coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

小学生の勉強:(国語)文字を書いて表現する

1.はじめに
【よくある事例】
①相手の言っていることがわからない。
 的外れな返答をする。

②会議の議事録も的外れな内容を書いている。

 要するに、文章の要点や相手の言いたいことが
理解できない。

 さらには、相手の言いたいことや文章の要点が
わかっても、「読み手」に伝わる文章が書けない、発言できない。

 

 訓練不足・勉強不足ですね。

 国語の勉強不足。


2.小学・中学・高校・大学なら
 定期テストは、ほとんどが「記述式」。
 つまり、文字で書いて先生に「私、わかって
いますよ」とアピールしないと点数になり
ませんよね。
 記述式は、マーク式と違い〇×ではなく、
細かく採点基準が決められています。
 ですから、問題がわかっても、満点が取れない。
 その原因の一つが、「文字が読めない」
「何が言いたいのかわからない」など採点者が
点数をくれるだけの文章が書けないという点に
あります。

 まして、入試で記述式ならば、読んで
もらえる程度の「文字」で、早く書かないと
点数になりません。
 入試は、「振り落とす試験」です。
 読みずらい汚い文字を採点者は無理して
読んでくれません。

 また、相手の分かりやすい文章を早く書く理由
として、例えば、入試の数学の試験で1問30分
なら、10分で問題を読んで解答を考え
(アプローチ)、5分で採点者が読みやすい答案
をどう書くかを考えて(答案構成)、残り15分
で相手が読める程度の文字で解答を書いていく。
 しかし、採点者が読める文字を早く書ける
のであれば、時間配分がアプローチ15分、
答案構成5分、解答10分にでき、じっくりと
問題に取組めます。
 また、答案構成を10分にして採点者に
わかりやすい答案の書き方を考える時間を
増やすこともできます。

 「読みやすい文字を早く書く」工夫を
お子さんはどれだけしていますか? 

 

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読む気が起きない「汚い字」


3.よくある残念な答案・文章
①わかっているんだろうな、と思う答案も
 ありますが、「だろうな」では、得点は
 もらえません。

  自分よがりな答案は、小学生までにしないと
 せっかく正解が導き出せていても、大して得点
 はもらえません。

②文章が「何を言っているのか、何が言いたい
 のか」わからない文章。
 頭に思い付いたことを、そのまま文章にする。
 相手にわかりやすいように「変換する」という
 作業ができない方もいます。


  この「言い換えの作業」ができないと、
 大学受験の「和文英訳」で苦労します。
  そのままの日本語を英文にする高校生がいて、
 訳が分からない英文を平気で答案として出す
 子もいました。
  日本語を英訳しやすいように、日本語を
 言い換えてから、英語に訳す作業ができない。

 

 また、自分の覚えとして残す「メモ」と、他人に
読んでもらう「文章」とは、違います。

 この点を、小学生から理解させて、「相手に
読んでもらう文章」を書くという意識を持たせ
ましょう。

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読める文字

 

4.まとめ
 私も高校時代に、「早くわかりやすく」を
意識した文章の書き方を考えたことがあります。
大学入学後も試験は記述方式のため、役に立ち
さらにバージョンアップを意識しました。

 そうすると、社会人となり「議事録の作成」
や企画書の作成で役に立っています。

 是非、お子さんの国語の勉強で、要約を
文章で書く、

相手のわかりやすい文字を

        早く書く

という勉強をさせましょう。

 

 せっかく勉強した成果を、テストですべて
採点してもらえるように、採点者が読める文字を
早く書ける練習をさせましょう!

 

      まだまだ作文能力に納得がいかないおじさんより