を出て、一流企業へ行けると思います?

 

 ブラック企業で残業代も出ずこき使われ、肉体的にも精神的にも

 潰されて捨てられるそんな現実が待ってますよ。

 

 だから、小学生から成績は優秀でないと。

 

 野球が好きは良いんです。

 社会人になっても草野球でできますから。

 

 プロへ行けるのはほんの一握りです。

 (大京大へは、毎年5700人ほど入学してますよ。プロ野球選手に

  なるより簡単です。タレントやプロスポーツ選手になる夢は良いですが、

  そのために「勉強をしない」というのは間違っています!)

 

 子供を「親の博打」の元手にするのは絶対やめましょう。

 

 5.小学6年生までが勝負

  親のすべてを教えるのは、小学6年生が限界だと思います。

 中学生になれば、そう、「反抗期」を向かえ話を聞いてくれません。

 (私も子供に、うるさい、はいはい、などイラっとすることは

 幾度となくありました(笑)。だから小学生までが勝負と思います)

 

 子供だから難しいだろう、と思う必要はありません。

 吸収力が抜群な小学生の時期に難しかろうがすべて話す。

 少しは覚えてくれてますよ。

 

6.特に勉強の仕方を教え込む

 例えば、小学1年生の国語の勉強の仕方。

 ただ「勉強しなさい」では、どうしたらいいかわかりませんよ。

 だから、文を読む。わからないところは国語辞典で引く。辞書の引き方も

 教える。あいうえお順になっていて・・・・

 漢字も部首や書き順を教える。漢和辞典の引き方を教える。

 一通り終わったら、5W1Hで質問し内容を理解しているか確認する。

 内容の確認が終わったら、ノートにまとめを書かせる。

 文字は書かないと覚えないですよ。主語・述語・修飾語、て・に・を・は、

 など間違っていないか確認する。

 などなど、みなさんが今まで培ってきた知識と経験をすべて使って、

 子供に教えるんです。

 

 小学生の時に学習塾何ていらないですよ。

 そのお金でサッカーや野球道具を買ってあげた方が、友達ができて

 良い影響が出ますよ。

 

 塾では上記のことなんてほとんど教えませんから。

 問題といて解説ですよね。

 それよりも、そもそも勉強の仕方を親が教えないと。

 この時点で、差がついていきます。

 一から勉強法を考えないといけなければ、大変です。

 この時点で、勉強が嫌になる子がほとんどです。

 「勉強しろ」と言われても、どうしたらいいかわからないんですから。

 だから、親がマンツーマンで教えてあげる。

 

 7.小学生の友達関係は親が監視する

  集団でのスポーツでも、子どもの周りの友達が成績が悪ければ、

 別のクラブに移させるぐらいしないと、ダメ集団に巻き込まれます。

 

 特に女の子は注意しないと周りに流されますから。

 おしゃれに走り、ネール、マニュキュアなど消費社会だけの友達関係に

 囲まれると染まってしまい破壊しますよ。

 成績優秀者の中に入れて、一流大学を目指し、お金を生む側・稼ぐ側に

 まわらせないと、ただただおしゃれのためにお金を使うだけの大人に

 なります。

 

 一流企業でキャリアウーマンにもなれば、自宅の副業でさらに稼ぐので、

 おしゃれをしても生活に大した影響は出ません。

 (一流の人が周りにいるのでアドバイスを受けながら、株で儲けたり、

 ネットビジネスで稼ぎますよ)

 

  子供の友達関係は、しっかり監視し、コントロールする。

 

8.まとめ

 以前から書いてますが、子育ては「親が全力」で行うもの。

 自分のすべてを子に伝える。

 子はその上で、親を乗り越えてもらう。

 昭和のように近所のうるさい親父やおばさんがいなくなった

  令和時代は、親がすべて全身全霊をもって子育てしないと

 子が可哀そうに思います。

 

 現に会社の食堂で「くちゃくちゃ」しながら食事する若者。

 箸の使い方、持ち方も滅茶苦茶な若者。

 「この子の親は何を教えてきたのだろう。全力で子と向き合って

 きたのだろうか?」と寂しく思うことが多々あります。

 

 これを読んでいただいた親御さん。

 ぜひ、子どもと全力で向き合ってください。