coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

人事部管理職のひとり言

1.はじめに

 IT業界が進化し、AIが登場し、今会社の事務職を

 単純作業から解放してくれる救世主「RPA」が

 我社でも話題です。

 

 人事部、生産管理部、IT推進部など関係各所と

 合同会議が頻繁に行われるようになりました。

 

 

2.確かに

 RPAは、例えば人事部の仕事で言えば、新入社員や

 中途入社社員の入社手続き、退職手続き、勤怠管理、

 給与計算、などなど、ワンパターンな「作業」は、

 いくつもあります。

 

 私が携わっただけでも、勤怠管理システムと給与計算システムの

 完全な連動で、月末月初に残業多数だった労務グループは、

 今や月末月初もほぼ定時で帰ります。

 勤怠システムでは、毎月曜日先週までの勤怠情報を全社数千名分

 チェックしエラーを本人・上司に修正してもらいます(管理職もです)。

 

 月末に近づくと、36協定上限に近づいた社員には、注意・警告が

 出て、管理職には、注意・警告の対象者一覧が画面で出てきます。

 

 特に工場の作業者や開発部門は注意・警告が大事です。

 これに沿い管理職が部下の残業を自制させ、それでも不可なら

 自部署で調整しそれでも不可なら人事の採用チームに相談する。

 

 システムエラーは、管理職が修正し月末までにオールクリアーな

 勤怠データにさせます。

 すると月初勤怠担当が全社データをチェックし、最近は30分程度

 で済みます(前日のデータ修正が終わっていない管理職へ催促するだけ)。

 そして、月初1日目の夕方には、勤怠データ送信ボタンを押して、

 給与担当が受け取ります。

 

 給与担当が月中に作成し入力した入社・退社などのイレギラーデータを

 取り込み、勤怠データとマッチングさせ、給与計算させる給与計算実行

 ボタンを押せば、数時間後データは出来上がります。

 エラーがあれば、修正しますが、その日のうちに終わります。

 そして給与計算データを財務部に送り、税金や給与振り込み手続きを

 やってもらいます。同時に、給与明細が大型の印刷機に送られ、

 閉じられ、部署別に分けられ、まとめられた状態で各部署に

 社内郵便で配送されます。

 

 

 勤怠担当も給与担当も定型作業の大半から解放され、

 今や「働き方改革」に基づく労基法などの勉強・研修や

「自己目標」として社労士試験の受験などできる環境に

 なりました。ほぼ定時で帰れますからね。

 

 このように「毎月決まった仕事」「毎回決まった仕事」は、確かに

 コンピューターにしてもらった方が早いし正確ですよ。

 

 

3.しかし

 「作業」が無くなったからと言って「仕事自体」が無くなる

 わけではないですよね。

 

 会社としてすべきことはいくらでもある。

 近々「作業」という言葉は、「仕事」の概念から外れるでしょう。

 

 人間の創造性を活かして、人事部なら社員が働きやすい労働環境を

 作り出す必要がある。

 育児環境・介護環境と社員を取り巻く生活環境は、年を追うごとに

 深刻さが増しています。

 また、外国人の就業環境も日本人とは異なり、宗教が重要です。

 無信教と言われる日本人とは違い(生まれたら神社、結婚は教会、

 死ぬときは仏教?とバラバラ)、外国人は自己の信じる宗教は

 1つです。そのため、その宗教のルールに従います。

 

 国際化しているため、それにどう対応するか?

 

 食堂ではハラール食の提供など少しづつ対応はしていますが、

 今後も世界から優秀な社員を受け入れる以上、人事部としても

 対応がいります(例えば、社宅。外国人でくくるのではなく、

 宗教別に分ける必要がある、など)

 

 人事部だけでも「課題」は山積みです。

 定型作業を無くした分、このような課題に人をまわせます。

 人件費の有効活用!

 

 

4.まとめ

 もはや「業務改善」しようもないほど、定型化された作業は、

 コンピューターに任していくことが会社の人件費を

 生産性の高い業務に振れる。

 

 この点でも、私が他の記事で述べているように三流大学や

 学の無いものは「仕事が失われていく」ことになります。

 定型作業しかできない、は近々システムに仕事が

 奪われるでしょうね。

 (回転ずしも、シャリを作るロボットなどもうありますよね。

  寿司なら職人レベルまで行かないと仕事はロボットに

  大半を奪われます。定型作業も無くなりはしないと思います。

  例えば秘書が行う役員の「ファイリング」作業。

  すごく頭を使いますからね。)

 

 上記の勤怠管理や給与計算も、システムを導入した

 「社会保険労務士事務所」へデータを送信すれば、

 給与明細まで人事担当まで送ってくれる近年です。

 (当然、労基法準拠の計算ですよ。日々15分まではカット、などという

 労基法違反はシステムですからできませんよ!日々分単位で残業時間

 を集計し、1か月分の総残業時間から30分未満は切り捨て30分以上は

 1時間に切り上げるという「正規」の勤怠計算ですよ(労基署確認済))

 

 知的生産性の高い仕事しか高い給与がもらえない。

 大工で一流のレベル。ロボットでは追いつかない程度にまで

 技術を磨かないと家もロボットが作りますよ。

 (トヨタホームは工場で機械が各部屋を作って、大型のトラックで運び、

 現地で組み立てると聞きました。2流以下の職人はいりませんよね)

 

 この点からも、高校生以下の子供をお持ちの子育て世代の親御さんは、

 絶対に子供を一流大学に行ってもらう、よく子供に現状の世の中を

 言い聞かせる必要がありますよ。

 

 仕事がロボットに奪われ失業。そもそも三流大学で仕事がない、など

 失業者になりますよ。

 

 また、娘も高学歴でないと貧乏まっしぐらですよ。

 子育て期には、近所でパートももうなくなりますよ。(新規の

 応募が無くなりますよ。採用枠がほぼ無くなります)

 

 一流大学へ進学して一流の資格を取って、子育て中は自宅で

 資格を活かして仕事、それ以外仕事は無くなっていきますよ。

 又は、「社長」。自分で会社を作る。

 

 そのぐらい知識を入れる。周りを一流にする。そうしないと

 多額の借金を抱えて倒産ですよ。三流を周りにおいても、

 高度な知識と広範な人脈がものをいう「起業」は、難しいです。

 

 以上から、令和時代は着実に事務部門でも「定型作業」は

 ロボットにとって代わります。

 

 ですから、今からでも一流の資格を取り、失業しないように

 備える。または、周りに一流をそろえて、「起業」する。

 

 私はもう50代ですから、定年退職が見えてきました。

 一応独立できるぐらいの国家資格は取りましたので、

 準備に入りたいと考える今日この頃です。

 

 資格で仕事をすれば死ぬまで働けますからね。

 

 ささやかな個人事務所を考えてるので、一応「起業」ですかね。

 

 おじいちゃん・おばあちゃん連中(今まで培った人脈)で、

 定年後は頑張りますよ!