coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

子育て:大学進学だけではない。高卒で就職!

1.はじめに
 新型コロナの影響で来年採用の大卒の雲行きが
 怪しくなってきましたね。

 今まで通りの業界就職では、間口が狭まっている
 ため、なかなか就職の内定が出ない。

 しかし、このコロナ禍でも通常の業績や絶好調の
 業界もあります。
  ネットやメディアに惑わされずに冷静に
 企業業績を分析すれば、意外な企業の業績が
 良いということは良くあることです。

  大学へ進学して「優良企業へ就職」を
 考えているのなら、周りに流されず冷静な
 業界分析・個別の企業分析が重要です。


  さて、今回は、「大学進学だけがすべてではない」
 点について、少し書きたいと思います。

  私の記事は、関東関西以外の「地方」の方向けです。
 大都市の方には合いません。

  また高校も偏差値50台の普通科高校生向けです。

  私自身が、田舎者で高校が偏差値50台の
  普通科高校へ進学していたためです。

 

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高卒で就職


2.親子でしっかり話し合う
 大学進学について、①子ども自身にやりたいことがある。
 ②偏差値が60を超えている有名大学への進学、ならまだしも、
 それ以外なら、大学へ進学する必要があるのかしっかり親子で
 話し合う必要があります。

 

 ①について、どうしても「大卒」の学士が欲しい。
 それは、資格試験などで「大卒」が要件となっている
 場合がある。
  しかし、この場合でも、「学部」がその通りなのかが
 親として確認する必要がある。
  現状、医者や薬剤師などである。子供が理系科目が強くなければ
 「本当か?」と疑う必要がある。

 一般的な資格なら、別に高卒で就職後、通信大学で「大卒」は取れます。

 


 ②について、大企業へ就職したいのなら、一流大学や有名大学へ
 進学する必要がある。しかし、偏差値60もないような大学へ
 進学するなんて大した意味はない。
 (学歴フィルダーではなく、就職試験で高得点が取れません
  だから、書類審査も通りません)


  大企業へ行きたいのなら、「高卒」で就職した方が、
 入りやすい。

 

  また、「東京の大学の方が大企業へ就職できる」という
 子どもの口車に乗って偏差値60もない大都市の大学へ行かせるなんて、親のお金の無駄ですよ。
  結局、名も知らない会社へ行けるかどうかです。

 

  以前の記事でも書きましたが、特に東京で就職する場合は、
 一流企業は多いですが一流大学・有名大学も沢山あり、
 就職活動は激戦なんです。
 東京大学一橋大学東京工業大学早稲田大学慶應義塾大学の就活生が軒並み「内定」を取って行きますよ。
 それ以外の大学ならオコボレを頂けるかどうかです。
 「それ以外」にも、上智、青山、明治、立教、法政、中央、東京理科などなど有名大学がひしめき合っています。
  関東関西の就活は激戦なんです。

 

  それに比べて、例えば「九州地方」なら、九州大学へ進学すれば、天下ですよ。田舎へ戻ってくる関東関西の大学生なんてわずかです。
  九州にある大企業へ就職すればいいだけの事。
  わざわざ激戦の東京へ行く必要もない。
  九州大学なら、県庁や市役所への就職も有利。
  北海道なら「北海道大学」。
  東北地方なら「東北大学」。
  そして、私のおすすめは中部地方で唯一の旧帝国大学である
  「名古屋大学です。特に愛知・三重・岐阜の東海エリアには、
  大企業がいくつもありますから。
   おすすめは、名古屋大学です。
   しかし、私の記事は偏差値50代の普通科の高校生向けですから、大変な難関大学です。高校の成績は、上位10%以上ですよ。


3.高卒で就職すべき判断基準
 そもそも私の記事では、大学進学が微妙なラインの方が対象です。
 偏差値50台(偏差値50~59)あたりなら、地元の国公立大学の方が
 無難ですよ。役所への就職が有利になる。

 また、私の記事では偏差値50も無いような三流大学は、
 行く必要がありません、と言っています。
 普通に勉強していれば、偏差値は50を超えていきますよ。
 偏差値50も無いということは、普段から勉強をしていないんです。
 それなのに大学へ進学して何を勉強するんですか?
 何を研究するんですか?

 進む道を間違えています。

 

 高校で普通科に進学した子は、約235万人。
 センター試験受験者が、約52万人。
 偏差値50以上で、約26万人。

 ここに入っていないなら、高卒で就職!

 

 偏差値60以上で、上位15%で約7.8万人。
 ここに入っていないなら、地元の国公立へ進学して地元へ就職。

 

 つまり、全国偏差値が50も無いなら、「高卒で就職」です。
 高校1年2年の成績で、親は判断すべきです。
 また、子どもにも「高校での成績が悪いのなら大学へは行かせない。高校卒業で就職」と宣言しておくべきです。

 

 下手に三流大学へ行っても、ブラック企業しか採用枠がないですから。

 

 「高卒で就職」

 

4.高卒で就職も悪くない
 高卒で地元なら、一流企業に入れる可能性が高いです。
 うちも田舎にある大企業ですが、高校で普通の成績で
 「部活動」をしっかりしていれば(レギュラークラス)、
 就職できます。

 

 大卒は一流大学・有名大学(偏差値60以上)がほとんどです。

 だから、「高卒で就職」した方が、有利なんです。

 

 高卒で公務員。地方公務員を受験して就職することも
 大卒で「国家公務員」を受験するより有利です。

 また、大卒でも地元の三流大学ではまず受かりませんよ。
 地元一の国公立から就活生が来ますし、都会の一流・有名大学から
 地元に戻ってくる就活生が一部いますので、地元の三流大学が
 入り込む余地はまずありません。
 つまり、筆記試験で三流大学レベルでは勝てないんです。
 勉強嫌いが「就職試験」という勉強の成果を見る試験で
 勝てるはずがない。
 普通に考えればわかること。

 

 地元の優良企業の就職試験も同じこと。
 地元一の国公立や都会の一流・有名大学から
 地元に戻ってくる就活生が一部いますので、地元の三流大学が
 入り込む余地はまずありません。採用枠自体が都会よりはるかに
 少ないですから。

 だから、就職に有利な「高卒」段階で就職するんです。

 

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高卒で勝ち組

5.まとめ
 私の時代もそう。
 40代の後輩時代もそう。
 30代の後輩時代もそう。

 中学時代に「中途半端」に成績が良かったから、普通科高校へ
 進学したが、一流・有名大学へ行くレベルには達しなかったため
 意味のない三流大学やFラン大学へ進学して、結局ブラック企業しか就職できず数年で退職して、フリーター。

 

 他方で普通科に行けず「工業高校」へ行き、勉強もそこそこして
 部活動を一所懸命していた子は、地元の大企業・一流企業の
 生産部門へ就職して、今は「工場長」や「部長」。

 また、高卒で「地方公務員」となり、安定した生活を手に入れる
 コースが結局勝ち組になっているんです。

 

 この明暗は、どの地方でもある話だと思います。

 中途半端な中学の成績が、人生の明暗を分けている。

 

 この点を、親御さんがしっかり認識して、子どもを勘違いさせないように導いてあげてください。
 「普通科」→大学進学、という「幻想」です。

 

 大学は、偏差値60以上無いと社会で認められませんよ。
 それぐらいが、「有名大学」と言われる最低ラインです。
 (一流大学=偏差値70クラス。有名大学=偏差値60クラス。
  二流大学=偏差値50クラス。で使っています)


 「高卒で就職」は、二流大学・三流大学から就職するより、
 有利ですよ。