１．はじめに
新型コロナの影響がいまだ落ち着かない状況
ですね（6/8時点）。
海外との行き来もままならない状況です。
うちに勤務している外国人も母国の親兄弟など
を心配して、「一度帰国したい」と言っています。
そんな状況で「就職が困難になる」という記事
が目立つので私なりに書いてみたいと思います。
２．就職氷河期到来！？
確かに、新型コロナの影響を受けて業績が悪化
した企業が、人件費を抑えるため新卒の採用数を
抑えるということは、人事部の管理職として
理解できます。
しかし、その反面、「良い人材がまだ残っている」
と考えて、「この期間に当初の目標通り採用する」
ということもまた考えられます。
そう、大手をはじめ採用数を控えるのならば、
逆に、採用数を当初の数のままにして、
この時期に「人財」を確保する選択です。
３．書いておきたい「人財」の一要素
私の記事では、過去に書いていますが、
「株式会社」に就職しておきながら、
「売上を確保する行動」が
取れない人材は、「不要」です。
つまり、自社商品をはじめ関連会社の商品を
売れない会社員は「不要」ということです。
「商品を売るのは営業」という考えなら、
この世の中、会社勤めは厳しいと思います。
営業部門以外であろうが、うちの会社では
自社商品を売ることを推奨しています。
（ノルマもなく義務もありません）
つまり、営業部門以外の社員で自社商品を売れ
ば、月間最多販売賞など営業部から表彰されます
（金一封付きです）。
そして、人事部でも人事考課で加点され、
賞与や昇進昇格に反映されます。
４．商品を売れない社員
商品を売れない社員は、年に数回営業部から
リストが回るので、どの部署の誰が売って
いないのか、全社員すぐにわかります。
（張り出す部署まであります）
それが続けば、「要らない社員」として
レッテルが貼られます。
自分の給料分、年収分さえ稼げない
「お荷物社員」ということです。
株式会社で「売り上げ確保」に少しでも
貢献しようとする気が無い、として
反感を買うのは、ある意味当たり前ですよ。
（努力しました、は基本社会人として
通用しませんよ。結果がまず先です。
結果を出さなければ、「ただの言い訳」で
処理されます。まず、言い訳を聞いてる時間が
もったいないので、「もういい！」と
相手にされないだけです。）
（大学受験と同じ。結局どこの大学へ行ったのかが
履歴書に残るのです。受験期の偏差値がどうであれ
そんなものは履歴書に書きませんから。
まあ、社会人として学歴より「人物＝人となり」
の方が、今は重要ですが・・・。
「学歴」＜＜＜「人物」）
５．商品を売れない社員の特徴
代表的なのが、「人脈が少ない社員」です。
最近では、SNS上での付き合いで「友達」
と言っている若者が顕著です。
そんな膝を突き合わせて、話したことが
一度もないような人に「商品買って」と
言っても買ってくれるはずがない。
ただの広告を見て買うか迷う人と変わらない。
広告の反応率は、数％と言われているのに・・・。
強固な信頼関係を作った人との間なら、
その人が営業マンになって売りに行ってくれる。
つまり、「親友」。
（年齢的に50代なので、社長や〇代目社長が周りに増えてきて
お願いすれば、その会社で買ってくれたり、売ってくれたりする。）
希薄な人間関係で売れるはずがない。
私なら買わない。
自分で店に行って見比べてから買う。
だから、30代ぐらいまでの人脈が少ない
（SNS上だけの友達を「友達」という世代）
社員は毎回ほとんど販売数「０」。
人脈が希薄で、かつ親友の数も少ないから
すぐに人脈のストックが尽きる。
「友達なんか面倒くさい」と言って
いた動画サイトの若者と同類としか
思えない。
６．まとめ
私のような、気心知れたみんなと
ワイワイガヤガヤすることが好きな人は
自社商品の販売で困らない。
しかし、人脈が少ない社員は、
この点で悩んでいる。
「なんで友達作らないんだろう？」
いろいろ事情があるんでしょうが、
幼少期に一人で遊んでいたことが、
自分の世界に閉じこもる原因を作っている、
自分の思うとおりに過ごしたい、
こういう感情が育ってしまった以上、
大人になって変えることは難しいのだろう。
しかし、みなさんもお分かりの通り、
社会生活は一人で送れない。
また、サラリーマンになるのなら
人付き合いは必須！
仕事が進まない！
だから、大学生の皆さんへ
SNSだけではなく、
膝を突き合わせた「信頼関係」を生む
人付き合いをしてください。
信頼されたか大体わかる質問は、
「100万、無担保で貸して」とか、
「このPC、〇万で買って（相場より高く）」
で「いいよ」と言ってくれるかどうか。
もちろん、本当にする必要はなく、
あなたとの信頼関係を試す質問です。
ネットだけの友達は、「NO」と言って
あなたの前から消えるでしょう。
本物かどうかを見分ける目を社会に出る前に
身につけてください。
つまり、偽物のSNSだけの友人かどうかを
ハッキリさせて、区別しておき「親友」の
正確な人数を把握しておくことです。
大学生なら最低10名以上、「親友」は
必要です。大学の先輩なども把握しておき
社会人として人脈を紹介してもらうんです。
最初の配属が、営業部かもしれませんよ。
また、いつ営業部に異動になるかわかりませんよ。
本物の豊富な人脈が、あなたを守ってくれます。
