coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

受験勉強:効率的な勉強方法

1.はじめに

 田舎に住む2児の父親です。

 自らの高校受験や大学受験、社会に出て

 からの資格取得試験での経験から、「合格

 する人と落ちる人の違い」を、一つ書きたい

 と思います。

 

 簡単に言えば、受験勉強で「1日、

 何時間すれば合格ラインに達するか?」

 などという点についてです。

 

 中学受験や高校受験で、子どもが何時間

 も勉強しているのに成績が思うように

 上がらない、という疑問をお持ちの

 親御さんも参考にして、お子さんの

 勉強ぶりをじっくり見てあげてください。

 

 今回の記事は、

 「普通レベルの高校生」と「一流高校の

 高校生」の「勉強の姿勢の違い」

 です。

 

 私の記事は、田舎普通レベルの高校生

 向きです。

 

 

2.普通レベルの高校生(偏差値50台)

 私のような普通レベルの一般高校生は、

 授業の予習復習も

 「まあこんなもんか」

 で終わらせます。

 (予習復習しないこと自体、問題外です)

f:id:coffeebreak15:20200801201335j:plain

いい加減な勉強で何時間勉強しても成績は大して上がらない

 

 英単語のスペル一つ取っても、いざ書いて

 みると間違える。

 世界史の人物名も間違える。

 正確に覚えていない。

 だから、予習時間は無駄になり、また

 一から復習。

 一からとは、単語や人物名の暗記という

 前準備からやり直しということ。

 

 予習に費やした時間は「無駄」なのです。

 

 その復習もいい加減だからテスト前も

 曖昧にしか思い出せず、また一から復習

 するというテスト勉強。

 

 そんなことしていたら、ガリ勉しない

 と偏差値60以上の有名大学にもいけない。

 

 時間的にも精神的にもゆとりのある

 受験生活を送れません。

 

 (追記)高校時代や大学時代、社会人に

 なってからの資格試験時代、どの時代も

 仲間と勉強する時間を設けていました。

 (身近にいるレベルの高い人たち(集団)

 を体感するのです。自分よりレベルの

 高い人としなければ、レベルは上がり

 ません。

 レベルと言ってもテーマは色々ですよ。

 私は草野球をしていたので、元高校球児

 や大学野球をしていた人に練習相手に

 なってもらい、いろいろ教えてもらい

 ました)

 

 高校時代に、頭の良い集団から

「一緒に勉強する」と誘われ、1週間

 ほどの勉強会に参加しました。

 例えていうと、全国模試前の1,2年

 の勉強の総復習みたいなものです。

 1日で約1科目、教科書だけを総復習

 するのです。

 

 とにかくスピードが速い!しかも的確!

 

 その科目が得意な人が進行役になり、

 教科書をペラっとめくったら、

 テーマと理屈を簡潔に説明する。

 他のメンバーが注意点を言ったり、

 不安なところを質問して確認したりして、

 1分から5分程度でどんどん進んで

 いきます。

 

 ついていけない(泣)

 

 偏差値70以上の一流大学に、受かって

 いく生徒のレベルの高さを体感しました。

 

 このスピード感と的確性・正確性が

 無ければ、今の私は偏差値60以上の

 有名校すら受からないと危機感を感じ

 ました。

 

 

3.頭のいい生徒

 一回で完璧にするという

 姿勢で勉強する。

 単語のスペルも正しく書けるまで

 何度でも書く

 

 しかし、時間がかかるので単語を

 分解し出す。

 つまり、接頭語・接尾語など。

 単語のブロックを暗記し出す

 (英語の辞書で単語を引けば、

 単語の中に「・」が付いてますよね。

 英語辞書の使い方を、表紙裏から

 細かく書いてありますが、チャンと

 読んでから使ってますよね?

 当たり前ですけど。

 それすらしていないということは、

 辞書の機能を十分使っていませんよ。)

 

 すると、授業が進んで新しい単語が

 出ても、スペルのブロックの組み合わせ

 と考えるから、一度でスペルを間違えず

 に書けるようになっていく。

 

 世界史の人物名も同じ。ブロックに

 して分解して組み合わせる。

f:id:coffeebreak15:20200227165317j:plain

効率的な勉強方法を自分で確立して楽しい高校生活

 

 私の親友の天才・秀才君の一人は、

 頭を使って 短時間で 完璧に できる 

 自分らしい方法工夫

 していました。

 (自分の脳みそは、自分しかわからない

 ので、「自分で考えて編み出す」しか

 無いですよ。他人の真似をして

 自分で効果のでるやり方に少しづつ

 変えていくのです。

 社会人が好きなPDCAを回す」

 P成績優秀者の真似で、今回のテストは

  こうしてみよう

 D実際にやってみる

 C効果があったものと無いものを評価

 する

 A効果が無かったものを修正して再び

 修正案でやってみる

  これの繰り返しです) 

 

 数学・理科はまず理屈!

 数学・理科は、「自然科学」のため、

 どのような自然現象についての公式

 なのか、わかって勉強していますか?

 理解して公式など使ってますか?

 (物理の放物運動なんて、野球を

 していたら具体例がわかりますよね。

 物体の落下も、机から落ちる消しゴム

 で具体的にわかりますよね。

 ボールの遠投を自分で計算して

 みればいい。

 教科書だけ見て、公式だけ暗記しよう

 とするから間違えるし、わからなくなる。

 「自然」科学です。

 身の回りに起こっている現象です。

 数学も化学も同じ、「自然」科学

 です。

 「生物」だけではありません) 



 公式の理屈がわからないなら、

 調べまくる。

 成績優秀な「親友」に聞きまくる。

 納得できるまで

 

 そうすると忘れない。問題を見る、

 教科書を開く、それだけで徹底的に

 調べ上げ理解したことがよみがえる。

 

 だから、間違えが少なく、復習する

 時間が短いので時間の余裕ができる

 精神的にも余裕ができる。

 

 「暗記」は忘れますよ。

 人間は「忘れる動物」です。

 

 私の親友の秀才くんは、

 この勉強方法だったから、

 スポーツ部で朝練、授業後の練習と

 年中練習や試合をしていたが、

 成績は学年トップクラス

 楽しい高校生活だったと言っている。

 (この勉強方法を知っているから、

 スパルタ校は、高校生活がつまらない

 んだろうなと思います)

 

 

 

4.「いい加減」は無駄な時間を

 費やすだけ

 

 勉強が趣味なら別ですが、私のように

 効率的に勉強してあとは友達と楽しく

 過ごす高校生活を送りたい生徒は、

 「一回で完璧にする」勉強方法を

 確立する方が良い。

 (一回で徹底的に調べて、内容を理解

 する。一回で暗記する方法を自分で

 編み出す。などなど何度も同じことを

 せず効率的に勉強する) 

 

 高校1・2年で長時間の勉強が当たり前

 になると、3年時のラストスパートで

 勉強時間を増やせなくなり、睡眠時間を

 削ることでさらに効率が悪くなるという

 悪循環になる。

f:id:coffeebreak15:20200817211145j:plain

ラストスパートが出来なくなる

 

 いい加減な勉強方法ならやっても

 効果は薄い。

 

 一日5時間勉強しても、

 結果として頭のいい生徒の

 1時間程度の点数しか取れて

 いない。

 (以前も書いた、現役京大生が、世界史の

 教科書を1週間で読んで共通テストを

 解いたら80%以上得点できたという

 動画。速読と自分の頭の使い方を

 よくわかっているんだなと思います。

 世界史を80%得点するのに、何か月も

 かかっていたら、勉強方法を見直した方が

 良いということですよ)

 

 自分の勉強方法を見直す。頭のいい友人の

 方法をマネする。

 何人も教えてもらいマネをする。

 すると自分に合う方法があるかもしれない。

 

 数学は、○○さんの方法だな。社会は△△君の

 方法を変形しよう、など。

 でも、親友ぐらいにならないとなかなか

 「本質」は教えてくれない。

 彼・彼女の、ある意味「企業秘密

 だからです。

 

 

5.ひたすら問題を解く非効率さ

 数学などひたすら問題を解きまくる方が

 います。

 テスト前や大学受験前ならまだ理解でき

 ますが、高校1年からそれをすることは、

 非効率です。

 

 考えてみればわかりますが、

 理屈も理解せずに解きまくって、そのうち

 答えを覚えて解けるようになった気に

 なる。

 

 しかし、大学受験は見たこともない問題が

 出るのです。

 それを解くのは、例えば「数学」で言えば

 各単元の理屈を理解しており、その上で、

 ①問題文が何を聞いているのか?

 ②どうアプローチすればいいのか?

 を現場で考え、答案構成をして、

 採点者に読みやすい答案を作成するのです。

 

 私が書く記事は、対象が普通レベルの

 偏差値50台の生徒です。

 そのため、まず「理解」が先です。

 問題を何問解いても1問につき1解答しか、

 できなくなります。

 

 理解していれば、複合問題も紐をほどく

 ように分解でき、数学の各単元で

 アプローチができ解答までの筋道が

 見えてきます。

 

 そのため、問題を数こなす前に、

 まず、「理解」です。

 (logって何ですか?)

 

 それが出来たら問題集です。

 特に大学受験用の複合問題が出る

 問題集です。



6.ひたすら英語の辞書を引く・英単語帳を

 覚えまくる非効率さ

(1)英語の辞書を何回も引く非効率さ

 教科書でわからない単語が出てきたら、

 辞書で調べますよね。

 

  その際、その単語の意味がわかった

 だけで辞書を閉じていませんか?

  その単語の、名詞形、動詞、形容詞、

 副詞、熟語、接尾語・接頭語、類似語

 などなど周りにあるのにちゃんと調べて

 覚えていますか?

  後から、形容詞が出てきたら、

 「又辞書を引く」のですか?

  その単語の熟語が出てきたら、

 「又辞書を引く」のですか?

 

  atやonなどの前置詞について、細かく

 読んで理解しましたか?

  文法問題や熟語問題の空欄補充で

 間違えることは無いですよね?

  辞書で引いて理解していれば、

 空欄補充問題なんて得点源ですよ。

 

  辞書を最大限に使っていないから、

 不要な参考書や問題集を買わないと

 いけなくなり、またそれをこなすのに

 「無駄な時間」を使っているんですよ。

 (親からすれば、辞書があるし、学校の

 副教材もあれば、無駄なお金の出費

 ですよね)

 

 あるものを最大限に活用する!

 

 教科書や副教材以外に

 買うのは、必要最低限にしないと

 やりこむのが大変で受験当日までに

 マスターできませんよ。

 (絶対いるのは、志望校の赤本、

 共通テストやセンター試験

 過去問。

 大手予備校の「全国」模試の受験料。

 後は、高校3年時の志望校コース

 の授業料ですね。)

 (副教材が少ない高校なら、

 英語の基礎問題集(文法、英文解釈)

 、単語・熟語帳など最低限)

 

(追加)

 普通レベルの高校生がよくする無駄!

 ムダなノートづくり!

 最低限で良いんです。

 

 そもそも授業の段階でも、教科書に

 書き込んでいけば、それを見るだけで

 予習や復習が蘇ります。 

 いちいち教科書とセットでノートを

 持ち運ぶのですか?

 英語の和訳は、ノートに書く必要があり

 ますが、単語の意味は教科書に書き込め

 ますよね。

 そもそも今までの勉強の仕方では、

 せいぜい偏差値50台しか取れない

 ことが高校受験で証明されています。

  大学受験をしたいのなら、そこから

 偏差値を10以上上げないと戦えない

 のです。

  つまり、勉強方法自体、ガラリと

 変えないと戦えません。

  相手は、高校の偏差値が60以上の

 集団ですよ。(ここが大学受験で偏差値

 50~55ぐらいになるため)

 

  よく考えてくださいね。

 

7.まとめ

 以上のように大学受験の成績優秀者と

 普通レベルの高校生では、勉強に対する

 取り組み姿勢が全く違います。

 

 普通レベルの高校生が、土日の

 1日12時間勉強しても、

 成績優秀者の3時間程度です。

 (完璧にする勉強方法を持っていない

 から、何度も何度も同じ間違いをして

 何度も何度も同じ復習をしているんで

 すよ。そして最後の最後は「暗記」と

 いう力技で本番の緊張で忘れて「終了」

 というのが私の周りの実情です)

 (旧式ですが、進学校へ通い東京大学

 現役合格した私の友人は、英語の辞書で

 一度調べて周りも理解し覚えたら、

 「そのページを破って」ましたよ。

 彼の英語辞書はスカスカでした。

 「もう二度と戻らない!」という

 勉強法で東大に受かっていました。

 成績優秀者はその位の勉強方法を

 確立してムダな復習時間を減らしています)

  (普通レベルの高校生によくあるのは、

 高校3年生の大学受験期に、

 「教科書に書いてることを質問してくる」

 というお粗末さです。

 「そんなこと1,2年の授業でしただろ!」

 という低次元も普通にいるということです。

 まあ、偏差値50もない三流大学や

 Fランク大学へ行きましたけど。

 

 つまり成績優秀者は、差の9時間

 他の勉強をしたり息抜きしたりして

 勉強効率をあげますから、

 成績の差はなかなか縮まらないのです。

 

 普通レベルの高校生は、

 勉強の仕方を根本から変えないと、

 いくら勉強しても5科目すべて

 偏差値60を超えないですし、

 偏差値60以上の国公立・有名大学以上は

 なかなか受かりません。

 

 そのためにも、成績優秀者と

 一緒に勉強して「体感」するのです。

 

 「勉強は一人でするものでは、

 ありません」

 

 

 

    日々「改善」が求められるメーカーの管理職より