1.はじめに
サラリーマン生活約30年の50代です。
最近20代30代で会社生活に病む若手が増えてきました。
男女を問わず、私が先輩として、上司として、そして今は人事部の管理職としてどう対応しているのか、書きたいと思います。
最近は部下が多い工場関係の若手監督者からの相談が多いですね。
2.一般的な対応
まあ上司として、普通は会社から給料もらってるんだから、やることやって、で終わる。
みんな一緒、など一般的な対応ですね。
しかし、それでは済まない状況になってきています。
昭和生まれのような我慢や集団行動がなりを隠し、個人主義を前面に押し出す平成の義務教育のため、若手が理解できない。
私は自由主義者よりなので、個人の見解はご自由に、と思っているのでこの点は深く考えません。
3.ひとつの指導方法
私が30代で監督者のころ、ある外部セミナーで知りあった方が教えてくれた考え方です。
この指導は、結構納得してくれる若手が多いので紹介します。
特に新しいことではないので知っている方も多いと思います。
今の子風に
「君はΟΟ会社に就職した=芸能事務所だ。
今回の配役は、第3工場の製造管理部所属の平社員。
撮影時間は、9時から18時。
工場勤務だから作業着で出演だ。」
など、役者に見立てる
つまり、自分の内心と会社員とのギャップに苦しむなら、
そもそも精神面を分けて考えさせる。
昭和のような会社と一心同体なんてことは言わない。
個人は個人。ただ、君の配役が会社の平社員。
その役をやりきって出演料、つまり給料を貰うんだよ
そう説明すると意外と精神的に闇始めた子達は表情が明るくなる。
これが、入社3年目とか昇格チャレンジに近づいていると
「今回は、部署のエース社員の役だ。
いつもとは違うぞ。しっかりやり切れ。
家で役作りして来いよ」など、別人にさせる。
一定の効果が出たやり方です。
個人を大事に、と教えられている子たちには良いと
思いますが・・・。
一度試してみてはかがでしょうか?