coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

普通レベルの高校生と大学受験 ver.3

1.はじめに

 この時期ですから、親御さんに一読していただきたいと思います。

 お子さんは、時期的にまだ早いかもしれませんので・・・。


 私もそうでしたが、普通レベルの高校生が、そのまま行けば
 どうなるか、賢明な大人ならわかると思います。

 しかし、高校生活をどう活用するかで、行ける大学が、
 大きく変化します。

 私は、一流大学を目指す少数の天才・秀才に向けての
 勉強方法や姿勢を書くのではなく、


 圧倒的多数の「普通」の高校生を対象に書きたいと思います。 

 

 

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やればできる!



2.普通レベル高校生の勉強の実態
 一言でいえば、「こんなところか」で予習も復習も終わっている

 予習・復習さえしない高校生は問題外です。

 

 中学とは内容が変わり、「高等」教育になるので勉強しないと
 「普通レベル」はついていけません。
 


 「こんなところか」=いい加減

 

 

 いい加減だから、テスト前にまた一から復習。
 いい加減だから、テストで100点満点は取れない。
 英語のスペルはいい加減、歴史の人物名もいい加減、
 数学の公式も理屈を理解しないから使い方を間違える
 などなど基本的ミスが多い。

 

 「完璧」に暗記、理解しないから、やり直しに時間がかかる。
 何時間勉強しても成績は大して上がらず、すぐに限界が来る。

 

 だから偏差値も45~55ぐらいでウロウロして、安定しない

 

 これが、普通レベル高校の大学を受験したい高校生の
 実態です。(私もそうでしたし、子どもに聞いても同意見です)

 

 


3.3流大学⇒ブラック企業
 上記のように勉強を何時間しても一つ一つがいい加減だから、
 満点をとれる理数系でも満点を取れない
 
 高校三年の最後の模試でせっかく偏差値が55ぐらいが出ても、
 いい加減だから成績は不安定なため、結局滑り止めの偏差値
 50未満の三流大学しか受からない。

 

 三流大学へ行けば、ブラック企業が待ち構えています。
 「一生懸命勉強しても三流大学。就職先はブラック企業
 という構図のままです。

 

 仕事でもいい加減さが残っているので失敗失敗。
 ブラック企業だから罵倒され、人間性を否定され、自己不振に
 陥り、ひきこもる。

 すべては「いい加減さ」が原因。

 

 


4.勉強方法
 成績優秀者は、教科書レベルの基本問題を落としませんよ。
 確実に得点にして、偏差値は60を超えていきます。

(要するに、2019年のセンター試験の受験生データからすると、受験者が約52万人いたため、偏差値60とは上位約15%にいればいいので、78,000番以内にいればいいんです。偏差値70なら上位2%で10,400番以内にいればいいんです。(上位5,700人(東大約3000人、京大約2700人)にいれば、東大京大も狙えますよ)

 また、得点力からすると、各科目それぞれ8割以上取ればいいんです。それだけの学力をつけるんです。) 

 

 

 圧倒的多数の普通レベルの高校生は、
 まず、「高等教育の教科書レベルを完璧にする」ことが最優先です。

 

 それさえせずに、この予備校・塾の本が良い、とは自分の
 レベルを勘違いしている。

 

 どんなに良い参考書・問題集でも、「使う人」によって、
 価値が全く異なるんですよ。
 開成や灘校生が使っていても、普通レベルの高校生が
 使いこなせるわけがない。

 基本ができていないんですから。

 

 

 いい加減な勉強方法しかしない「普通レベルの」高校生が
 良いと言われる参考書・問題集などを使っても、

 宝の持ち腐れです。

 

 「完璧」という意味を深く考えてください。

 

 仕事を考えてみればわかる。
 ラーメン屋で完璧な商品を出さなければ、即クレームですよ。

 たかだか5教科でしかも文科省指定の教科書レベル。
 高校生なら理解し説明できて当然なレベルなんです。
 それすらできないのなら社会に出て仕事のマニュアルすら
 完璧に理解し仕事はできないですよ。

 

 教科書は最低限のレベルなんです。

 

 それなのに予備校・塾の○○大学コースなんて普通レベルの
 高校生が1年から行ったって、
 基本中の基本が理解できていないのに無駄ですよ。

 

 私もそうでしたが、普通レベルの高校しか行けなかったんだから、
 まず「高等」教育の基本=教科書レベルを完璧にすることが
 先です。

 

 中学レベルも教科書レベルが完ぺきではないから、普通レベルに
 いるんですよ。

 

 中学の友人は、部活をしていましたが、教科書レベルは

 完璧でした。
 いつもトップクラス。勉強時間は余り取れないはずなのに、
 クラブでレギュラーでしたよ。
 それでもこの地方でトップクラスの進学校に行ってます。

 高校の友人も朝練・土日も練習がある部活でレギュラー。
 それでも教科書レベルは完璧。予備校や塾に行く時間なんて
 ありませんから。3年の夏休みに部活を退部してからの
 受験勉強ですが、教科書レベルが完ぺきなため、基本ができていて
 後は共通テストと志望校の対策だけです。
 だから、旧帝国大学を受験して合格し進学しています。

 

 勉強時間=偏差値ではありませんよ。


 勉強の内容、完璧度合いです。

 

 

 

5.最後に
 高校生になったら、普通レベルの高校生は、まず一つ一つの
 授業を完璧に理解し、テストで100点を取りに行く。
 間違えたら、理屈にさかのぼって徹底的に理解し、二度と間違え

 ないところまで復習するんです。
 
 一度完璧にすればあとは受験期に見直すだけで記憶が蘇ります

 

 いい加減にするから、理屈が蘇らない。

 記憶があいまい。
 だから、何度でもやり直す。

 

 つまり、時間の無駄です。何度でもやり直すから、記憶に頼る
 ことになり、すぐ忘れます。
 記憶は忘れるんです。人間は忘れる動物ですよ。

 


 普通レベルの高校の高校生なら、教科書レベルをまず徹底的に
 理解して下さい。

 基本問題を落とさず得点し、偏差値60越えをまず目指して

 下さい。

 

 そうすれば行きたくなる魅力的な大学が一気に増えますよ。