coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

子育て:親御さんに理解して欲しいこと ver.2

1.はじめに
 地方の大企業に勤める人事部管理職です。
 2児の父親です。

 私の記事は、地方ベースの話ですので、
 「お受験」などのある関東・関西の方には
 合いません。
 自然の中で楽しく育てることを意識しています。


 私の記事では、人事部の視点から
 「採用されない就活生」
 子どもを育てた視点から
 「勉強の大事なポイント」を書いています。

 勉強偏重放任主義(塾任せ)の親御さんへ
 メッセージを送らせていただいております。


 私が言いたい重要なことは、昔から言われている
 「文武両道」です。

 「文」は、大学はせめて偏差値60以上の
 大学へ行かせる。
 それ以下は、行かせる価値があるのか、
 検討すべき。
 (特に学費の高い私立大学や東京など生活費の高い地域へ
  進学したいと子供が言ってきた場合)

 

 「武」は、部活動に参加させ「勉強バカ」にしない。
 沢山の友達に囲まれた子供に育てる。
 たくましい子に育てる。

 

 この二つを満たすことが重要と考えています。
 (詳細は、私の他の記事をご参照ください)

 

 今回お伝えしたいことは、お子さんは、

 「当たり前のことを、当たり前にしていますか?」

 ということです。

 つまり、高校生なのに勉強もそこそこ、

 部活動もせず・・・、それで高校3年になって

 大学受験は無駄です。

  せいぜい三流の私立大学文系。

  ただお金がかかって、夫婦で貯めたお金の

 ムダ遣いです。

  高校生なら、当たり前に予習復習して、

 当たり前にテストで高得点を取る。

  部活動をしてもそれができる。

  (公立高校基準です)。

  これが「当たり前」です。

 

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スポーツもできる

 


2.大学受験時の偏差値について
 共通テストのデータを見てみると、偏差値50で
 得点力は60%前後です。
 つまり、普通と言われる偏差値50で6割の得点が
 取れます。
 900点×60%=540点。
 これは、教科書を普通に勉強して、
 定期テストで90点程度
 「各科目」で取れていれば、
 取れる得点です。(公立学校基準)
 (90点以上は、その単元を理解ているから取れるんです。
  本当なら、100点取るべきですけどね。
  理解しているということ)
 (80点を切っている科目があれば、その科目を
  すべてやり直しです。理解し切れていません

 (逆に、学校のテストで90点程度取っていても、

  全国偏差値は50程度です。つまり、関東関西の

  受験生のレベルが高いんです。

  田舎もんが覚悟すべきところです。

  関東関西の受験生は、「教科書レベル」は、

  完璧なんです。)

 


 さらに偏差値60なら、得点率は80%前後です。
 900点×80%=720点。

 この点数は、
 ①教科書の理解=基礎力が付いている
  +
 ②副教材の問題集などを解いて「応用力」まで
  ついている
 レベルです。

 

3.学校生活との関係
 上記2からわかるように、学校の授業を理解して、
 定期テストを高得点していれば、「基礎力」は、
 つきます。
  つまり、共通テストの60%までは、得点できる
 ということです。
 (ミスなく解くということですよ。教科書レベルでは、
 弱点も無いということです)
  「教科書は、どこを聞かれても答えられる」と
 いうことです。

 

 まあ、普通に考えれば得点できます

 何のために高校へ通ってるんですか?

 

 授業の予習して、授業を受けてわからないことを
 理解して、復習して、テスト前に再度復習して、
 テストを受けて、完璧に解答する。


 それだけです。その繰り返しです。


 (これが大変なら、大学進学は向いてませんよ
  大学では「分厚く難解な専門書」を読んで理解して、
  論文式の定期テストがあるんです。
  卒業できないですよ。
  最後に卒業論文まである。。。。)


 大学受験したいのなら普通の事としてこなせるので、

 高校でも部活動はできます。
 部活動を通じて、友達を、たくさん作るんです。
 (小中高で一緒に帰るぐらいの友達は30名以上を
  目標にする。
  家を行き来できるだけの親友は、最低で10名以上
  を目標にする)
 (大学へ進学したら、家を行き来できるだけの親友は、
  さらに最低で10名以上追加することを目標にする)

 

 友達、特に親友は、「人生の財産」です。

 (「親友」は、お金では買えませんよ) 

 

 

4.大学受験のスパート時期
 他の記事でも書いていますが、大まかに

 高校1年時に、現代文・数学・英語を3年分先取り
 して教科書レベルだけでいいので終わらせる。
 (わからないところは、部活の先輩や
 先生に聞けばいい)
 (1年の夏休みを有効に活用する)

 高校2年時に、共通テストの過去問を3年分以上
 5科目やっておく。解けなくてもいいのでやる。
 どのレベルが出るかがわかる。
 副教材までやらないといけないのかもわかる。
 あくまで個人差があるので、一律には言えない。
 数学が得意なら、別に問題集を買う必要はないし、
 苦手なら簡単な問題集を買って自信をつける
 必要がある。

 最低3回解いて、全問解答までの考え方を説明
 できるぐらいにじっくりやる。
 (友達に聞かれても、相手がわかるように
 事細かに説明できるレベル)

 

 そして、高校3年時に志望校の赤本を買って
 やりこむ。(青本?)
 この時にレベルが違いすぎれば、予備校も
 視野に入れる。

 部活動も辞めて、高校3年の1年間、大学の受験勉強
 に集中する。

 

 これで分かると思いますが、高校3年になって焦っても、
 高校2年間遊んでいれば、基礎力が付いていませんから、
 高校3年時に基礎固めからすることになります。

 (「高校3年になって焦る」周りがのんびりな、

  田舎もんあるあるですよね。)
 そうすれば、間に合わないことぐらいわかると思います。

 (いくら勉強しても偏差値は上がらない。

  そりゃそうです。みんな高校2年で基礎固めは終えて、

  応用力を付けるため3年時は必死に勉強しますから。

  その時期に基礎固めなんて、遅すぎます。)

 

 ネットで出ている「高校3年の1年間で偏差値40から
 早稲田の政経合格」なんて、よっぽどのまぐれ
 ということがわかると思います。

 (予備校の宣伝などにもありますよね。冷静に

  考えてくださいね。無理です!


 そんな博打を高校生でしなくても
 毎日毎日コツコツしていれば、
 間に合いますから。(早稲田の政経は、
 難しいと思いますけど・・・。)

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コツコツすれば、博打をしなくていい

 

 基礎力がついていれば、丸1年(高校3年)志望校対策に
 ほとんど当てられます。(一部は共通テスト対策)
 基礎力があり勉強の感が良い子なら、
 「全科目」偏差値60を超えていきます。
 つまり、旧帝大でも上位学部が狙えます。

 

 高校2年間で、「基礎力」が

 付いていることが
 絶対条件です!
 (基礎力=「全科目」偏差値50以上
  平均50ではありません!)

 

 この時点で分かると思いますが、

 学校の勉強で偏差値50以上行きますし、

 副教材をうまく使えば、偏差値55以上行きます。

 つまり、余分な参考書代はお金の無駄です。

 塾代も無駄です。

 学校や教材を上手に使いましょう。

 ムダなお金は使わず、部活動費に使ってあげましょう。

 しかし、高校3年時は予備校代はかかると思います。

 「井の中の蛙」にさせないためにも、予備校は1科目でも

 良いので行かせてあげましょう。

 

 (補足)
 高校2年間、成績優秀かつ部活もしていれば、
 推薦があるかもしれないので、先生に確認すること。
 先輩では、情報が古いので最新情報を先生に確認する。
 推薦があれば、それも視野に入れる。
 推薦が取れれば、大学受験をせずに入れますから。

 

 

5.まとめ
 以上から、中学レベルでそもそも成績が上位30%未満で
 あること(公立中学基準)。勉強する習慣がある

 高校は、当たり前の予習復習、テストで高得点を
 取り続けること。(公立高校基準)
 部活動に励むこと。

 そうすれば、基礎力はあるので、共通テストで60%
 以上は取れる(偏差値50以上)。

 

 あとは、高校2年時に共通テストの過去問を解いて
 明らかとなった弱点を克服して、高校3年時に応用力
 (志望校対策)を付ける。
 正解率80%以上を目指す。80%を超えれば、
 偏差値60前後になる。
 ここまでが、3年の夏休み。

 そして3年の1学期に、志望校の赤本を一読しておいて、
 傾向と対策を2学期から本格的に始める。
 手書きの答案作成になれる。

 私の考えは、高校3年からは、予備校に行くのがベスト
 有名予備校の分析力は、さすが!
 ネット情報では、すべて出てこないですよ。
 間違っているし。
 当然お金を払っている予備校生にだけ、情報は流れます。
 私自身も直前に出た情報が、そのまま本試験で
 出ましたから。
 そのため、焦らず対応できました。
 (子どもたちも同様で、最新情報を得ることができ
 心理的な安心感があったと言っています)

 

 予備校の直前情報は、侮れませんよ。
 予備校代を払う価値はあります。

 

 まずは、当たり前のことを子供がしているかどうか。
 この点を注意して見ておくことです。

 テストの点数は、必ず確認する。
 部活動の成績も必ず報告させる(レギュラーになって
 試合に出るのなら、有休使ってでも応援に行くべきですよ)。

 

 自分の子です。知っておくべきです。
 管理する必要は無いですが、報告はさせるべきです。
 (「管理」は、押さえつけるイメージがあるので・・・。)

 

 当たり前のことを、当たり前に

  やれる子に育てる。

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子どもが楽しいキャンパスライフを送ること