1.はじめに
皆さん、GWですね。
いかがお過ごしですか?
今回は、ネット上でも「三流大学へ進学するよりも高卒で就職」という記事が目につき始めました。
私個人としては、大変賛成します。
三流大学に行っても、ホワイト企業へはまず就職できません。
わが社についてみても(地元の大手メーカーです)、三流大学では機械や電気、化学・建築を学んでいないので使えません。(三流大学は、なぜか文系が多い)
そのため、工場勤務でも「専門職フィルター(理系の知識があるか)」で落としています。(弊社の総合職は、ほとんど一流大学か有名大学です)
私のような田舎者の子育て中の方に、今後の子育てとして提案します。
「小中学校で勉強に向いていないのなら、理系の専門の高校(工業・農業など)か、理系の専門学校をお勧めします」
間違っても、三流大学へは進学させないように注意してください。
私の住む田舎や近県に、私立大学は三流大学しかないですから、ご近所に流されてその三流大学へ進学させないように。
お子さんの「人生の汚点」として、一生履歴書に残りますよ。
2.お子さんにどうなって欲しいのか?
一般論からすれば、「不自由なく社会生活を送って欲しい」。我が家庭もそうです。
そのためには、まず第1に「躾け」・・・など、以前の記事に書きましたので参考に。
社会に出た際の生活面からすれば、「平均年収を上回る稼ぎ」ができること。
今や30代なら、世帯の年収は1000万円以上欲しいところ。手取りで700万円ぐらいです。
つまり、「夫婦で1000万円以上稼げる」ということ。
それぐらい無いと、少しはゆとりのある生活ができない。
ゆとりとは、家族の思い出として国内旅行・海外旅行が行ける、
子どもが勉強ができるのなら地元の中高一貫校へ進学させ国公立の医学部を目指す、
一軒家に住み子どもの情操教育のため犬や猫など動物を飼う庭がある、
子どもの社交性教育のため、スポーツクラブに通わせる、
などなど、子育てでやりたいことが一通りでき、貯金もできるラインが1000万円。
そう考えると、 勉強嫌いな 我が子を「必ずしも三流大学へ進学させる必要は無い」ことはわかります。
(例えば、三流大学を出て ブラック企業へ就職して低賃金 労働より、工業高校 や理系の専門学校を出て、大手メーカーへ就職 出世して、年収1000万の方がいいと思います。三流大学 ならば 文系が多く、メーカーは無理です。総合職の事務職は、一流大学や 有名大学です。だから、 工業高校 や理系の専門学校を出て、まずは 現場従業員からスタートです)
では、どうやって稼ぐか?
3.大学への進学
今や日本には、800近く大学があります。
しかし、下位大学はもうすでに定員割れ。
三流私立大学(偏差値50未満)の講義では、動物園のようにウルさい。
二流私立文系大学(偏差値60未満)も、そうなってきている。
三流高校からの推薦が増えてきて、または一般受験者の減少で点数が低くても合格させているなど経営視点から、専門知識を学ぶ意識が低い学生が入学してきている。
さらに言えば、そもそも、田舎に一流私立大学などまずない。
国立大学か公立大学以外、進学先はない。
4.理系と文系、文理融合型
単なる文系は、もういらない。
昭和時代の文系ブームの名残で、文系がまだ残っている。
二流私立文系大学を卒業してもまともな就職先はない。
今は、理系!
企業ニーズは、理系!
以前示した、東洋経済の大企業の人事ニーズからも分かります。(時代は、英語ではなく「数学」です。マーケティング•統計、プログラミングなどの基礎です)
私立文系の時代は終わっています。
文学部、外国語学部、国際学部などなど、以前示した通り、要りません。(今や、精度の高い翻訳機があります)
大学にはそのような学部は沢山あるが、一流企業の採用人数はわずかということです。
簡単に言えば、文学部卒業生が1万人いても、大手企業の採用枠は100人ほどということです。
だから、二流私立文系は、まともな就職先が無くなっているのです。
以上から、田舎者の大学進学は、国公立大学の理系学部が今のトレンドです。
(私立大学の理系学部は、学費が高いですよ)
(要は、「数学」が得意で偏差値が55以上あれば、勝ち組に入れます。)
5.高卒・専門卒なら
田舎で国公立大学の理系学部に進学できないのなら、高卒・専門卒で「(特に理系の)専門知識を付けて就職」です。
地元一番の国公立大学の文系学部でも、地元の優良企業への就職は、本人次第で可能です。
例えば、工業高校で建築を学び、建築士やデザイナーとして働く・起業する。
工業高校で機械や電気・化学などを学び、地元の大手メーカーに就職し、「出世する」。
農業高校を出て、特産品を生産及び販売する会社を立ち上げる。農協へ就職する。
林業など木工品の特産品(こけし、扇子など世界で評価される製品)を作り、世界に向けて販売する。
普通科高校を卒業して、県庁や市役所、税務署、警察署など公務員として働く。など
これを見てみると、「本人が起業する」または「会社の役員になり高い年収を稼ぐ」などが多くなります。
つまり、偏差値60を超える一流国公立大学の文系学部や偏差値55以上の理系学部へ行けなければ、「社会人としての実力」で高額な年収を掴みとる必要があるということです。
6.実力で掴む高額年収の方の例
高卒・専門卒でも、実力で高額な年収が掴めます。
例として、
①不動産営業→宅地建物取引士の国家資格を取れば、不動産営業で歩合となり、高額な年収がもらえる可能性があります。
同様に、生命保険営業など「歩合が高い営業職」は高額な年収が期待できますが、ごく一部です。
高いコミュニケーション能力と広い人脈が必要ですので、小学生から集団スポーツなどで鍛える必要があります。
②建築士、電気工事士など専門職→地域一の実力と知名度があれば、独立して稼げます。
③公務員からの士業→以前にも書いた、税務署勤めから「税理士」など公務員から士業へと独立開業する。実力次第で高額な年収が稼げます。
他にも、私のような田舎者の皆さんの地元で、高額な年収を稼いでいる方の例を集めてみましょう。
7.まとめ
偏差値50も無いような三流「私立」大学へは、行く必要が無い!
高度な専門知識は習得できません。特に理系の専門知識です。
例として、三流大学の外国語学部へ進学して、企業の担当者として他国とのコミュニケーションが取れるまで語学力が付きますか?
英語なら、英検1級でも、メーカーの製品の説明は、難しいですよ。(今や、精度の高い翻訳機があります)
「ハイレベルな語学力」と「専門知識」が無いと、「社会で使えません。」 だから、二流・三流大学の外国語学部では、ビジネスの場では通用しないのです。
三流大学の卒業予定者の語学力は、「日常会話レベル」でした。専門知識もありません。勉強しないですから。
だから、行く必要などなく、例えばECCに1年通えば「日常会話」ぐらいできます。その方が安いですよ。
ネットで騒いでいる、「大学進学率が、50%を超えた」「大卒でないと応募できない」など煽り記事が多いですが、安心して下さい。
大学進学率が50%を超えようが、「実のある大学生」は、そのうち15%ぐらいです。つまり、偏差値60を超えている大学の卒業生で、10万人もいません。
だから、ホワイト企業は「学歴フィルター」を使うのです。「ただの大卒」で意味のない三流大学生とやり取りするだけ時間の無駄なのです。
その例が、「大卒でないと応募できない」という点です。ホワイト企業は「大卒=一流大学・有名大学」を指して使っています。
例を挙げれば、旧帝7大学、一橋・東工大、早慶、MARCH、関関同立などです。「早慶、MARCH、関関同立」だけでも、卒業生は毎年数万人になりますので、二流・三流大学はホワイト企業の面接にすらたどり着けないのです。
ブラック企業へは、三流大学でも就職できます。
以上から、子どもが小学校のクラスで1番の成績が取れない。中学で地元のトップ3までの進学校(高校)へ進学できない。ことがわかったら、専門分野の高校へ切り替えてあげてください。
偏差値が60を超える地元の県下でトップ3の進学校に行けないのなら、「大学受験」は諦めてください。
トップ3以外の高校で、普通科なら「公務員受験」する前提で進学です。99%一流・有名大学への進学は無理です。
理由は簡単で、そのような普通科高校生は、高校1年時から大学受験を意識して勉強していないからです。朱に染まれば赤くなる。
周りに流されて、楽な方へ進んで行くのです。
お子さんにそれに対抗するだけの「強靭な精神力」があれば別ですが・・・。
そもそも強靭な精神力があれば、中学卒業時点で県下トップ3に入る進学校へ入学していると思いますが・・・。
お子さんのために、「勉強に向いていない」のなら大学進学は「早く」諦めて、「社会人として稼げる職業」へ進ませてあげてください。
大学進学が全てではない。
要は、お子さんが不自由なく社会生活を送れるためにはどうすればいいか?をお子さんと考え抜いてください。
手っ取り早いのは、勉強で好成績を上げて、一流大学へ進み大企業へ就職して出世すれば、高額な年収がもらえる、というだけです。
その方法が取れないのなら、別の方法を考えればいいだけです。
この先、また増税です。
平均年収では、何もできないですよ。生きていくのがやっとになります。
もう日本は東アジアでも経済的に破綻しかけています。
今やインドネシアやタイよりも経済力は下です。
年収500万は、低所得なのです。せめて世帯年収を1000万円にしないと、苦しい生活が待っています。
しっかりと現実に目を向けて、「ネット上の煽り」は無視しましょう!
さあ、バーベキューの準備するか!