1.はじめに
もう12月ですね。冬のボーナスはもらえそうですか?
わが社は、何とか出そうです。ホッ・・・・
さて、2022年度の就職活動が本格的になりますね。
大学3年生の皆さん、準備は進んでいますか?
インターンも盛況な業界がありますよね。
今回は、「大学生の就職活動」について書きたいと思います。
2.基本スケジュール
2022年3月からエントリーが始まります。
会社説明会やES・WEBテストと一斉に始まります。
それまでにプロフィールを書いてみる、SPI問題集など解いてみる、大学にある模擬面接を受けてみるなど準備することはいくらでもあります。
その前に、そもそも「どの業界に就職するのか」、地元に帰るのか、公務員試験を受けるのか、大学院へ進学するのかなども大事な決定事項ですね。
特に都会の大学へ進学した場合、今は大学の授業もオンラインであり、就活でもオンラインでの面接が多く、いっそのこと地元に帰って実家から就活するという選択肢が賢い気もします。
残念な大学生の代表例のように、SPIなどテストの準備が出来ていない、大学で何もしていないのでESに書くことが無い、そもそも業界研究や企業調査もしていないなど無いように。
私が以前から書いているように、「企業の論理」が存在するので、企業調査がいい加減で役に立たない新卒は、「試用期間で終了」「解雇」が待っています。
企業は稼いで株主に利益を分配する仕組みなので、従業員自体利益を生めないと「不要」ということなのです。
この企業の考え方を、肝に銘じて企業分析までしっかりしていないと、入社後「しまった」ということになりかねませんよ。
社風や職場の雰囲気、教育制度、福利厚生など入社後ボディーブローのように効いてきますから。
(間違っても、サボって給料がもらえる「株式会社」は存在しません。稼げない従業員は人事部が着々と「解雇」に向けて準備します)
あと、重要なことですが、「会社に就職すれば「給料」がもらえる」という点です。つまり、「仕事はすべて教えてくれる」など甘い会社は無いですから(大学は、お金を払うから色々教えてくれるのです。会社員は、お金をもらうので、「自分で仕事が出きるようにする」のです)。
「仕事を教えてやるから、金払え」と職場の人に言われかねないですよ。1教えてもらったら、10あると考えて周りの仕事まで自分で調べて習得しないと社内で置いていかれます。
あと1年ちょっとの大学生の間に、「甘い考え」を払拭しておくことです。「そんなの、きいてません」や「やったことありません」など「知りません」。
「仕事をやって、いくらの世界」。
できません、しりませんは、会社から言えば「あなたは、要りません」です。
この点を早く切り替えられるように。
アルバイトなどしていれば、薄々気が付くと思いますが。
3.「すべての責任は自分にある」
出張先の都会の居酒屋で仕事仲間と飲んでいたら、「コロナで就職先が無い」とか「コロナで募集が無くなった」など愚痴が聞こえてきました。
おそらく、就活生なのでしょう。
しかし、就活している数十万人は、「コロナに関する」条件は同じ。その中で、必死に切磋琢磨している。
さらに言えば、就職活動に関して大学入学後、着々と準備して、業界研究をしていれば柔軟に対応できるはず。
さらに大学の勉強もしっかりしていればGPAも高いため、エントリー時点での通過率は高いはず。
また、部活やサークル活動などもしっかりしていれば、エントリーシートに魅力的なことが書けて面接にこぎつけられます。
与えられた環境でベストを尽くす!
それができる人が、社会に出て重宝されます。
環境が悪い、周りが悪い。人のせいにしたり、周りのせいにしている人は、面接で見抜かれ落とされます。
「責任は自分にある」と考えて、「ではどう行動すべきか」と考える人が成長していくのです。
そういう就活生と一緒に仕事がしたいと思います。
面接は、「その就活生と一緒に仕事がしたいか」が、面接官の心理にあることを覚えておくと良いですよ。
もっと言えば、2次面接など管理職が出てくるので「私の部下に欲しいか」も合否の心理に働きます。( その管理職が「自分の部下にしたい」と思えば、人事部に「確保しておいてくれ」と伝えますから、社内においては「内定」しています。つまり、2次面接の段階ですでに「配属」まで決まります。我が社は、このように内定が決まっていきます。採用予定数を超えない場合が、近年は出てきているので、その分留学生などホワイトカラーを希望する外国人で埋めていくということです。つまり、面接する管理職の期待値を超えるような応募者が、あまりいないということです)
つまり、人間性です。面接官との相性です。なんともならない部分が大きいので、2次面接以降で落ちてもあまり落ち込む必要は無いと思います。
2次面接が自分で納得いくものなら原因は、「あの面接官とは相性が悪かった(私を「部下にしたい」と思ってもらえなかった)」ということです。
4.まとめ
「採用枠」について大企業の人事部からすれば、会社内の年齢ピラミッドがあるため、ある年だけ極端に採用を抑えることはまずしません。
毎年一定数採用して、年齢ピラミッドを維持しようとする力が働きますから。
そのため、業績が悪くても一定数は採用します。しかし、採用枠は絞られるので「内定」を勝ち取るのは難しいでしょうね。
(私は、バブル時代に入社しているため、余剰部分で引っかかって入社出来た組です。「試しに採用しておくか」)
また、転職市場も活性化しています。
最初の就職先で、転職できるだけの実績を残して、会社の方から「辞めないでくれ」と言われるくらいで退職すれば、他社も欲しがりますよ。
今は、転職サイトに匿名登録出来たり、人材紹介会社に登録すれば、転職先を探してくれたりするようですから、他社が欲しがるだけの実績を積んで登録しておく手もあります。
ただ、転職は転職先の期待が大きいため、駄目なら「お払い箱」行きです。
また、職場環境も変わるので「実力が発揮できない」ということも多いようです。
以前の職場の環境だから、この実績が出せた!ということ。
「転職は慎重に」
悔いのないように、日々全力で過ごしてください。
大学受験と同じ。全力です。
そうすれば、昨日より今日、今日より明日、必ず成長します。
さあ、あと1年数か月で、「社会の大海原」へダイブです!
人事部採用グループが慌ただしくなってきました