coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

人事部:新入社員と役者デビュー

1.はじめに

 サラリーマン生活約30年の50代です。


 最近20代30代で会社生活に病む若手が増えてきました。

 男女を問わず、私が先輩として、上司として、そして今は人事部の管理職としてどう対応しているのか、書きたいと思います。


最近は部下が多い工場関係の若手監督者からの相談が多いですね。

 

 


2.一般的な対応

 まあ上司として、普通は会社から給料もらってるんだから、やることやって、で終わる。

 みんな一緒、など一般的な対応ですね。


 しかし、それでは済まない状況になってきています。


 昭和生まれのような我慢や集団行動がなりを隠し、個人主義を前面に押し出す平成の義務教育のため、若手が理解できない。


 私は自由主義者よりなので、個人の見解はご自由に、と思っているのでこの点は深く考えません。

 

 


3.ひとつの指導方法

 私が30代で監督者のころ、ある外部セミナーで知りあった方が教えてくれた考え方です。

 この指導は、結構納得してくれる若手が多いので紹介します。

 特に新しいことではないので知っている方も多いと思います。


 今の子風に

 「君はΟΟ会社に就職した=芸能事務所だ。

 今回の配役は、第3工場の製造管理部所属の平社員。

 撮影時間は、9時から18時。

 工場勤務だから作業着で出演だ。」

 など、役者に見立てる

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役者デビュー



 つまり、自分の内心会社員とのギャップに苦しむなら、

 そもそも精神面を分けて考えさせる。


 昭和のような会社と一心同体なんてことは言わない。


 個人は個人。ただ、君の配役が会社の平社員

 その役をやりきって出演料、つまり給料を貰うんだよ


 そう説明すると意外と精神的に闇始めた子達は表情が明るくなる

 

 これが、入社3年目とか昇格チャレンジに近づいていると

 「今回は、部署のエース社員の役だ。

  いつもとは違うぞ。しっかりやり切れ。

  家で役作りして来いよ」など、別人にさせる。


 一定の効果が出たやり方です。

 個人を大事に、と教えられている子たちには良いと

 思いますが・・・。


 一度試してみてはかがでしょうか?