coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

子育て:ある教育関係者の提案

1.はじめに
「春は、別れと出会いの季節」 

 卒業式が行われ、マスクをせずに校歌が
歌えますね。

 中学・高校を卒業し、一人だちする人たち。
 大学へ進学して、一人暮らしをする
人たち。
 その先に、新たな出会いが待っています。

 

 さて今回は、某飲み会で出会った教育
関係者が、実に興味のある提案をしていた
ので、書いてみたいと思います。

 それは、「学業成績が悪いと進級できない」
という制度です。

 

2.日本の教育制度の弊害
 日本は、病欠などの特別な理由が無ければ、
まず「進級」できますよね。
 小学校、中学校での留年は、まず聞いた
ことは無いと思います。

 しかし、そのため、読み書きが不十分、
計算もできない、役所の文書も理解できない、
保険などの契約書や約款も理解できない、
など弊害が出ていることは、お分かりの
通りです。

 中学レベルの教科書すら理解できていない
のに「高校へ進学ができる」。
 高校レベルの教科書すら理解できていない
のに「高校を卒業できる」。
 高校レベルの教科書すら理解できていない
のに「大学へ進学ができる」。

 高卒・大卒の意味がない。
 大卒の「学士」の意味がない。

 だから、大卒の価値が下がり、

採用する企業の人事部としては、
「国立大学の卒業生か?」
「どの大学の何学部を卒業したのか?」
「大学の成績は? GPAは?」 
などとさらに聞かないといけない状況です。

勉強していなくても「大卒」

 

3.「進級資格制度」の提案
 一緒に飲んだ教育関係者は、この制度の
法整備がいると熱く語っていました。


 成績が悪いから、三流の私立中高一貫校
行って、定員割れの三流私立大学へ
エスカレーターで入学する。


成績が悪いのに、何も習得していないのに
「卒業」させて学士を与える。

 

 だから、就職の際のESが、小学生の
日記程度の内容の文章。
 これでも「大卒」「学士」。

 

 だから、フランスなどが行っている
成績の基準を満たさないと、次に進級でき
なくすべきと、提案していました。

 

4.例えば、、、
 その方曰く、
 小学校1~3年分を、4年生で3回受験
機会を与えて、全国共通の確認テスト。
 教科書から抜き出した程度の安易な問題を
出し、80点以上取れないと再受験。
 3回以内に合格点が取れなければ、
進級できない、というものでした。

 つまり、小学校1~3年の確認テストを
4年生の5月、8月、11月に行い、まず、
国語と算数でそれぞれ80点以上取れることが
「進級の条件」ということです。
 5月で取れなければ、8月に再受験、
 8月もダメなら、11月。
というように、受験します。

 次が、小学6年時に、4・5年の
確認テスト。


 次が、中学3年時に小学6年、
中学1~2年のテスト。
 英語を加えて、3教科受験。


 このテストに受からなければ、高校受験
できず、また内部進学もできない、つまり、
高校生になる資格がもらえないという制度
です。

 高校へ進学したいのなら、留年して
資格がもらえるまで翌年も受験し続ける
というもの。

 これなら、教科書レベルの学力は
保証されますね。
 
5.大学進学
 大学へ進学したいのなら、
高等学校卒業程度認定試験」のように
教科書レベルを5教科すべてで80点以上
取る必要がある。

(教科書レベルなので、文系理系は

関係ありません)

(大学は 研究機関 なので、

公務員試験合格者数や司法試験合格者数など

資格試験で 評価しているような大学は

専門学校に切り替えるべきです)

 

 まあ、大学へ行きたいのなら、
高校の教科書レベルはクリアーして
もらわないと「大卒・学士」の意味が
ない。

(基礎学力もないのに大学進学?)

 

 5科目すべてで、教科書レベルを
クリアーすれば、大学を受験でき、また
内部進学しても大学生になる資格が与え
られる。

 

 もちろん、進学校があるので、前倒しで
受験したりすることも可能にする。

 

 この制度を日本で導入すれば、「名ばかり
大卒」は減ってくる。

 大学は各自研究するので、「卒業論文
で大学が保証することになる。

大学での研究成果

6.小学校から大学までの流れ
 中学卒業までは、義務教育なので

「合格点が取れるまで」になる。
 そのため、中学を卒業していれば、
最低限の義務教育上の「国語・数学・英語」
は、できることになる。

 高校は、中学卒業認定が義務なので
進学はできるが、専門学校なども選択肢
として出てくる。

 特に高卒は、義務ではないので、
大学進学「資格」を取らずに卒業すれば、
大学進学は無く、専門学校や就職になる。
 就職しても、大学進学資格はなく
「ただの卒業」のため、能力部分で?となる。
 就職活動で不利に働くでしょう。
(高校で勉強もせず、遊んでいた)

 

 なるほど、という「考え方」ですね。

 

7.まとめ
 確かに、現状各学校を卒業しても、
「学力」の保証が無いのは、事実です。

 しかし、企業の人事部としては、
ESやSPI、入社試験など学力の確認は、
事前にします。
 また、学歴フィルターも使います。

 さらに、面接でもいろいろ質問します。
「どのような卒論を書きましたか?」
「大学では、何を研究していましたか?」
など。

 この制度は、「税金の無駄遣い」になる
可能性がありますね。
 いつまで経っても、「中学生」が
出てきそうです。
(中学5年生? 中学8年生・・・)

 

 それよりも、飛び級をもっと使う
べきだと思います。
 優秀な研究者になれば、日本の産業技術の
発展に貢献してくれると思います。

 俗に言う「天才」は、小学校の先生では、
対処できないと思うので、それを
見抜いて引き上げる仕組みが必要だと
思います。
 小中学校で、5教科勉強するより
「得意分野」に特化して、
すぐに大学で研究できる制度を作り、

運用するべきですよね。

 

 音楽や絵画などアートなら、東京藝術大学
宇宙開発や産業などは、東大や京大に
進んでいただく。

 

 光る才能を引き上げ花開かせる制度の方が
重要に思います。

 

 

 みなさんは、どう思いますか?

 

天才の溢れる才能



(そういえば、どこかの大学の

学園祭テーマに

「溢れる才能の無駄遣いみたいなものが

あったような・・・・)

 

 

 


新卒が来る。
新歓は、久しぶりのお花見会(桜)