coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

大学受験の勉強より大事なもの?  ⑤高校3年時

(1)友達
 クラス替えがあり、友達ができると思います。沢山できたと思います。
 友達が皆さんの今後の人生の財産になってきます。
 当面は、受験期をみんなで突破する、ということです。
 互いに弱点を教えあい、受験情報を共有し、励ましあうのです。
 結構メンタルがやられます(苦笑)
 友達のお姉さんが志望大学にいて、話が聞けたことで、やる気が増したり、
 友達のお父さんが、その大学の教授でどんな授業がされているか聞けたり、
 受験期を乗り越えるやる気を引き出してもらえます。

 友達同士のエピソードで言えば、友達が医者志望ですが家庭が会社員でした。
 しかし、その友達の友達の親が内科医であったため、家に遊びに行って、
 医者への道筋を聞けた、と喜んでました。(結果は国公立の医学部の
 偏差値が高すぎて、薬学へ進みました。私学の医学部は学費が高すぎ、
 会社員の普通の家庭ではまず無理ですよね)
 
(2)高校3年の1学期は、総復習
 1年時の国語、数学、英語、社会、理科のノートの総点検をして、
 記憶を呼び起こします。
 また、共通テストの復習も行います。国数英は5か年分、理科社会は
 最低でも1年分。
 やってきたことを思い出し、試験で使える知識にします。
 2年時に共通テストの過去問を解き、模擬試験などを受けたはずです。
 高校生での勉強がどのように大学受験で出題されるかわかったはずです。
 1年2年時の復習で、高校で学んだ知識を受験に役に立つ知識にしていくの
 です。
 そして、受験用の英単語、英熟語の本を買う時期です。
 しかし、1回目はあくまで知っている単語・熟語と知らないものの
 チェック程度で使います。
 気合を入れて最初から覚えようとしてもすぐに忘れます。人間ですから。
 3年時に過去問・模試などを解いて覚えた単語・熟語でもまだ知らない
 単語熟語があるはずなので、それを3年の秋ぐらいから補うために
 知っているものに必ず印を付けていき、印がない知らないものを暗記する
 ようにカスタマイズしていきましょう。
   
 1学期中か夏休みごろにある全国模試を受ける。
 自分の今の実力を測っておきます。
 ここでの偏差値が志望校を絞る物差しになります。

 ・3年時、初めての全国模試の結果が、全科目以下の偏差値なら
  次の志望校を目指せます。
   全科目 65を超えている → 東大京
   全科目 60を超えている → 旧帝国大学早慶上智同志社
   全科目 55を超えている → 地方の国公立大学、MARCH、関関立
  各科目が偏差値50を超えていないということは、基礎力がない
  ということです。そのため、偏差値50=平均ととらえて、
  偏差値50を超えている得意科目で受験できる有名大学、おそらく私立を
  選ぶことも考えましょう。
  (メモ)日本大学近畿大学などは、マンモス大学です。
    就職後の校友会など活用する価値はありますので詳細に大学を調べて
    卒業後をイメージしましょう。
    マンモス大学は就職時も先輩訪問など有効に活用できます。
    例えば、大企業・中堅企業には、関東以外の企業にも、
    ○○大派閥なるものがあり、忘年会や新年会が会社内であると
    聞いています。入社後、先輩に相談に行く、仕事上先輩に聞きに行く、
    など、会社内でも大学の繋がりは役に立ちます。
    私も社内に○○大派閥があり、仕事上大変助かっています。
    (ここ数年、受験予備校では、上智や青学などを一流扱いしているよう
    ですが、私のいる地方の大企業ではおじさんおばさんが人事権を
    もっているので、関東なら早慶明治立教法政です。おじさんおばさん
    ん(経営幹部です。バレたら怒られますね(笑))が受験生だった時代
    の一流または有名校です。地方のおじさんおばさんに上智・青学と
    言ってもピンときません。もちろん最近偏差値が高くなっていることは
    知ってますよ。) 
      
(学部の選び方) ご承知の通り、理系重視です
   文系なら 経済・経営・商学系です。
   つまり、数字にアレルギーがない人です
   会社は基本的に数字ですから・・・
  注意:人事部の管理職からの助言ですが、語学系は避けましょう。
    例えば、中国語を選択しても会社は中国語を使って何ができるのか
    を問います。
    経済学部で第2言語を中国語にすれば良いだけです。
    経済学部でマーケティングを学び、中国市場を開拓できるという方が
    欲しいのです。語学はあくまで2次的です。
    英語が得意という学生がいますが、その前に得意な分野がないと
    使い道がありません。商学部で財務分析ができて初めてアメリカの
    系列会社の分析ができるのです。
    会社も海外転勤要員の社員には、数か月、マンツーマンの語学研修を
    させます。
    私も30代のころ毎週英語の研修を受けていました。アメリカに大きな
    拠点を持っていたからです。出張レベルなら、片言で十分です。
    向こうに日本語が喋れるアメリカ人が沢山いますから。
    会社はいつでも社員を海外に派遣できるように準備していますよ。
    だから、語学を4年間する必要はなく、それよりマーケティング
    財務分析などを学びましょう。
 
★重要イベント★
  3年時に志望校が絞られてきたら、オープンキャンパスに友達と行こう!

  私は志望校の一つに従姉がいたので、構内の詳しいところまで案内して
  くれました。
  購買で校章入りのグッズを買ったり、校門で写真を撮ったりし机に置き
  やる気を出していました。
  また、同じ志望校の友達と別の大学のオープンキャンパスに行ったりして、
  同じ学校を受験する戦友となりました。
  合格後は、その友人と家(一人暮らしのアパート)を行き来するほど仲良く
  なりました。
 
(3)夏休み
  国数英の予想問題を解いていく。各有名予備校等が出す予想問題など
  解いていきます。(この時期からの予備校の予想問題は効果があります。
  私が受験した大学では内容が全く同じではないですが、同系の問題が
  でました。あれ、見たことある気がする、そんな気分になりました。
  予備校の情報収集力と分析力は流石ですよ)
  間違えても気にせず解いていきます。しかし、偏差値60未満となると
  復習が不十分では、と疑って基本に戻ってください。
  成績上位者は、基本問題は正解し、得点源にしていますから、基本は確実
  に!

  理科社会の過去問を解いていく。最低3年分、遡ります。
  弱点科目については、予備校の基礎講座を受けておくと良いかもしれま
  せん。
  例えば、数学が伸びなければ、基礎数学(高校3年分を夏休みに総復習
  してくれる講座)を受ける、などです。
 
(4)2学期
  この時期までに高校3年間の教科書レベルはすべてマスターし、
  共通テストの過去問は各科目すべて解答できるはずです。
  そのため、2学期は志望校別の2次試験対策に費やします。
  志望校の赤本、青本など買い込んで、同じ学校を受ける友達がいれば、
  一緒に勉強します。
  かなり不安感が増してくる時期で、精神的にまいる時期でもあるので、
  友達と励ましあって進めるのがモチベーションを維持するうえで重要です。
  友達作りがここでも生きてくるのです。友達の数が少ないと、
  同じ大学の受験生がいなく、一人で戦うことになりかなり心寂しい戦いと
  なります。
  オープンキャンパスに一人で行き、何も聞けずに帰ってくる。
  また、オープンキャンパスに一人で行く気になれない、など大切なイベント
  をやり過ごすことになってしまいます。
  だから友達関係は1年、2年、そして小学校・中学校と沢山作っておきま
       しょう。

  小中学は同じで高校が違いましたが、大学は同じ知人がいました。
  大学校内で声を掛けられびっくりしました。
  マンモス大学なのに良くわかったな、と言ってやりました。
  それでも幼馴染だから多少大人びてきているがわかると言ってくれました。
  何度か校内で見かけ、あれ!と思っていたそうです。
 
  大学受験の2次試験は、1年で培った記述力がものを言います。
  つまり解答は、手書き、です。採点者に読みやすく、誤字脱字のない、
  文章を読んでもらい、この受験生はわかっているな、と思わせれば、
  合格点が付きます。
    
 ①国語
  現代文は、文章に線が引っ張ってあり、「説明せよ」が主流です。
  文章読解力、理解力、表現力を1年時から培ってきたのでお手の物の
  はずです。
  古文・漢文は、現代語訳です。単語や構文の復習を行います
 
 ②数学
  複合問題が主流です。
  問題文を読み、解答の道筋を考え、わかりやすい論証をしていきます。
  この「問題文を読み、解答の道筋を考え」が、大学別に特徴があります。
  たとえどんなに難問と思えても、みんな同じく難問と思っています。
  しかし、高校を卒業した受験生が解ける問題しか出ません。
  必ず糸口はありますので、2学期には傾向のよく似た大学の問題を解きま
        くり、この「糸口」を見つける訓練をしましょう。
  友達と数学の赤本・青本の交換をするのも良いですね。
  例えば、北海道大学東北大学名古屋大学大阪大学九州大学での
  赤本の交換です。
  他大学の問題は、すべて手書きの論証までする必要はありません。
       時間がありませんから。
  問題を見て、数分で糸口を見つける、そのために使うだけです。
  その糸口が正しいかどうか確認してあっていればそれで良いのです。
  正解への頭の回路が間違っていないかの確認もあります。
 
 ③英語
  英文和訳と英作文が主流です。
  1年時の英語の勉強方法と同じです。ただ、大学別に難易度や傾向がある
        ため、じっくり復習しましょう。
  構文や英熟語は、英作文で役立ちます。
  また、英作文で困ったら、小学・中学生レベルの幼稚な作文でいいので
  書きましょう。あいまいな知識で構文や熟語を使うと点数になりませんが、
  (採点者によりますが減点されることもあるようです)幼稚な文章でも
   正しければ得点になります。1点でも稼ぐことを心がけましょう。
 
④理科・社会
  理科は、基本、学校で渡される問題集を解き、赤本で過去問を確認する。
  社会は、過去問を解き、出題傾向を把握し対策を打つ。
  世界史なら、「アメリカの独立について次の語句を使って論じよ」
  など、論証問題です。自作のノートが役に立つときです。
    
⑤共通テスト模試、2次試験対策模試を受験する。
  2学期は、本格的な模試が始まります。
  本格的とは、まだ模試を受けていない現役の3年生の受験生や、浪人生も
  加わり、受験者数が増えます。
  そのため、模試の結果が本番の結果とリンクしていきます。
  この全国模試の結果が、各科目以下の偏差値ならば、
  次の志望校を狙えます。
   全科目 70を超えている → 東大京
   全科目 65を超えている → 旧帝国大学早慶上智同志社
   全科目 60を超えている → 地方の国公立大学、MARCH、関関立
 
(5)冬休み
  とにかく今までの復習。やったことを確実に点にすることです。
  そして、友達のとのコミュニケーションでモチベーションを維持します。
  友達の泣き言を聞いてあげて、励ましてあげましょう。
  また自分の弱音も聞いてもらいましょう。
  言葉にすることで、スッキリすることがあります。
  スッキリしたら、ひたすら前向き思考です。
 
  あとは、体調管理です。インフルエンザ、風邪は、この3年間の積み重ねを
  無駄にしてしまいます。万全の体調で臨みましょうと言いたいところです
  が、やりすぎも良くないです。なぜなら、受験会場および会場までの道のり
  は、大勢の人がいる場所です。最低限の対策、つまり、手洗い、うがい、
  マスク、早寝早起きなどの基本事項を実践しましょう。
  万が一風邪やインフルエンザになっても、人生長いですから、一つの試練と
  思い、前向きに考えて乗り越えましょう。

  マイナス思考は、思考を低下させます。受験直前の大事な時期に、
  思考の低下は避けなくてはなりません。
  そのためにも、前向きにとらえましょう。
 
  万が一、風邪やインフルエンザで体調不良となったら、滑り止めを
  追加しておきましょう。特に私立大学はギリギリでも追加できる
  学校はあるはずです。
 
(6)受験当日
  各予備校、ネットで注意事項が出てると思いますので読んでみましょう。
  基本的な事項は、①忘れ物をしない、②遅刻をしない、③今までやってきた
  ことに自信を持つことです。
  (私は、滑り止めの大学受験で1校、遅刻しました。入場できるギリギリ
  で教室に入れましたが、落ちました。遅くまで復習し、年末年始の疲れが
  溜まり二度寝したのです。みなさんはそんなことないように体調管理を
  しっかりしてくださいね)
 
  試験の間の休憩で、答え合わせは絶対禁物です。友達が始めたら、
  トイレ行く、とでも言って避けましょう。
  もし間違えていたら、次の科目に影響が出ます。
  また、試験後も答え合わせはせず、家に帰り次の受験の準備をしましょう。
  とにかく振り返らないことです。間違っていても修正できませんよ。
 
  次の科目のことを考える。次の受験校のことを考える。
  とにかく前を向いて受験を進めていくこと!
 
  すべての受験が終わってから採点すれば良いのですから。