1、はじめに
子育てで、一つの課題が、「どうやって子供に勉強させるか?」ですよね。
もちろん、第一は「人間性」を育てることです。いじめをしない、弱い人を助ける、人に迷惑をかけない、など沢山あります。
マナーもそう。マナー違反は、嫌われます。
さて、子供に手取り足取り、小学校入学前から、「勉強の仕方」を教えていますか?
子供任せでは、適当になりますよ。(子ども基準で「これで良いか?」となり、テストで点数が取れません)
親が、こう勉強すれば、テストで高得点が取れる、という方法を「辛抱強く」「教え続ける」ことです。
一緒に、最低1年❗
毎日毎日、子供が日課になるまでトコトン付き合う。
子供との良い思い出になりますよ。
2、教科書などの使い方
なぜ今回こんな「当たり前なこと」を記事にするのかと言うと、「できていない小学生の高学年が、半分はいる」という息子の友達の家庭教師が、うちに遊びに来たときに言っていたからです。
新学期、学校で教科書をもらってきて、家庭教師に「中は見た?」と言われ、教科書の表紙から数ページ目の「第1章」を探し、そこから始めようとする。
「はじめに」や「目的」、使い方など『大事な事』が、書いてあるのに飛ばしている。
「最初の部分、読んだ?」と聞いても、「ううん」と否定。
親が教えたけど続かないのか?、まさか親が教えていないのか?
どちらにしても、勉強する「前準備」が出来ていない。
3、辞書の使い方も同じ
国語辞典、漢和辞典、英和辞典など表紙裏から丁寧に書いてある。
それを読ませて使わせないと、折角高いお金を出して買ったのに、居眠りするための「枕」になりかねない。
「一度教えた」ではなく、何度も何度も教え、時には正しく使っているかのチェックを行うくらいのしつこさがいる。(会社での部下指導と似てますよね。毎回毎回同じことを言わせる部下。残念です。)
正しい勉強の「前準備」を小学生から身につけさせることです。
4、問題集も同じ
いきなり問題があるページを開き、解き始める子。
その問題集は、何を目的にしているのかとか、問題集の効率的な使い方が最初の方に書いてあります。それを読まずに、いきなり問題を解こうとする子は、その問題集の効力を最大限発揮できません。
5、木を見て森を見ず
参考書などにもある「目次」。
中身に入る前に、子供に「目次」を読ませて理解させていますか?この本の全体像を把握させていますか?
これをしないと細切れな情報が頭の中で散らばってますよ。体系的に頭の中に入れていかないと、子供は分断された情報と知識が頭の中に散らばって入っていることになります。細切れになっているから忘れていくのが早い。体型的に頭の中に入れていけば、芋づる式に引き出すことができ、相互の関連も解ってきます。
そして勉強の最初に「目次」を読ませるだけではなく、学習が進んでいき第4章に入れば また目次へ戻って全体の中の第4章だよ、第6章へ行けば全体の中の第6章になるんだよ、という全体を意識した勉強方法をさせることで、頭の中に整理された知識や情報が入っていきます。
そうすれば、複合問題が出ても知識を体系的に引き出せます。
6、 問題集の効率的な使い方(高校受験や高校生の場合)
問題集は章ごとに、簡単な解説や例題があり、次に基本問題、応用問題、発展問題と並んでいます。特に数学や理科などは毎日全部解かなくても、どのように考えれば解答まで導き出せるかを考えるだけで勉強になります。
一問一問丁寧に解いて行くと、何10分何時間とかかります。
毎日学校で授業を受け、部活動をして家に帰り、予習復習をする。一科目に数時間もかけられませんよね。
それよりも①問題を見て何を聞かれているのか考え、②どのように解けば解答まで導き出せるか(アプローチ)考え、③解答を見て、①②が合っているかどうかで 終わらせれば、5問程度解くのがわずか30分程度で済みます。
手書きの解答をするのは、土日やテスト前で十分です。
効率的な勉強方法を見つけることです。
7、まとめ
小学校入学前や小学校低学年は、とにかく親が分担して、毎日毎日子供と一緒に予習復習することです。正しい勉強方法を小学生で身につけておく。中学になれば反抗期を迎え一緒に勉強するなんてできなくなりますよ。
一緒に何々できるのは小学生までです(あと、二十歳を超えた大人になれば一緒にお酒を飲んだりできるかもしれませんが)。
子供が小さくて可愛い時期に、一緒に過ごす時間を増やしましょう。又子供にとってもお父さんやお母さんと一緒に勉強していた思い出は一生ものです。
愛情をたっぷり注いであげましょう。
子供たちと友達感覚になってきたおじさんより