coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

就職:ホワイトカラーとブルーカラーの賃金構造

1、はじめに

 新卒のみなさん、就職 おめでとうございます。

 

 私が住んでいる田舎での話です。

 「子供が働き出した」「社会人になったよかった」

昭和チックな会話。

いやいやもう令和ですよ。

 

昭和の戦後に男の子は列車に乗って鉄工所・炭鉱。

女の子は繊維工場に。

 

令和の今や就職できて当たり前。当然ですよね、少子化ですから。

高校進学や大学進学と一緒。

重要なのは、「どこに就職したか」です。

 

今回は、ブラック企業は別にして、一般企業の「ホワイトカラー」と「ブルーカラー」の賃金の違いを、賃金構造とともにお話ししたいと思います。

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ホワイトカラーとブルーカラーの賃金はなぜ違うのか?




2、ホワイトカラーとブルーカラーの賃金原資の考え方

 まずはブルーカラー の例を挙げれば、「トラックの運転手」を考えてみてください

 荷台に積める荷物の量には限界があります。一個いくらで運んでると思います。

それを考えれば賃金の上限は出てきます。

(例)1個100円×300個/日=30,000円/日

この売上から、人件費、ガソリン代、車両保険代・・・差し引くということです。

すると上限は、30,000円×22日=66万円

66万円から経費を引くと、上限は・・・・。

つまり、このような仕事の給料は上限があるということです。

 

 

 次に運行管理者や所長を考えてみてください。

 (この層は、基本ブルーカラーと扱われることが多い)

 営業所で運べる荷物の量の全て×1個の単価×1か月の営業日数―経費で考えれば、上限が出てくると思います。つまり、営業所当たりの給料の原資です。この原資を、営業所の運転手以外のスタッフで人事評価により配分するということです。

 上記の例は、飲食店のチェーン店舗の「店長」や正社員にも当てはまります。

 何人前出たのか?何人来客したのか?

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個数で計算する職場の原資は上限が出来てしまう



 

 これに対して、本部にいる 事務職→管理職、つまり一流大学又は有名大学を卒業した事務職を考えてみてください。(入社10年ほどは、事務スタッフでほぼブルーカラーですけどね)

 本部にいるようなホワイトカラーは、「頭脳労働者」です。プロジェクトを立ち上げて、それに対し利益が出る。その何割かが原資として配当されます。さらに、プロジェクトは自分自身で動くのではなく、担当を全社で決めて自分はマネジメントをするのです。

 だから、いくつもプロジェクトを企画して全社展開すれば、いくらでも原資は稼げます。そのため、ホワイトカラーは、年収1千万円を超えることが出来るのです。

 また、本社の原資は、工場や営業所の売上から、数%吸い上げていますので、これも原資になります。豊富な原資を本社スタッフで人事評価にもとづき配分されます。

 本社の原資ですから、どの工場・営業所よりも高いのです。

 その高額な原資から結果に応じて配当されるので、高額な年収になるのです。

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全社プロジェクトを展開する



 

 

 同じ8時間働いても、時給にすれば倍ぐらい違いますよ。

 

(例:金額は概算)

【勤務時間の計算】

 年365日ー休日120日ー有休20日=225日(出勤日)

 225日×8時間/日=1800時間(所定内)

 時間外40時間×12か月=480時間

 1800時間+480時間=2,280時間

 

【現場の係長クラス(40歳ぐらい)でブルーカラー

 50万円×16か月(給与12か月+賞与4か月)=800万円

 800万円÷2280時間=3,508.77…円/時間

 

【本社の課長クラス(40歳ぐらい)でホワイトカラー】

 90万円×16か月=1,280万円

 1,280万円÷1800時間=7,111.11…円/時間

 (わが社の管理職は、労基法上の管理監督者のため、時間外の概念は無し。出勤1時間でも帰れる完全フレックス)

 

3、まとめ

 以上のようなブルーカラーは、基本誰でもなれます。

  ホワイトカラーは、「選ばれた人だけ」です。

 その選ばれたホワイトカラーになるために、普通に勉強して普通に有名大学・一流大学へ進学して、一流の仲間をたくさん作り、社会へ出ていくのです。 

周りが低学歴だと最先端の情報や国や県の情報など、報道前に入ってきませんよ。

(つまり、ホワイトカラーとして仕事ができないということです。自分一人で1から10まで情報を習得するなんて無理ですから。専門知識は親友の専門家に聞くというのがホワイトカラーの仕事のやり方です)

 

また、上記の計算事例でも、時給1000円のアルバイト・パートは、最低賃金だということがわかってもらえると思います。それ以上の経済価値がある知識と経験を身につけるのです。会社に自分の社会人としての能力を高く買ってもらう。そのためには、絶え間ぬ努力が必要です。

以前の記事でも書きましたが、一般人の年収は400万円。東大卒の35歳時点の年収平均は、「800万円」です。倍です。

東大へ行く必要は無いですが、勉強する価値は十分にあります

一流大学や偏差値60を超える有名大学へ行けば、高い時給で働けるチャンスがあるのです。また勉強して一流大学や有名大学へ行けば、周りも一流です。そして親友各学部に何人も作れば社会に出てあなたを助けてくれます。低学歴では無理な話です。

親友に医者はいるのですか?弁護士はいるのですか?大企業や一流企業の取締役に仲の良い先輩はいるんですか?・・・。

普通に勉強すれば良いだけです。ガリ勉する必要はありません。

今いる県の1番の国公立にいければ、その県では一流の仲間が周りにいるということですから。(東京都や京都府など旧帝があるような県の方は、二番手の大学を目指しましょう。あ、東京の2番手3番手は、一橋と東工大ですね。無理です。4番手を目指しましょう)

 

高卒でも「ホワイトカラー」になることは可能です。(わが社なら、工業高校卒)

一流大学を出ても始めは、本社で作業をするブルーカラーです。

そこで上司に認められて、チャンスがもらえる。または、自分でアピールする。

しかし、周りをうまく使って仕事ができない、リーダーシップが取れない人も中にはいますから、席が空くのです。その席を、高卒が取りに行く。

現場のたたき上げしかわからないことも多いので、主任や係長でプロジェクトを企画して全社展開すれば、会社役員の目にとまります。そこで結果を出せば、管理職の席につけ「ホワイトカラー」という管理職に付けるのです。

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ホワイトカラーで稼ぐ




    人事部に、GWはありません。人事部の方、その理由がわかってもらえますよね。