coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

雑談:クイーンエリザベスにみる上陸手続き

1 はじめに

 地方の大企業で人事部の管理職をしている50代です

 

 今回は、新型コロナウイルスで有名になったクイーンエリザベスにまつわることを書いてみたいと思います


 行政書士の先生との雑学です。

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客船

 


2 入国、上陸などの知識

 日本には、領海、領空、領土があり、たまにニュースでも、外国の戦闘機が領空を侵犯したなど出ていますよね。

 また、外国の密漁船が領海を侵犯したなども。


 これは、日本国が領空・領海に入ることを許可していないのに勝手に入ってきたということです。


 するとクイーンエリザベスは、日本の海岸まで来ているので、領海にはいることは許可されたが、領土に上陸することは許可されなかったということですね。

 

 つまり、上陸許可がおりなかった、ということです。

 

 飛行機で言うと、日本の空港まで来て入国審査が通らない状況です。


 通らない=母国に帰ってもらう。

 

 


3 入国許可のあと

 話は、会社の外国人採用に移りますが、通常は留学生として入国して、卒業と同時に就労ビザに書き換えます。


 つまり、日本の領海、領空、領土に入ることを許可され、上陸許可がおりる。例えば、観光など短期ならすぐに入国・上陸ですよね。

 しかし、働いたり留学したり長期間日本に滞在するなら、在留許可が必要で、20種類以上の区分があります。「留学」という区分で在留しているということです。

 留学生が留学で入国して、卒業と同時に「技・人・国」などの区分で入国管理庁へ申請して許可をもらい働くことになります。

 在留区分が「留学」→「技術・人文知識・国際業務」へ変更されるということです。


 該当区分が変わる毎に許可申請をしないと、「不法滞在」となりかねません。


 テレビでも出ていますが、関西の派遣会社の不法就労について、ベトナム人も適法に入国し、在留資格までは適法に手続きをしていたのでしょうが、逃走?後も次の就労場所で変更など手続きをするか、滞在期間の更新をするなどしていないから、「不法滞在」となってしまったんですね。


 まあ、そんなこと知らずに働かされていたんでしょうが・・・。


 私の知っているベトナム人の方は真面目ですし、その方もベトナム人は日本人と同じで基本真面目な人が多いと言ってました。

 出会った人が悪かったんですね。真面目な人が多い日本ですが、少数の悪い人に捕まってしまったということですね。可哀想ですが・・・。

 

 

 


4 まとめ

 みなさんの周りにも外国人の方が増えてきたと思います。

 在留期間は大丈夫? 転職して在留資格変えた? など一言言ってあげてください。

 

 日本は手続きが厳しいので期間が切れたり、在留資格の種類が違うだけで厳しく対応され母国へ送還されてしまう、と言ってあげてください。

 また、日本の行政手続きは時間がかかるので、3ヶ月ぐらいみておかないと期限切れになってしまうと言ってあげてください。

 困ったら近くの出入国在留庁や知り合いの行政書士さんへ聞くよう勧めてください。


 真面目な外国人の方には日本に残って欲しいですよね。