coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

就職:難関資格の取得を目指す皆さんへ

1、はじめに

 新型コロナもマスクを外す時期が議論されていますね。何が起こったかわからない、パニック状態だった2年ほど前とだいぶ変わりましたね。ひとまず良かったです。

 

 この記事は、田舎者が書いています。

 ですから、私の身の回りのは、(私を含め)田舎者がたくさんいます。飲食店やスーパーなどの入り口にある消毒液で渋滞になり、マスクをみんなでしっかりつけて顔に汗をにじませながら散歩しています。

 そう、田舎者は真面目に消毒し、マスクをつけてますよ。

 

 今回は、ゴールデンウィークに親友の士業のみんなと、飲みに行った時の話を書きたいと思います。

 要は、「資格を取っただけじゃ、稼げないですよ」という先人の知恵です。

 

2、結局は、「営業力」

 確かに、医者、弁護士、公認会計士は、それぞれ、医療業界、法律界、経済界の最難関資格です。相当の努力をしないと受からないとききます。言い方を変えれば、東大に入るよりも難しい、とも言われています。

 そのため、社会的地位も高く高収入を得ている方もたくさんいます。

 

 しかし、医者、弁護士、会計士でも、 患者さんや依頼者と上手に会話ができずに、お客さんが来なくなり、廃業に追い込まれた方も私がいる田舎でさえいます。(せっかく医者になり、億の借金を抱えて開業して数年後廃業。親や親族にお金を借りまくり返済し、今は細々と親族への返済をしています。定年まで借金返済の人生。悲しいですね。)

 

 よって、社会に出て働いて収入を得る以上、絶対必要なのは、お客さんを獲得できる「営業力」だと思います。(営業部を経験した私からすれば、お客さんに会ってもらいお仕事を頂き、仕事を終えて入金していただくまでが「営業」です。契約しただけで入金もしてくれない残念なお客さんもいますので、回収するのは大変ですよ)

 

 「営業力」が無い士業は、他の事務所に入り、安価な給料でこき使われていると聞きます。そう従業員としての契約ではなく、「請負契約」などにさせられ、労働時間に縛られないので、残業代も無いとのことです。

 仕事が終わらなければ、歩合ももらえないので、低賃金の月が多いとのことです。

 それが嫌で、結局は登録を抹消して、一般の会社に就職するのだそうです。

 うちにも、そのような感じの方が「転職」という名目で応募してきます。

 

3、国家資格を取る意味

 私の友人の弁護士や司法書士から言わせれば、「難関の国家資格を取るのは、国が信頼を与えてくれるということ」だそうです。つまり、「最初に」相談者に合う時に、相談者は弁護士という資格で(この人は信用できるかも)と好意的に会ってくれるというアドバンテージがあるということです。

 一般の会社で営業マンが来たとしても、(何、この人。信用できるの?)というような「疑い」から入ると思います。

 難関国家資格を持っているということは、相談者と会う際のアドバンテージになると言う「だけ」です。

 実際に会って話を進めていって、上手に営業ができなければ契約に至りません。つまり、勉強ばかりしている人は、お客さんの話を上手に聞いてこちら側に仕事を依頼していただくだけの信頼を築けるような会話ができないということです。

 つまり、お客さんが、「実際に会ってみたら・・・」 という感情を抱いてしまえば、そのお客さんは話すだけで帰ってしまいます。

依頼などしてくれないということです。

税理士:信用がアドバンテージ



 

4、WEB集客も良し悪し

 確かに、WEB集客は会って会話をすることも最小限で済むので、コミュニケーションが苦手な方にはいいかもしれません。相談者や依頼者とのコミュニケーションが苦手で契約まで持っていけない資格者もたくさんいるようですから。

 

 しかし、インターネットで検索すれば分かるように価格が破壊されています。つまり、「低価格競争」に入っています。

 私が聞いた話では、この地域では10万円ぐらいが相場な仕事であっても、インターネットで調べれば、大都市東京や関西圏では1万円でやってるような人もいるそうです。

 そして、士業の人脈を使って聞くと、やはりコミュニケーションをとるのが苦手な人が低価格でお客さんを取って、睡眠時間を削り休みを削り、一生懸命仕事をしているそうです。

 利益なんてまず出ない。つまり、廃業するか瀬戸際の人たちがやっていて、ミスや納期送れが多いため、連合会や支部へのクレームも多いとのことです。

 

 よって、幼い頃から、多くの親友や友達に囲まれている子にしていかないと、少ない友達では人脈が狭く、お客さんもなかなか取れず、開業当初は苦労して廃業になる危険が高いと聞きます。

高いコミュケーション能力が必須!

 

5、大都市ならWEB集客?

 20代後半や30代前半でも、開業1年目にして1,000万円を超えていく士業の方もいるそうです。 つまり、 Web 集客をしっかり理解し、YouTube で動画配信したり、 FacebookInstagram、 LINE などを駆使し、 安価な値段設定であってもAiやPCプログラム、アルバイトなど上手に使い利益を出して行くと言う 「経営センスが抜群な方」です。

 そういう方は、 例えば弁護士として開業した中で 100人に1人、1000人に1人 と言われるくらいの方なのであまり参考になりませんが。

 しかし、そういう方もエリートな人脈があるので、いろんな意見をもらって人脈を駆使して戦略を立て、開業していると聞きます。

 

 まだ簡単と言われる、「社会保険労務士試験」や「行政書士試験」を合格された方でも、「経営センスが抜群」な方は、開業1年目で年収1000万円を超えると聞いています。10年後は、億稼ぐ方もいるようです。

 まあ、そういう方は、一般の会社を作っても稼ぐのでしょう。

 経営センスがあるということですね。

(経営センスがあり年収5,000万以上稼ぐ士業の方に聞いたことがあります。「何で一般の会社を起業しなかったのですか?」と聞いたら、「スタートの位置が違う。つまり、士業という肩書きがあれば信用から始まる。」ということです。一般の会社ではまず、信用を得るところから始めなければいけないので、その時間·年月を省くことができる。時間短縮できるということです)

 

6、まとめ

 私が以前の記事から書いている幼い頃から集団スポーツや集団で何かをするというところに入れていないと「 自分も得して相手も得する」ようなことが、瞬時に考えられない子になってしまいます。

 勉強ばかりでは、自分のメリットだけ考えてしまい、一方的に話をしてしまう、そういう子に育つ危険があります。(例えば、勉強ばかりの新人弁護士に仕事を紹介して相談者に合わせても、自分の仕事のことと報酬の話しかできない。それでは相談者はお金を払うだけになる。しかし、その弁護士は相談者の家庭事情まで聞く。お母さんで旦那の浮気問題なら、人脈で相談者にメリットがある人脈を紹介することができる。お子さんに対して人脈から評判の良い塾を紹介したり、ファイナンシャルプランナーを紹介して獲得した慰謝料でどうやって上手く残りの人生を生活していくか相談してみてはどうかなど提案できる。その弁護士が持っている人脈で相談者がプラスになる話も提案できるはず。つまり、相手が得になる話を上手に提案できないということです)

 

 前から書いていますが、社会に飛び出せば 70代80代の社長·会長から中学を卒業したばかりの子まで働いています。

 そういう人たちと、円滑にコミュニケーションをとり、ビジネスを成功させるためには勉強だけでは何ともなりません

 ですから、集団スポーツも大切、勉強も大切ということです。健康な肉体と豊富なエリートとの人脈電卓が叩ける賢明な頭脳(経営センス)、この二つが、社会を上手に生きていく上で 必要です。

 決して、勉強しかできない馬鹿にしないこと 、または勉強をしない馬鹿にしないことです。

 

 資格取得を目指す皆さん、資格を取るだけではお金は稼げませんよ。

 私は大企業の人事部ですが、面接時に「社労士試験に受かりました」「 司法試験に受かりました」と言われても、「そうですか」で終わります

それで、お金を稼いだこともないですからね。

資格は、「お金を稼ぐための道具」だということを、頭に叩き込みましょう。

 つまり合格したその先が大事だということです。



           今年は海水浴、楽しめそうかな?