coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

勉強の仕方:基本の「き」 ver2

1.はじめに

 そろそろ年度末ですね。

 新入学生や新学期を迎える前に一読いただけたらと思います。

 

 以前から記事で書いてきました。

 特に大学受験を希望する「普通レベル」の高校の生徒に宛てて。

 今回は「勉強」をする前提、基本の「き」を書きたいと思います。

 

 そうそう、他にも箇条書きしますが、

 ・小学校、中学校と「現代文:国語力」もないのに、

 「英語会話スクール」などに行かせても無駄ですよ。

  英語しかできなくなる。しかし、今現在でも、日本の公用語は、

 「日本語」ですよ。英語より、重要ですよ。

 ・普通レベルの高校の生徒が、ネットやユーチューバーのいう

 「一流大学へ進学した人が使っている参考書」など使っても

 「宝の持ち腐れ」ですよ。

 そもそも、高校の授業も付いていけないなら

 理解しきれないですよ。使いきれないですよ。

 などなど、書いてますので過去の記事を参考にしてください。

 

 対象は、普通レベルの高校の大学受験希望者です。

 (子育て中の親御さんもご参考にどうぞ)

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基本の「き」


 

 

 

 

2.頭の思考回路

 普通レベルの高校生は、まずこの点をわかっていない。

 小学、中学、高校と授業のレベル、教科書の内容がレベルアップ

 しているのに以前と同じスタイルで、自分のスタイルを変えずに

 勉強している。

 

 つまり、「暗記型」

 

 少なくとも、一流大学の大学受験では通用しません。

 一流大学へ進学したのなら、「暗記型」では、対応できません。

 どれだけの情報量があるか、大型の本屋(紀伊国屋など)に

 行けば、小学校や中学校の棚の3倍はある。

 覚えきれないし、忘れます。

 

 だから、高校入学前にでも早々に「暗記型」から「理解型」へ

 勉強法を変えていかないと高校で追いつけなくなります。

 (三流大学、Fランク大学と言われる大学へは暗記で行ける

 のでしょう。

 私は旧帝大7大学、早慶上智GMARCH関関同立、地方の

 国公立など、一流大学や有名大学へ進学したい

 「普通レベルの高校の生徒」に向けて書いています) 

 

 

3.理解型の勉強法

 理解型は、人それぞれ違いますが、おおよそ以下の通りです。

 「おおよそ」とは、私が普通レベルでしたので、

 頭のいい親友たちに聞いて私が実践したところ、

 共通点として出てきたことです。

 

 理解型とは、次のステップを踏んで勉強をします。

 ステップ①まず教科書を読んで何が書いてあるか理解する

    (例)現代文なら、教科書の見開き1ページ分を何が

     書いてあるのか理解する。そのために、漢字や熟語、

     分からない言葉を国語辞典で調べ上げて理解する。

  

 ステップ②書いてあることを自分の頭の中で要約する

    (上記の例)文章は「つまり何が言いたいのか」、

      簡潔にまとめる。

      10行の文章なら、3割3行以下で頭の中でまとめる。

 

 ステップ③要約した内容を表現する(言葉や文章で)

    (上記の例)要約した内容を例えば友人に口頭で説明する。

      または、ノートに書いて友人に読んでもらう。

      つまり、他人が聞いて読んで分かり易いかどうか。

 

 この3ステップが、最低限必要です。

  (授業の予習復習で使えますよ)

 

 

 

4.文章を理解する(ステップ①)

 大きな間違いが中学、高校で起こります。それは、現代文です。

 普通レベルの生徒は、「日本語だからわかる」という勘違い

 起こしています。

 自分の知識レベルで中等・高等現代文の内容が調べずに勉強せずに

 分かるはずがない。

 それにもかかわらず、調べず予習もせず授業に出る。日本語だから

 分かったような気になる。

 

 しかし、テストを受ければ100点はおろか90点すら取れない。

 それが現実。勉強しなければ「日本語のレベルすら上がらない」

 ことがわからない。

 

 

5.他の科目も同じこと

 数学で出てくる用語、公式。

 用語も調べようとしない。何となくで通り過ぎる。

 公式はお得意の「暗記」。

 

 そもそもなぜそのような公式ができたのか、

 なぜ最終的にその形になっているのか、実社会でどのように

 使うのか、など疑問に思わず暗記する。

 

 そりゃー、忘れるわ。

 

 暗記しても、人間なので忘れますよ。人間は忘れる動物です。

 あなただけ忘れない特殊な動物ではありませんよ。

 

 世界史も暗記するんですか?

 ものすごい量ですよ。

 

6.要約する・表現する(ステップ②③)

 世界史など歴史ものは一単元ずつ、教科書を読んで自分で

 歴史もの語りにするんです。

 「ローマ帝国」。昔々、はるか昔、ヨーロッパの今のイタリア

 あたりに・・・・。と物語を自分で作るんです。

 自分で作るから頭に残る。テスト前に細かい暗記はすればいい。

 大まかな流れは自作の物語で頭に入ります。

 これが、スッテプ②の教科書の要約と、ステップ③の表現力です。

 

 

6.英語の勉強

 現代文と同じです。

 (逆に英語は単語を調べたり・・・と勉強するのに、

 おなじ言語の勉強である「現代文」を勉強しないという

 間違った方が多々います。)

 

 英文を辞書を引きながら要約し、日本語として成立する文章

 にする。

 単語の意味を連ねた意味不明の文章ではないですよ。

 単語を訳して一度頭の中に保留して、一文全部の単語の意味が

 分かったら日本語の文章となるように頭の中で変換してから、

 和訳を書くんですよ。

 

 英語の和訳がわからない生徒は、単語の意味をそのまま書く。

 

 

 いやいや「英語で書いてある文章を日本語の文章に変換して

 ください」というのが英文和訳です。文章→文章!

  「変換」の意味わかっていますか? 変換時に「過去分詞」など

 どう訳すか技術がいりますが、勉強不足だとこのような変換が

 できません。

 英語と日本語という別の言語を変換するのですから、ルールが

 あります。

  ルール=変換の仕方

 そのルールを単語の暗記以外に勉強するんです。

 

 会社で、英文で送られてきた文章を単語の和訳だけを並べるん

 ですか?

 日本語として通用する文章にするんです。

 

 テストで知らない単語の部分を「空白」にして和訳をしていく。

 こんな日本語の文章は、成立しません。(単語の意味が解らない

 なら、言い換えを前後の文章から考えて書いておく。

 言い換えすらできないならこれも日本語のレベルが低すぎる。

 ボキャブラリーが少なすぎる

 

 そんなことも高校生で分からないとは、一流大学を受ける以前の

 問題。

 

 日本語のレベルが低すぎる。

 

 

 7.基本の「き」

 高校の授業はレベルが格段に上がります。

 中学まではまだ義務教育ですが、高校は行きたい人が行く。

 大学と同じ。

 だから、しっかり勉強しないと付いていけないんです。

 そして、授業についていき更に大学受験、一流大学や有名大学を

 受験しようとすれば、さらなる高いレベルが要求されます。

 

 問題文を読んで「理解し」「要約し=何を問われているのか」

 「表現する=マークする。答案に書く」。

 この流れができないと、問題文の読み違い、出題者の意図が読めず

 間違った回答をする、答案を書いても意味不明・誤字脱字など

 日本語として不成立で不正解。

 採点するのは大学の教授です。幼稚な文章では合格点は

 つきません。

 

 ぜひ、上記で示したステップ①~③を意識して、「理解型」の

 勉強方法に変えてください。