coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

子育て:小学生から多読する重要性 ver.2

1、はじめに

 地方の田舎でほぼ子育てが終わった

 50代です。

 

 以前から「子育て」について書いています。

 対象は、東京や大阪などの大都市以外で子育て

 している、一般家庭の方を対象にしています。

 また、子供の通う学校は、公立偏差値帯が50

 〜59ほどです。

 つまり、一番受験生の層が厚い親御さんを対象

 にしています。

 

 今回は、その前段階の小学校入学前も含めた

 お子さんをお持ちの親御さんを対象に

 「子供の読書の大切さ」を書きたいと

 思います。

f:id:coffeebreak15:20200625195233j:plain

読書の重要性



 

 

2、多読の重要性を示す一例

 以前の私の記事でも触れましたが、

 頭が良い人の本を読むスピードは

 すごいですよ。

 

 70代の弁護士さんで、天下の〇〇大学に

 進学し、一発で司法試験を合格された

 俗に言う「天才」です。

 昔の司法試験ですから、ツワモノが受験して

 300〜500人程度しか受からない時代

 です。

 

 その方は、大学生時代、法律の専門書

 500ページぐらいなら、一日で読み切って

 理解できたと、おっしゃってました。

 

 今回お話したいのは、この点です。

 

 私ごときですが、大学時代に経済学の専門書を

 読むのに、通常は3,4日、難解なら

 1週間ぐらいかかりました。

 

 つまり、頭の良い人は、文字を読むのが早く、

 理解して他人にわかりやすく説明できる、

 のです。

 

 

 

3.逆に言うと・・・

 成績の悪い人は、教科書を読むのも遅いし、

 誤解しているし、他人に説明できない。

 説明しても相手が理解できない。

 

 これが、一流大学へ行けるかどうかの根本

 だと思っています。

 

 小学生なら、まだ教科書を含めて学ぶことが

 少ないですが、

 大学受験となるとその数倍、数十倍と情報が

 あります。

 

 大型書店の本棚を見れば一目瞭然です。

 小学生用の棚は、わずか。

 大学受験生用の棚は、何列もありますよね。

 

 これで解ると思いますが、本を読み理解し、

 説明できるまでの時間が長ければ長いほど、

 勉強できる正味の時間が少ないというわけです。

 

 例えば、英語の参考書エバーグリーンが

 約670ページあります。

 それを読むスピードが1ヶ月か、3ヶ月かで、

 他にできる勉強量が違ってきますよね。

 成績トップ層が1ヶ月なら、3ヶ月も

 かかっていると、もう遅いですよね。

 成績トップ層は、その差の2ヶ月間で

 英語のライティングや単語の暗記を

 していますから、ますます成績は

 広がっていきます。

 

 1か月で読んで理解し他人に説明する。

 このスピード感!

 

 細かいところは、成績トップ層でも

 再度読んで詰める必要がありますが、

 まず1巡目が早い。

 

 これが、基本的にどれだけ勉強しても

 成績が縮まらない原因です。

 

 読むのが遅いんです。→試験場なら考えたり、

 解答する時間が少なくなるんです。

 

 正確に理解できないんです。→せっかく

 解答しても誤解しているので間違えています。

 

 本の内容を他人にわかるように説明できない

 んです。→正確な理解がないから、正解が

 導けないんです。

 

4.どの教科も同じ

 どの教科もすべて「日本語」で書かれています。

 (英語の教科書も解説は、日本語ですよね)

 

 だから幼い頃から徹底的に「日本語」の勉強を

 させないと、勉強してもスピードが遅いので

 成績優秀者との間は縮まりません。

 

 小学生の間にもう日刊新聞を読んで理解し

 説明できるレベルまで引き上げれば、

 成績上位者について行けます。

 

 間違っても、小学校3年生のときに、

 3年生の国語をするようなレベルでは、

 遅いですよ。

 

 先取りして国語のレベルをどんどん上げて

 いかないと、同級生との差が

 広がっていきません。

 (つまり、インプットされる情報量が

 同級生と同じ、平行線のまま)

 

 この点からも、英語は後回しなんです。

 

 英語より算数!(この点は、他の記事に書いてます)

 数学へつなげるため、国語と同じぐらい重要です。

 

 2系統の言語を幼い小学生に習得させるより、

 まず母国語を優先してどんどんすすめる

 高校生で大学生が読むような専門書が

 スイスイ読めるぐらいの読書力

 欲しいところです。

 (私の友人は、高校1年生ですでに

 大学の宇宙物理の専門書を授業中

 読んでましたよ。京大の理系に行きました)

 

5.国語の勉強について

 小学生レベルなら、親御さんで教えられます。

 子どもに本を読ませて、一度どのように

 理解したか口頭で説明させる。

  親御さんが修正して、次は作文用紙に

 文字で書かせて説明させる。

  その作文用紙を添削する。

 これを続けて国語力を伸ばしていきます。

 

 国語の教科書の文章だけでは、足りませんよ。

 いろいろなジャンルの文章を読ませないと

 国語力が偏ってしましますよ。

 大学受験でもあるジャンルは得点できるが、

 ジャンルが変わると普通レベルという人が

 多いですから。 

 

 小学3年生で、3年生の国語は遅いですよ。

 

 学校指定図書など、学校や図書館で

 借りてどんどん 良質な本 

 を読ませ、読書感想文を書かせて

 理解度を確認するんです。

 (お金に余裕があれば、これをしてくれる

 大学生を家庭教師にすることも

 考えてください。当然、文学部生になると

 思いますが・・・。) 

 

 

6.まとめ

 以前にも私自身の失敗事例を書きました。

 私の親が当時(40年以上も前ですよ)の

 流行りの「英会話教室」へ私を入れました。

 

 そのため、英語のはじまる中学1年時は、

 100点続きでしたが、だんだん他の科目が

 伸びなくなってきた。

 そうです。国語に問題が発生していたのです。

 (読むスピードが上がらないので、勉強の

 量が普通。成績上位者にどんどん差を

 付けられていたということです。) 

 

 そのため、偏差値50台の公立高校へ行きました。

 まあ、普通の高校ですよ。

 しかし、以前にも書いた田舎のため地元の天才や

 秀才進学校へ通うのが遠いので、私のいた

 高校へ進学してきます。


 そこで、天才秀才たちと友達になったおかげで、

 高校で現代文を修正でき、

 全国で有名な大学へ進学できました。

 (そう、勉強しても成績がなかなか伸びない

 理由が、「現代文」にあると指摘して

 くれたのです。) 

 (早く読んで理解する。偏差値70程の

 成績上位者と一緒に勉強すれば、

 全然スピードが違うことがわかります。

 参考書でも見開き1ページ分を、

 1分程度で次へ行くようなスピードです) 

 

 

 「多読の重要性」がわかっていただけたで

 しょうか?

  読むスピードが遅いと、社会に出ても

 後れを取りますよ。

 

  大型書店で、良質な本を何冊も読む。

 読むスピードが速いからです。

 

  社会人になってもどんどん差が

 開いてしましますから、幼いころの

 「多読」は大変重要です。

 

 

            今日はこの辺で・・・。