coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

企業の採用活動:留学生の採用について

1.はじめに
 新年が始まり1か月が過ぎましたね。
 年度末の処理と、新年度の計画で
忙しくなっています。

 さて今回は、「田舎の新卒採用は、
外国人も含めた採用計画になっていますよ」
という実情を書きたいと思います。

 私のような田舎者の方に向けて書き
ます。
 田舎では、未だに新卒採用は「日本人」
と考えている親御さんがいます。
「中小企業でも、企業業績を上げるため」
優秀な人材を欲しがっています。
 その優秀な人材が、少子化で足りない
ため、「外国人留学生を日本人大卒と合わ
せて採用数を設定している」と
いうことです。

 田舎の中小企業でも、「少子化時代」に
対応している企業の実情を書き、子育ての
参考にしてください。

 私は田舎の大企業の人事部管理職です。

 

2.何が起こっているか?
 田舎の経営者会合の勉強会で
A社のB社長が、講演しました。
 A社は、100名ほどの会社ですが、
田舎では中堅企業です。
 二流大卒で採用されるレベルです。

 しかし、ここ10年ほどの人手不足で
社内改革を行い外国人採用を始めました。
 つまり、技能実習生や特定技能・技国人
などの部分的な採用では無く、
「外国人留学生」を新卒採用に含めて
おこなうようにしたとのことです。

 社内改革では、宗教により礼拝の場所
の確保、食堂の食事などに対応し、
家族との時間を持ってもらうために
長期休暇での帰国を許容し、
宗教上の衣服の着用の許容など
改革を進めて、「優秀な外国人の確保」
が出来ている、との発表でした。
 また、日本人従業員への異文化教育も
社内教育として全社員に定期的に
おこなっており、講師は外国人の従業員
に行ってもらっているとのことでした。

田舎の企業採用も「国際化」

 

3.時代遅れの子ども教育
 講演後の懇親会(飲み会)で、B社長は
「未だに英語教育をやりすぎる親御さんが
いる。外国人留学生には勝てませんよ
と言っています。
 英語が喋れる、フィリピン、ネパール
などの方に比べれば、二流・三流大学程度
の外国語系学部では太刀打ちできない
レベルとのことです。

 また、未だに二流・三流「文系」大学に
進学させる親御さん。
 特に、私立大学。
 私立大学では、甘い単位認定をするため
卒業しても留学生よりレベルが低いとの
こと。
 例えば、経営学部を卒業しても
起業経験が無い。
 留学生は、わざわざ高いお金を払って
日本にまで来ているから、必死。
 学生時代から、「どうやったら会社を
起こせるか?」「日本では、どこまで
商売として許されるのか?」などなど
学生起業をして勉強しているので、
面接しても具体性があるし、勉強したこと
に奥行きがある。

 日本人のやる気のない三流大学生
何もせずに応募してくる学生との差は
歴然とのことでした。
 ESの文章構成、内容も必死に日本語を
勉強している留学生より「幼稚」との
ことです。


4.時代は理系
 そもそも日本は、「技術大国」
世界からは、「技術力の日本」と
見られています。
(橋の建設や、新幹線、自動車など
日本の評価は、「技術力」です)

 それなのに「なぜ子供を文系に
進学させるのか?親の誘導が間違って
いる気がする」とB社長は言っていました。

 田舎の中小企業でも、外国人を受け入れ
のための「社内改革」が進んでいます。
 先ほどの事例は、100名ほどの
企業です。
 その新卒採用でライバルとなるのは、
わざわざ外国から来てくれている
やる気十分な外国人留学生」です。

その留学生に就職活動で勝つために、
そして「技術の日本」で就職するために、
お子さんには、是非、
日本語教育:日本語文章能力検定2級
 合格(社会人レベル)
②数学検定で準1級(高3レベル)
③理科検定で2級(高校レベル)
の3つを取得させましょう。
 これで、国公立大学の理系が目標にでき、
就職も理系採用が望めます。

以前から書いているように、
「理系採用」は企業人気が高いのです。

理系時代

 

5.まとめ
 私のような田舎に住んでいる親御さん。

 田舎の経営者の皆さんでは、「日本人を
採用したい時代」は終わりつつあります。

 業績を上げるため、「やる気と能力が
高い新卒」が欲しいのです。
 国籍は問われない時代になっています。

能力の高い社員を確保して業績アップ!

 

 また、文系もいらない時代です。
 理系の「論理的思考」が社会では
必要とされています。
 また、世界で商品を売るための
自社の技術の理解ができる「理系学生」
が欲しいのです。

 外国語は、留学生から入社した
社員(技国人など)がします。
 外国への出張なども、外国人がします。
 日本人は、「技術」です。

 この点を頭に置いて「子育て」して
ください。

 

 

 もう「国際化」は、田舎の「一中小企業」
にまで進んでいます。

 

 


賃金テーブルの書換、どうしよう・・・。