coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

時は金なり:理解と時間の関係

1.ある出来事

 中学でも高校でも私の友人に次のようなタイプがいました。

 「1時間で教科書のここまで終わらせる」

 「何曜日の何時から何時までにここまで終わらせる」

 

 つまり、1時間で物理の「力学」を終わらせる、というような

 ことです。

 

 私も幼いころそうでしたが、頭のいい友人と何度となく

 一緒に勉強していると「それは違う」ということに気づきました。

 

 つまり、①「理解する」ことは、時間無制限。

 ②「練習問題を解く」など理解力を試すことに時間制限をする、

 

 こちらの時間の使い方が効率的ということです。

 

 

2.時間ではない

 ある新しいことを理解するのに「何時間」「何分」ではない

 と思います。

 分かれば数十分だし、分からなければ何時間、何日でもわかるまで

 調べ、親友・先生・先輩などなど聞きまくり、調べまくります。

 

 まず書いてあることを理解しなければ例題も理解できないし、

 まして練習問題すら理論的に説明しながら解いていけません。

 

 ある新単元を勉強するときは、時間はかかる。しかし、一度

 理解し、他人に説明し理解させるレベルにまで頭に入れれば、

 あとは時間を測り練習問題を解いていけばいい。

 

 そう思います。

 

 

3.時間内に理解しようとすると・・・

 当然理解しきれない部分が残りますから、中途半端なまま。

 だから練習問題も理論的に解けない。テスト、試験で間違える。

 

 会社員で言えば、時間がないからうわべだけの理解

 しかし、社内で「担当者」なり、他部署の説明を受けた「部署の

 責任者」ともなれば、うわべの理解では社内や部内で説明でき

 ない。

 

 理解しつくすまでその部署にとどまり、説明を受ける。

 納得して初めて社内で説明できる。

 部内で説明できる。

 それが仕事。

 

 

4.正しい方法を身につける

 まず第1に「完全な理解」

 何を差し置いても重要です。

 この点を、中学・高校・大学受験でもわかっていれば、

 時間の使い方を間違えずに活用でき効率的に成績をUpできます。

 

 自分がどれだけの時間を掛ければ、新単元を理解できるか。

 なかなか把握することは普通レベルの高校生では難しいですよ。

 

 時間がかかっても「完全に理解する」

 

 教科書を全て完全に理解し、他人に説明し納得してもらえる

 レベルにいれば、全科目偏差値60は超えていきます。

 

 また、大企業で本社勤務となれば、そのレベルの理解力と

 説明能力がないとやっていけません。

(最近の人事部内での例ですと、「働き方改革」に基づく

 労働基準法を含めた一連の改正を社内(および労働組合

 へ説明する必要が労務担当者にはあります。

 そのため、厚生労働省、地方労働局、労働基準監督署

 などへヒアリングし、完全に理解しないと仕事になりません。

 36協定手続き、就業規則の改定、勤怠管理の見直しなど、

 仕事は沢山あるので、手伝ってもらうためにも、人事部内で

 説明会をして部員にも同様に理解してもらう必要があります。

 法改正を完全に「理解する能力」社内の役員及び従業員数千名に

 理解してもらう「説明能力」が無いと仕事になりません) 

 

 だから、大企業の本社には、一流大学卒が沢山いる。

 

 勉強しても成績が上がらない方は、

 「理解するのに時間制限を設けていないか」

 確認してみましょう。