coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

みんなと一人

1.ことの発端?

 昭和生まれのおじさんが、先日動画サイトで

 を受けた大学生の一言を紹介します。

 

「友達なんて、面倒くさいじゃん」

 

 以前にも私の記事で触れましたけど、

 改めて驚きました。

 

 友達を作らない、いない、つまり、独りぼっち。

 

 個人の自由なので、構いませんが、

 なんか寂しいですね。

 

2.友達が面倒くさいのは・・・

 確かに、友達から連絡があれば、そちらに気がいき、

 今していることが止まってしまったりしますよね。

 特に電話なら、今していることをいったん止めて

 対応する。

 

 また、遊びに行っても自分だけではないので、

 友達の趣味にも合わせて出かけたり、食事したり、

 愚痴を聞いたりと、自分の時間が費やされます。

 

 そのようなことが、「面倒くさい」と感じるのでしょう。

 

3.友達を作るメリット!?

 友達は、ネットではできないと思っています。

 SNSだけの友達はそもそも本当に実在するのか

 というところから疑われる世の中になりましたよね。

 

 私のようなおじさんは、やはり一緒に酒を飲み、

 バカ騒ぎして、時にはみんなで温泉旅行して

 裸の付き合いして、その積み重ねで腹を割った

 話ができる。

 相手も私を信頼し、私も相手を信頼する。

 

 この点は、社会に出れば明らかで、会社内にどれだけの

 心の通う人脈構築ができるかで仕事のスピードや

 精度が変わってくる。

 

 私は人事部にいるので各部署の若者の一部が、

 人脈造りもしないので一人で黙々と仕事をして、

 「間違えるし遅い」という苦情が近年増えてきた

 ことを実感している。

 

 「間違える」前になぜ専門部署に問い合わせをして

 資料をもらわないのか。資料をもらっても

 なぜわからないことをその部署に問い合わせて、

 説明してもらいに行かないのか、ネットで検索しても

 うちの会社の独自の資料についての説明なんか出てこない。

 

 他部署に通って人脈を作って「今度飲みに連れてってください」

 となんで言えないのか。

 一度でも飲みに行けば、単なる同じ会社の社員、という

 領域は脱する。内線もしやすくなる。

 

 そうやって新人のうちは自分の協力者を増やして行った方が

 仕事がスムーズに進む。

 

 

4.これが楽しいんだ???

 同様に、食堂でも一人でスマホを片手に食事をしている。

 他部署の人と食べて情報をもらえば、自分のできることを

 探して企画書が書ける。そういうことしないから、

 役員から「彼は何をしているんだ?」ということになる。

 経営会議で出るような企画書もかけない。

 社内情報を積極的に収集しようとしないから。

 

 街へ出ても、喫茶店で業者と打ち合わせ後コーヒーを

 飲んでいたら、隣に大学生らしき2人が座った。

 最初に「コーヒー」「俺も」。

 しばらくたって「今度サークルで合宿行くんだって」

 「めんどくせー」

 最後に「でよか」「あー」

 一時間ほどの滞在で、二人がした会話はこの3つだけ。

 それ以外の時間は、それぞれスマホにずっとかじりついていた。

 何が楽しいんだろ。

 

 ショッピングモールのフードコートでも、

 となりに座った若いカップルが、座るなり、

 彼氏がスマホにかじりつき。

 彼女が2言3言。彼氏「うん。うん」

 彼女もその後はスマホにかじりつき。

 スマホを見ながら、二人で無言で食事をして帰って行った。

 

5.世代間ギャップ

 昔から「一人」が好きな人は確かにいた。

 しかし、あまりにも見かけるようになった。

 そしてとうとう「友達はめんどくさい」という

 レベルにまで来たのか。

 

 ひとりでは考え方を深めるための議論もできない。

 友達からいい影響を受けるということもない。

 いざとなったら助けてくれるという心の支えもない。

 

 ひとりで食事に行って美味しいのだろうか?

 ひとりで旅行して楽しいのだろうか?

 

 人間である以上、そもそも人とのつながりを

 自ら断つというのは残念です。

 

 私は気の合う友達と飲んだり旅行したり、

 何かするのが好きなタイプです。