coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

大学受験:大学を受験したい高校1年生諸君へ

1.はじめに
 新型コロナの蔓延、大雨による洪水被害など
 日本が大打撃を受けています(8/14時点)。
 ある意味自然災害ともいえるので、耐える
 しかないですね。

 私は田舎者なので、「なんで都会の人たちは、
 新型コロナが蔓延しているのに、お酒を飲み
 に行ったりと敢えて危険をおかす行動を
 とるのだろう?」と思ってしまいますが、
 田舎者にはわからない、都会の事情が
 あるのだと思っています。

 

 さて今回は、高校生の夏休みの今の時期に
 「大学受験を考えている高校1年生」
 向けて、メッセージを送りたいと思います。

 私の記事は、田舎者が書く記事ですので、
 田舎者を対象としています。
 そのため、進学先は国公立大学」が前提
 です。
 田舎の地方に、まともな私立大学など
 ありませんから(行く必要無いですが、
 行くならそもそも「推薦」ですよ。
 受験するまでもないレベルです)。

 

2.勘違いな大学受験生
 私の記事は、田舎の偏差値50台(50~59)
 の高校を前提に書いています。

 このゾーンが、大学受験で最も多い
 ゾーンになります。
 つまり、大学受験時には偏差値50前後から
 偏差値30台に至るまで幅広く存在します。
 はっきり言います。
 そもそも、大学受験をする学力が無いのに
 「勘違い」して大学を受験するゾーンです。

 偏差値50未満の私立文系など、進学しても
 意味無いですよ。
 動画サイトでも出ているように、
 ・授業の内容が中学レベル
 ・文系の授業は、動物園のようにうるさい
 ・理系でもまともな研究ができない
 ・三流大学では、教授もまともな研究が
  できていない。
 などなど、明らかになってきています。

 4年間行くだけ無駄なので、高卒で就職
 した方が、良い就職先が見つかります。
 例えば、高卒で地方公務員を受けた方が、
 大卒で受けるより、合格者数が多く、
 受かりやすいという職種もあります。
 また、地元の大企業も高卒を大量に採用する
 メーカーがあるはずなので、高卒で就職した
 方が有利です。
  大卒の方が採用枠が少ないので、二流・
 三流大学卒では、まず受かりません。
 特に、私立文系の偏差値50台の大学では、
 地元の大企業はまず受かりません。
  私立文系なら、偏差値は65以上の就活生が
 しのぎを削るので。(私の勤める会社は、
 地方の大企業ですが、大卒はそのクラスです)
  だから地方は「国公立」が有利なんです。

 

3.大学の受験生と高校レベル
 偏差値50台の高校の進学先は、以前にも
 データで示したように、ほとんど偏差値
 50もない三流大学です。
 行く意味ありませんので、「高卒で就職」
 です。

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偏差値50台の高校の進学先

 

 偏差値50台の高校では、上位10%未満で
 旧帝早慶や偏差値60以上の国公立、  
 上位25%で偏差値50以上の国公立です。

 この意味を以下で説明します。

 

4.大学受験のステップ
 大学受験に必要な学力について、ステップ
 別に説明すると、

 step1.教科書の完全理解
  大学受験の前提となる「基礎レベル」
  です。
   大学受験はそもそも「高校の学習指導
  要領」にそって出るので、「教科書」の
  習熟は必須です!

 step2.共通テスト対策
   大学受験の標準レベルです。
   得点率80%を目指します。
   5科目すべてで、80%です。
   平均ではありません。

 step3.中堅国公立(偏差値50台)
   地元の県立大学や市立大学レベル
   ★記述対策が必要となり、文字を奇麗に
    早くわかりやすく書く、訓練が必要。
    誤字脱字や英語のスペルミスなど
    しないようにするなど、マーク式と
    違いやることが増える。

 step4.難関国公立
   偏差値60前後の難関国公立

 step5.超難関国公立
   旧帝国7大学など、日本トップクラス
  の大学

 これでもわかるように、高校1年2年で
 授業の予習復習を毎日して、テスト前
 勉強をして、テストで5科目すべてで
 90点以上を取っていないと、そもそも
 大学受験をするための「基礎力」が付いて
 いないということです。
 
 考えなくても分かることですが、
 あなたが中学時代に成績で勝てずに
 偏差値60以上の進学校へ行った
 クラスメートが、大学受験では偏差値
 50台になるのです。

 そのクラスメートを追い抜き、かつ、
 偏差値65や70の超進学校へ進学した
 彼らと戦い勝たなければ、いけないのです。

 偏差値50~59程度の学校は、大学進学
 を意識した生徒が少ないですが、偏差値60
 以上の進学校は、大学受験を意識して高校
 1年時から基礎学力の構築をしています。
  つまり、「教科書を完璧にする」という
 ことです。
 (まず教科書なので、高校1年2年は部活動
 ができます。仲間を作りましょう)

  それをいい加減に済ませてしまう偏差値
 50台の高校生は、高校生活の2年間で
 圧倒的な差ができてしまうのです。
  「2年間の積み重ね」が大きいのです。

 

(補足)有名私立大学を受験する方へ
 高校3年にもなると早稲田や慶應をはじめ
 「有名私立大学を受験する」と言い出す
 国公立諦め組がいます。
 (早慶、MARCH、関関同立など)


 しかし、よく考えてくださいね。
 「有名私立大学」は3教科でも難問が
 多数出ますよ。教科書の副教材の注書きに
 小さい字で書いてあるような用語や解説が
 普通に出てきます。
 また、私立大学受験のために専用の参考書
 が必要な場合もあります。
  そもそも「教科書すら完璧に終わらせて
 いない」のに、分厚い参考書を買って
 高校3年生から始めるのですか?
  私立大学は、3教科だからこそ、
 教科書レベルやその応用レベルでは
 差がつかないので、つまり、合格者は
 その程度は「完答」するので、さらに
 細かい知識を出題して「合否」を決する
 のです。
 (必要な知識レベルは、たった3教科の
 ため、step.5レベルですよ。それなら、
 5科目をstep.4まで終わらせて偏差値60
 前後の国公立を狙った方が無難な気が
 します。step.4レベルの国公立までは、
 問題が素直です。基礎→応用→ハイレベル
 とステップアップでき、難問奇問も出ません)


 有名私立大学ほど、なおさら、

 難問奇問が出ますよ。

 

5.大学受験をするために
 そもそも公立の学校であれば、私立と違い
 「先取り学習」をしていないのが通常です。
 そのため、公立学校の授業の通りに進んで
 行くと高校3年時に、まだ受験科目の
 標準レベル(共通テスト5科目で6割以上
 得点できること)に至っていない
 ということになります。

  だから、高校1年時の夏休み
 に、特に「数学」「英語」を1年先取りして
 勉強していくのです。
  高校1年時の夏休みに、高校2年で行う
 数学、例えば数学ⅡBの教科書とガイドを
 買って自分でやり終わらせるのです。
  最低教科書は終わらせるのです。
 英語も同じです。2年で授業をする英語を
 1年の夏休みに終わらせるのです。
 (大学受験を意識している仲間と進めるのも
 良いと思いますし、数学と英語の先生を
 巻き込むのも良いと思います)

  高校2年時の夏休みに、共通テストの
 社会や理科を解く(1年時に終わっている
 科目は解けますよね)。
  当然、高校2年時からは、共通テストの
 国語、数学、英語を順次解いていきます。

  国語、数学、英語は、1年時に先取り
 しているため、高校2年の夏休み及び
 2学期以降に、社会・理科と同様、
 共通テストの問題を解くことができます。

  これで、高校3年時には、大学受験の
 ための「基礎学力」と「標準レベルの学力」
 が付く又はどれだけ足りないかわかるため、
 高校3年の1学期と夏休みで、補強する
 のです。

  そして、高校3年の2学期から、志望校
 の赤本をはじめ、2次試験対策用の問題集
 などを解きまくる。または、受験予備校で
 対策するなどして、合格に向けて進んで
 行きます。

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高校3年はラストスパート

6.まとめ
 上記からわかるように、偏差値50台の
 高校生は、高校入学とともに大学受験を
 意識して、まず「教科書を使った基礎固め」
 をするということです。
 (高校に進学した以上、当然のことなの
 ですが、偏差値50台の高校の生徒は、
 教科書レベルも付いていけなくなります)
  そして、「教科書レベルの先取り学習」
 をしていくことです。

  相手は、偏差値60以上の進学校へ行った
 中学時代のクラスメートですよ。
  毎日コツコツコツコツ予習復習をして、
 中間テスト、期末テストで「90点以上」
 を連発した彼(又は彼女)です。

  あなたは、その「彼」に追いつき、
 追い越さないと、二流大学以下しか
 受かりませんよ。まあ普通は、行く価値
 もない三流大学しか受かりませんが。

  つまり、あなたはクラスで最低でも
 3番以内にいないと大学受験する必要も
 無く、就職した方が将来性がある
 いうことです。
 (二流・三流大学へ行くより、高卒で
 就職した方が良いということは、私の
 別の記事で書いています。そちらを
 ご覧ください)

  私の大学生の子どもたちの友達で家庭教師
 をしている子が、高校3年生の今の時期
 から勉強もしてこなかった子を「大学へ
 進学させて欲しい」と依頼が来るそうです。
 「まず無理です。」と応えるそうです。
 偏差値50台の高校で勉強していないなら、
 「大学を受験するだけの基礎学力」すら
 ない。
 後6か月で2年分+αを時間的に補えない
 のです。(先に書いたように、基礎力を
 付け(高1,2の2年分)→標準レベルに
 引き上げ→各大学が求めるレベルに引き
 上げる、という3ステップがあるので、
 6か月では間に合いません)

  いい加減な大学受験予備校へ駈け込んで、
 「大丈夫ですよ。頑張りましょう!」と
 言われて、高い授業料払わされて、
 挙句の果ては、三流大学。
  意味なかったですね。
  お金の無駄です。

 

 高校へ入学したての1年生の諸君!
 大学へ進学したいのなら、国公立で偏差値
 60以上の大学へ行きたいのなら、
 最低教科書程度は完全に理解しましょう。
  つまり、予習復習、テスト前勉強、
 中間・期末テストで5科目すべてで
 90点以上とり、クラスで3番以内にいる
 ということです。
 「理解する」=あなたがクラスメートに
 教科書を使って授業ができるというレベル
 です。あくまで「教科書」レベルですが。

 高校1年2年時は大学受験のため、
 特別なことをする必要はあまり無いですが、
 確実に毎日予習復習・・・をすることです。
 高校生なら、当たり前のことですが・・・。
 (高1,2年は、部活動をして仲間を作り
 ましょう)

 たったそれだけです。
 それをしていれば、高校3年に大学受験が
 リアルに感じ取れます。
  模試を受けても偏差値が各科目50を
 超えるでしょうから、現実問題として
 「どの大学を狙うか」を真剣に考えら
 れます。

  偏差値50台の高校の成績下位者(
 全国模試で偏差値40前後)が、
 「早稲田!」「慶應!」を言っているのとは
 訳が違いますよ。彼らは、「妄想」です。
 (早慶は、受験料を払えば受験できます)

  「そうだな。頑張れ」と言って放って
 おきましょう。

 

 

 

  高校1年からコツコツ積み重ねたことが
 3年時に大きな成果となります。

 

  あと2年半、頑張れ!