1.はじめに
やっと緊急事態宣言の段階的解除がはじまりましたね。
少し希望が見えてきました。
しかし、残念な報道もされていますね。
休日にマスク無しで繁華街に出ていく。
自己中心的なんですかね。新型コロナウイルスが消滅したなんて報道されていないのに・・・。
医療従事者の方の努力や今まで自粛営業してきた方々の努力を無にする行為だと思います。残念です。
まあ、ほとんどの方は、ルールを守って段階的に日常を取り戻していこうと考えていると思っています。
私の住む田舎でも、道にほとんど人がいないし、すれ違いもしないので、「マスクは携帯する」になりつつあります。
2.ある飲食店での出来事
そんな中、妻と久しぶりに外食に行った時のエピソードを書こうと思います。
まあ、良くある田舎の中華料理屋さんです。ガイドブックにも載っていない地元の有名店です。こういう店は、中毒性がありますよね。なぜか食べたくなる。地元が違う妻も、中毒者です(笑)
久しぶりに行くと、大学1年生らしい新人アルバイトがいました。
明らかにわかりますよね。動きがまだ馴染んでない。
私たちが入店すると、その新人君が「2名、ご来店です!」と店内に響く大きな声。
すると、すかさず店長が「2名「様」、ご来店ありがとうございます!」と、大きな声で言い直した。新人君は店長にすぐに呼ばれ、「お客「様」、ご来店頂いているんだから」と再教育されていました。
3.いい経験を積んでいると思います
私も大学生の時は一人暮らしだっため、食事にありつけるように「まかないつきの」飲食店で4年間アルバイトしていましたから、新人君のことはよくわかります。思い出します。
社会に出れば、お客様からお金を頂きそれが給料となり返ってくる。
お客様に気持ちよくお金を払っていただけなければ、もう2度とご来店して頂けない。
このことは、高校生まで学費や塾代など親が払い、さらに親から小遣いをもらっていたため、「お客様からお金を頂く」大変さがわからないんですよね。
これは、就職の際に面接担当者が気にする点です。「人物評価」の大事な1項目です。
「お客様からお金を頂く」大変さがわかっていないと、間接的に会社の物、例えば裏紙コピーを使う意味やタクシーを使うのか待ち時間はあるが電車やバスを使うのかなど、経費削減に対する思いもなかなか伝わらない。
会社に仕事があること自体、ありがたいこと、もわからない。
社内での「言葉遣い」がわからない。
相手の立場に立って仕事が出来ない。相手の欲しい状態で次の職場に仕事を渡す発想がない。
など、学生時代に飲食店など経験していれば、直接お客様と接するため、経験が積まれて社会人になっても上司や先輩の言うことが理解できる。
4.使えない新入社員
他方、研究ばかりの理系や上から目線になりがちな塾講師、ましてやアルバイトをしたことが無いなど、社会経験が少ない就活生は人事部に警戒されていますよ。
「お勉強ばかりで我がまま」「たった5教科7科目が全てと思っていないか?」「そもそも言葉遣いは大丈夫か?」などなど問題が多いことは、過去何十年にもわたる採用活動で立証されていますから。
お客様のペースに合わせる。当たり前。お金を出してくれるのは「お客様」。
レジでもたついていると、指先でトントンして苛立ちをあらわにするコンビニのアルバイト。こちらが不快です。
たった5教科7科目で優越感に浸る高学歴者。社会に出たらその数十倍、数百倍勉強ですよ。入社1年経っても、我が会社の商品を一つも売ったことが無いので、会社からすれば「無能」ですよ。
接客が必要なアルバイトをしていないため、言葉遣いが友達感覚。すぐに先輩や上司に嫌われます。自己責任なので人事は介入しません。言葉遣いなんて自分で習得するものですから。
この点は、体育会系が素晴らしく上司や先輩から好かれ、仕事も詳細に教えてもらえます。礼儀正しい人が多い。そのため、早いうちから職場に打ち解け、結果を出していきます。
5.まとめ
学生時代のアルバイトは大事ですよね。今はいろんな業種がアルバイトを募集していますが、個人的にはやっぱり飲食業が一番良い経験ができると思います。
いろんなお客様が来店され、様々な接客方法を身につけことができる。
常連様なら気さくに話しかけると実は喜ばれる。常連感が出るようです。
子連れのお客様や高齢者様への丁寧な対応。お帰りの際に、「ありがとう」と言ってもらい嬉しい時が多々ありました。
(子連れのお客様や高齢者様へ丁寧な接客をして時間がかかっても、普通は店長から怒られたりしないですよ。そのお客様がまたご来店いただいたり、良いうわさが広まれば店にとってはありがたいので)
やっぱり、直接お客様に接する「飲食店のアルバイト」が、「大学生のアルバイト」として良いと思います。
大学も徐々に始まると思いますので、先を見てアルバイトをはじめましょう。