coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

子育て ②親としての対応

7.野球選手、サッカー選手について
 男の子の夢に出てきますよね。でもよく考えてください。
 野球やサッカーは、会社員でもやれますよ。
  私は、アラフォーまで草野球をしてました(笑)
 つまり、好きならプロである必要はないんです。

 高校まで野球一筋の野球バ〇がいますが、会社で役に立ちませんよ。
 運送会社で商品を物流部に取りに来るそうですが、
 「この商品は・・・のため、こう運んでほしい。・・・で・・・
 を受け取って・・・まで。」
 と物流部から指示するそうですが、その意味すら理解できない。

 つまり、勉強をしていないから、日本語の理解力が乏しいんです。
 何度もミスってるので物流部も彼を拒否しているようですが、
 運送会社も忙しいときは仕方ないようで野球バ〇を送るそうです。
 
  子供の夢を否定したくないですが、野球選手で飯が食え、
 野球選手として子供を一流大学まで進学させられる年収を稼げる
 のは、ホンの一部。途中で怪我をしてプロ野球選手の道を断念する
 プロ野球予備軍がどれだけいるか、親なら知っていますよね。
 
  私は草野球をしていました。うまい人がいくらでもいます。
 聞けばプロ志望だったという人はいくらでもいます。高校は
 地元の野球名門校。そこでレギュラーでも甲子園に行けず、
 当然のようにドラフトにもかからない。
  聞けば、就職は体力勝負の零細企業。安い給料のブラック企業です。
 「勉強しとけばよかった。」
 「紙切れの成績が良いだけで、一流と言ってほめてもらえる。
  勉強で東大行く方が、プロ野球でドラフトにかかるより
  楽だと今頃わかってきた」
 「どれだけ野球がうまくても、故障したら終わり。小学生で
  速球ピッチャーと言われて三振取りまくっても、中学で
  練習しすぎて肩壊したら終わり。
  もう勉強に方向転換できないくらい野球漬けでいるから
  机に座っていることが苦痛になる。
  中学生にして地獄の人生が始まった
  など私の周りだけでも無責任な親のため、人生を棒にふった
  野球バ〇はいますよ。
  今、サッカー選手など、プロスポーツ選手を進める無責任な
  親は考え直してほしいと思います。
 
  私は子供がプロになれる確率が上記の通り低いのに応援するなど、
 無責任な親になりたくなかったので、子供には野球は草野球で続けられる。
 ほかの夢をいくつか持っておくこと。
 そのために勉強だけは成績優秀でいること。高校生ぐらいまでは、進路変更が
 できるから。と教えたところ勉強してくれました。

  当然子供ながらに自分の野球のレベルを周りと比べ察知して、
 中学卒業までにプロはあきらめた見たいです。
  子供は賢いですよ。親が子どもに子供の人生をかけた博打を打たせないこと
 手堅く階段を登らせることこそ、親の仕事。そんなに社会は甘くない。
  夢砕け散った子供がどれだけいて、夢散った後の人生がどれだけ悲惨か
 子供がかわいそうです。
 
  プロじゃなくてもスポーツは楽しめます!
  
8.俳優や女優、アイドルについて
 上記プロ野球選手と同じです。役者予備軍がプロ役者の1000倍はいますよ。
 子供のころから役者の塾に行かせ、高い授業料を払い、タレントの
 華やかな生活を送らせようとする、厄介な親がいます。

  私の友人に、タレント志望でローカル番組に出ていた子がいました。
 ローカル番組に出るだけでも夢。キー局で働くなんて夢また夢。
 ドラマに出るなんて、夢また夢の夢。主演で出るなんて無理。
 そんなことをさせようとする親の気がしれません。

  一度華やかな職場を経験すれば、その魔力にとりつかれ、抜け出せなくなり
 ますよ。私の別の友人は、50代の今でも取りつかれ、抜け出せません。
 アルバイト生活ですよ。いい年で。いつかチャンスがくると信じているみたい
 です。もうかける言葉がありません。

  子供をオーディションに受けさせる。そのこと自体が魔力に取りつかせる
 状況であることをわかってください。

  華やかな世界には、近づけないこと。
 
9.華やかな生活からは遠ざける
  私は地方人で田舎ものです。しかし、大学進学を機に都会の魅力に
 取りつかれました。
  すごく便利、繁華街を歩いているとテレビに出ているタレントが普通に
 歩いている。最新のアイテムがすぐ手に入る、など魅力いっぱいです。
  しかし、よくよく考えると異常なほどの消費社会に取り込まれると
 思いました。都会なので欲しいものが手の届く位置に沢山ある。
 
  良い例が、サラリーマンのランチ代。東京のランチ代が、1000円越えるら
 しいですが、私の地方では、ワンコインで腹いっぱいです。
 (私は、会社に食堂があるのでもっと安いですが。)
 
 また、東京のディナーも有名レストランやホテルだと数万円以上しますよね。
 でも、素材は同じであれば、あとは場所代や内装代で高くなっているんです
 よね。原価計算すれば、どこに違いがあるか分かります。
 
 東京なら神戸牛は、数万円。しかし、神戸に住んでいれば、牧場兼精肉屋兼
 定食屋で、最高級の神戸牛が数千円で食べられますよ。
 松阪牛も、松阪市ならば最高級が数千円で食べられますよ。
 ガイドブックにない地元の人が知っているような店ですけど。
 地元の大企業なら都会の大企業と賃金に差はないので東京に住むより、
 贅沢できます。小学受験・中学受験・高校受験の戦争で子供を勉強漬けに
 することなく程よい自然の中で育てられますよ。
 (私の地元は、大都市のような満員電車はありませんが、国道の大渋滞は
  あります(笑))

  私は大学の就職活動期に、親との話し合いで地元に戻り、就職しました。
  今考えるとこれでよかったと思います。

  今はやっぱり地元がいい、学生時代にいい経験ができた、という
 思い出になっています。
 
10.おまけ
  プロスポーツ選手になりたいという強い意志の子への対応
 
  この点についても、夫婦で対応策を考えていました。
  申し訳ないですが、年収の低いプロスポーツは何としても避けさせようと
  決めました。水泳、体操、陸上などです。野球やサッカーと比べ物になり
  ませんよね。
 
  プロスポーツ選手の寿命は短い。それなのに年収が低いのは、
  子供の人生設計を崩壊させます。
 
  プロ引退後、可愛いわが子に何をさせるんですか?
 
  子供に自分で考えろ、はあまりにもひどい親じゃないんですか?
  親ならマイナースポーツの年収、選手寿命など調べられるはずです。
  小学生、中学生の子供が30代40代でどうなるかなんて考え得られない。
  親がしっかり調べて導かなければならないんじゃないんでしょうか。
  
  水泳選手を引退後、飲食店でもさせるんですか?
  飲食店経営はそんなに簡単じゃないですよ。
  (水泳のインストラクター、大学時の講師・教授などとのんきなことを
  いう親がいますが、インストラクターの年収知ってますか?講師の年収?
  教授になれる確率?。親として甘すぎると思います。情報を入手して子供に
  説明し理解させ、その上でプロを目指すかどうか子供に判断させるべきだと
  思います。私なら子供に過酷な選択をさせたく無いので反対しますが…。)

  経営学部を出て、開業準備をしながら料理の専門学校を出ても、
  大体倒産します。プロ選手でやっていくのと同じ厳しい世界です。

  子供のころから飲食店の経営を夢見て階段を登って行っても難しいですよ。