coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

小学生の勉強:国語の勉強の重要性!

1.はじめに
 小学生の「国語」。
 その重要性に気が付かない親御さん。
 そのため、子どもが中学・高校になると、
 「教科書」すら理解できないという「恐ろしい」
 ことになっているということに気づかない。

 

 そう、私が以前から強調している「国語力」=
 「現代文」の能力の高さが、社会に出て重要と
 なるということがなかなか理解して
 もらえません。

 

 町内会に出ても、「子どもが小学生から勉強は、
 してきているが、中学で停滞し、高校で落ちて
 きた」などという残念な話が聞こえてきます。

 

 理由はいくつかあるのでしょうが、最も代表的
 なのが「国語力」が足りないということです。
 (私自身が、小学生時点の国語力が足りない
 ことで、中学で成績が伸び悩み、進学校に行けず
 、高校で成績優秀者に「国語力が足りない」と
 指摘されて、その部分を強化すると「教科書」の
 理解度が飛躍的に伸びてきた経験を持つからです)

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小学生の国語は、最重要科目

 

2.国語力(現代文)の重要性
 社会人になれば、様々な年代の方や職業の方と
 話をします。商売の話や家を新築する話、
 銀行でローンを組む話など。


  その際に、相手の話していることや契約書の
 内容が理解できないと、後々大変なことになり
 かねません。


  もちろん、詐欺にあうとかというのではなく、
 ローンを組む際に段階的に金利が変わるとか、
 こうなったら契約が解除されるとか、重要な
 ことが契約書などに書かれています。

 

  その際に、国語の能力が中学生レベルも無いと
 後で「この文章はそういうことだったのか。」
 ということになりかねません。

 

  また、日常で新聞を読んでいても、1面から
 始まる政治欄や経済欄を見出しだけ見て「ふーん」
 と読み流していては、ビジネスや商売につなげ
 られません。


  日本と某国が険悪になると、対貿易で○○が
 多く取引されているが、それが入りずらくなる、
 など読解力が発揮されず、「ふーん、そうなんだ」
 で終わっていますよ。

  国語は日本人なら、「ビジネスレベル」という
 私が以前から書いているレベルにもっていかない
 と社会人になって損をしています。

 

3.小学生入学前の国語の勉強法
 まず、小学校入学前から童話で良いので、「文字
 を読む」ということを子供にさせていますか?

 近くの図書館や保育園などの親の友達同士でも
 良いので、とにかく子供に良質な幼児図書を
 使って「文字(日本語)を読ませる」ことです。

 

  勘違いな親は、子どもとの会話で「日本語の
 勉強はしている」との認識を持っている方が
 いました。

 低レベルですよね。

 

 話し言葉は、「口語」です。
 読む文字・文章は、「文語」で書かれています。

 日本語でも違いますよ。

 同様に、LINEなどの文字打ちや漫画の読書なども
 ほとんどは「口語」です。

 日本人なら、当然「口語」も「文語」も使い
 こなす。
 「口語」で、「話す、聞く」
 「文語」で、「読む、書く」です。

 

4.小学生の国語の勉強
 小学生の「国語」の勉強の最終目的は
 何でしょう?

  そう、文章を「読んで」、内容を要約する
 ことです。
  この文章は、「つまり」何を言っているのか?
 を頭の中で要約して、簡潔に文章にまとめられる
 能力を付けることです。

 

  そのために、
 ①国語辞典を使い、「漢字の意味」「ことわざ
 や慣用句の意味」を調べて理解し、書けるよう
 にする。
 ②「あれ、それ、これ」の指示語が何を指して
 いるのか説明できる。文章で書ける。

 

  これは「英語」も同じです。
 「英語」というだけで、目くじらを立てる
 親御さんがいますが、国語の勉強の延長線上に
 英語の勉強方法があります。
  英語も国語も同じ「言語」ですから、勉強方法
 は似ています。

  ですから、世界で有数の難関言語である
 「日本語」をマスターする勉強法を確立すれば
 英語はその応用でマスターできます。
  英語は世界で多くの人が話している「簡単な
 言語」ですよ。

 

  大学受験の英語を見ても、内容を要約して
 (内容を理解して)、itなどの内容を説明する。
 その英文を理解するために、「英単語・英熟語」
 を覚え・・・・。
  国語と同じです。
  恐れるに足りません。

 《追記》

 (英語の勉強を勘違いする高校生が 一部い

 ます。それは、単語だけを必死に覚えるとか、

 文法問題集を必死に解くなど英語力の一部

 しかやらない人です。国語の勉強方法が

 分かっていれば、そもそも英文を訳し要約

 するために、単語や熟語を覚えていることや

 英文を正確に理解するために文法を勉強し

 ている、という最終目的を知っています。

 そのため、英文解釈のレベルに合わせて、

 単語や文法の勉強を段階を追ってやって

 いけるのです。

  英作文も、英文解釈した日本語を見ながら

 元の英文に戻す作業をしていれば、勉強した

 ばかりの文法や単語·構文などを英作文で

 活用する勉強ができるのです)

 

 だから、まず母国語の「国語(現代文)」を
 マスターすることが先なのです。

 

5.小学生からの読書
 国語を勉強するのに、「教科書」だけでは、
 当然足りません。
  社会に出る前に、中学や高校で「数学・理科」
 の壁に当たります。

  そうです、親が子供にさせる読書の種類が
 文系科目(物語や偉人伝など)に偏りすぎて
 理系科目(宇宙の謎、なぜ水蒸気はできるか)
 など科学系の本をあまり読ませないから、
 子どもに予備知識が付かず、いきなり「教科書」
 となり、子どもが初見で苦労し、多くが
 回避するようになります。
 つまり、文系に偏るということ。

 

  だから、幼少期から小学生から、
 「科学の本」と「物語や偉人伝など」は、
 同じ比率で読ませましょう。
  今週図書館で「物語」を借りて読ませたら
 来週は科学の「電気」の本、という具合です。

  そうすれば、中学や高校で「物理の電気」
 が出てきても、「あ、これ知っている!」と
 いうことになり、子どもも授業に入って
 いきやすくなります。

 

6.文章の要約を文字で書かせる
 つまり、「読み・書き」の「書く」ということ
 です。

 美しい文字を書くことは、相手に好印象を
 与えますが、中々美しい文字を書くことは
 難しいですよね。

  ですから、小学生から教科書の文章を
 読んだら「要約する」ことをさせてください。
  「頭の中で整理して、文字であらわす」と
 言うことは、脳みそを高度に発達させます。
  この作業は、小学生にとっては非常に高度な
 ことなので、他の科目にも応用できる能力が
 培われます。

 ①書いてある文章を正確に読む
 ②読んだ文章を頭の中でまとめる
 ③まとめた後に、相手にわかりやすく
  頭の中で並べ替える
 ④文字を使って、表現する
 という小学生にとっては高度なことをします。

 そのため、脳みそが成長するのです。

 ④の際に、他人にわかる程度の文字を
 「早く」書くこと。
  丁寧に書くことも大事ですが、テストなど
 時間に制約があります。
  時間が無くなり、ミミズがはったような字を
 書き採点されないようなことが起きないように、
 早く読みやすい文字を書く癖をつけることです。

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全ての科目の基礎は「現代文」

 

6.まとめ
 「国語の勉強方法がよくわからない」という
 親御さんが私の周りでも結構います。

  しかし、日本語は世界でも難解な言語なので
 勉強することは沢山あります。

  その目的は、「相手の話を聞き、的確に
 返答を返す」という「話す・聞く」。


  また、文章を読んで的確に文字で要約する。
 会社で議事録を取ったり、大学のゼミでゼミの
 内容をまとめたり、まとめて参加者や外部に
 読んでもらう機会は何度もあります。
  また、会社で企画書を書いたり、自分が
 したいことを相手に伝わるように文章で
 表すことも社会に出れば沢山あります。

 

  社会に出る前にも、中学・高校の教科書が
 理解できずに大学受験から脱落する者が
 出てきます。
  日本語で書いてあるので、小学→中学→
 高校と日本語レベルを上げていかないと、
 ついていけなくなります。
  また、高校1年時に高校1年時の国語能力
 では当然足りないので、先取りでレベルを
 あげていく必要があるのです。
 (高1の国語を勉強しているときに同時並行で
 物理の教科書も高校レベルの国語で書いて
 ありますよ)

 

 以上から、国語は「小学生から勉強法を確立
 できる科目」ですから、子どもに適切な
 勉強方法を指導してあげてください。
 (漢字の書き取りだけでは、国語の能力は
 伸びないですよ。漢字の書き取り→英語の
 英単語をひたすら暗記するのと変わらない
 ですよ。
 英単語をひたすら覚えても、英語の能力は
 大して伸びません)

 

       高校生時代に国語に救われた元大学受験生