1.はじめに
新型コロナも落ち着き、外出も増え、飲み会も少しづつ増えてきました。
久しぶりの年末を迎えられそうです。
みなさん、元気にお過ごしでしょうか?
今回は、30年近いサラリーマン人生と、約100名以上の部下と向き合ってきた経験から、「ポジティブ思考・積極性について」書きたいと思います。
これは、子育てにも通じるものがあり、子どもをよく見ながら考えてみてください。
2.よくいる無責任な人
社会に出ても「壁」にぶつかります。
当然、乗り越えなければ前に進めません。
しかし、人間の「防衛本能」が勝ってしまうと「言い逃れ」「言い訳」「責任転嫁」と楽な方向を選びがちです。
特に、社会に出て責任あるポジションに就けば、責任逃れしたくなる場面に多々出くわします。仕事は部署のつながり、部署内でのグループ間のつながり、グループ内での人の繋がりと、「連携」して成り立っている以上、ミスが起これば誰かが責任を取ることになります。
ミスをカバーし取り戻すには、通常の2倍以上の労力がいると言われ、100万円の売上なら、マイナス200万円使って取り返すことになるので、赤字になるということです。
だから、誰も「責任を取りたくない」という感情に襲われます。
出世に響きますしね。
世にいう、サラリーマンは「無責任」と言われる原因ですね。
3.無責任を覚えると
自分の仕事が原因であることがわかっていても、責任転嫁を考え出すと、言い訳ばかり考えますよね。
しかし、会社としても言い訳なんか聞く必要も無く、兎に角「早く復旧したい」が本音です。また、本人としても言い訳を考える時間があったら、どうやってミスを挽回するかに時間を割いた方が「信用が失墜」するまではいかないですよね。
それを本人はわかっているでしょうが、ついつい言い訳してその場を乗り切ろうとする。
言い訳をすればするほど、周りから「信用」が無くなっていくことがわかっているのに。
しかし、言い訳することで自己防衛を覚えてしまうと、思考が止まり成長が止まります。
積極的に「問題・課題」と向き合うことで、問題解決能力・課題解決能力が伸びていき、社会人として成長していくと思います。
また、責任逃れせず、その壁に立ち向かっていれば、周りは信用しますので協力してくれます。(そんな状況で、放置するような職場なら、転職も考えた方が良いですよ。厄介者には関わりたくない、そんな職場は成長しませんし、復旧が遅れ会社の損失が拡大します。職場の雰囲気が悪いと思います)
4.壁に向き合い果敢に挑む
幼少期から壁はいくつも在ったと思います。私の場合は、鉄棒の逆上がり、水泳でのクロール、受験の壁などなど。そんな時、諦めることなく立ち向かえば、解決策が見つかります。本を読んだり、人に聞いたり、又その姿を見ていた友人や先生が丁寧に教えてくれたり。「壁」のほとんどは解決します。
壁が出てきて逃げる子は、人間としても大人としても成長せず、考え方が「子供のまま」です。
つまり、「誰か解決してくれる」という「他力」(他力本願)な子になって行くということです。「勉強ができないのは、先生の教え方が悪い」とか、「親が行かせた塾が悪かった」とか、常に自分以外に原因を見つけようとする。だから、本人が成長せずに子供の精神年齢のまま止まっているということです。
5.まとめ
原因を他に求めても何も変わらないですよね。(政治が悪いから・・・)
自分自身で考えて行動しないと自分の望む世界は広がりません。(大学生のボッチ。誰も誘ってくれない、声をかけてくれないから)
勉強もそう。
中学ぐらいになると、反抗期をむかえ、何かと理由を付けて勉強しなくなる。
例えば「私、数学苦手だから」と言って避け続ければ、女子に人気の「医者(医学部)」「看護師(医学部)」「花き(農学部)」など理系大学への進学が難しくなります。数学に果敢に立ち向かい、逆に得意科目にすることは可能です。「やればできる」んです。精神面は、自分でコントロールすればいいだけのこと。「私は数学が得意!数学者になってやる!」ぐらいの気持ちで数学に立ち向かえば、中学・高校程度の数学ならできるようになりますよ。大学の理学部数学科の数学は、意味不明なレベルですよ。だから、中学・高校レベルの勉強で感情論を持ち出し「苦手だから」は、子どもの考え方のままということです。
他の科目も同様です。
そのまま社会に出てしまえば、中学・高校の勉強レベルを超越した難問が目の前に次々出てきます。それらを全て避けて通れると思いますか?
そんな無責任、いずれは解雇されます。会社に不要だからです。そして、転職した先々で解雇され、世の中から排除されて行きます。
会社は難問や壁を乗り越えていく従業員が欲しいのです。当たり前ですが、株式会社は、「利益を出すところ」だからです。
また、世の中は「信用できない人」を嫌います。避けてばかり、言い訳ばかり、そんな人、相手にされなくなり、孤立します。
世の中で孤立すれば、・・・・。
このように、どんな理由を付けようと、逃げ続ければそのツケは必ず自分に返ってきます。
結局は、自分自身でどうにかするしかないんです。
他人さまも、あなたにかまっているほど「暇」では無いですよ。
難問や壁に真正面から向き合い、それを乗り越える。そうすれば、①解決策を考え実行することで自分自身が成長する、②それを見ている周りから「信用」を勝ち取れる。そうすれば、周りに協力者が増えていき、先行き不透明な世の中を、安心して進んで行けます。
ポジティブに、積極的に。
その方が、毎日楽しいと思います。
私もマイナスなことを考えていると自分で察知すれば、「ポジティブに言い換えると・・・」とか、「積極的に!」と自分自身に言い聞かせています。
その時から、気持ちが明るくなり前向きになれます。
帰宅時、同期とちょい飲みしただけで大満足した50代