coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

子育て:小学校の「国語」の重要性

1.はじめに

 菅内閣が誕生して、「デジタル相」が出来ましたね。

 知り合いの士業さんも、「今度は本当に紙媒体が

 無くなるのかな?」と言ってました(9/22時点)。

 紙多いですよね。役所に行くと紙に書くように

 促されますよね。

 まあ、この点は、政治の方に任せて・・・。

 

 

 さて、私の記事で書いた「小学生は国語!」に関する

 一事例を書きたいと思います。

 

 私は、小学生の勉強は親が見る!という考えです。

 そのため、どう教えたか、を書いてみたいと

 思います。

 

 勉強を「小学生に任せる」のは、非常に

 効率が悪いです。まずは、自分がしたことや

 反省点を踏まえて子供に手取り足取り教える

 これが基本です。

 

 間違っても、「勉強しろ!」はダメですよ。

 また、塾任せも勉強方法まで丁寧に教えてくれるか

 どうか疑問ですよ。

 学校や塾がきちんと教えているなら、すべての生徒の

 成績が優秀なはずですから・・・。

 勉強は教えるが、方法は教えてくれませんよ。

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勉強の基本「国語」

 

2.日本語の文型

 国語には、基本文型があります。

 英語の「S+V+O+C」みたなものです。

 

 基本文型は、
 「主語+補語+述語」です。

 例文:私は、コーヒーを飲みました。
 補語は、名刺+助詞で構成され、「コーヒー」+「を」

 でできています。


 他に、相手に状況が伝わるように、状況語などが間に入ったり、
 頭についたりします。
 (私は、「昨日、スタバで」コーヒーを飲みました)

 

 この基本文型で、子どもがまず「誰が」「何をした」

 を抑える。作文においても、主語と述語を明確にする。

 これは、相手に伝わる文章を書くためにも大事なことです。

 

 そして、文章読解では、5W1Hで子供が理解

 しているのかを親が確認する。

 ①いつ、②どこで、③誰が、④何を、⑤なぜ、⑥どのように。

 

 

3.小学校の国語の勉強方法

 良くある勉強法が、「漢字の書き取り」です。

 しかし、それで終わっている子がたくさんいました。

 それ以外の算数や理科、社会などに時間を使うためです。

 

 いやいや、不十分です!

 ①漢字の書き取り、について

  教科書を読んでわからない漢字を「漢和辞典」で

 調べる。それだけで終わる・・・。

  何回か漢字を書いて終わる・・・。

 ★書き順は、正しいですか?

 ★調べた漢字の熟語をいくつ覚えましたか?

  例:泳→水泳、泳法、遠泳、泳者など

 ★同じ部首の他の漢字をいくつプラスαで覚えましたか?

  例:泳(部首はさんずい、湖、汁、汚なども一緒に覚える)

  そもそも「部首」の意味を覚えましたか?

  「さんずいは、水を意味する。」

 (「泳」:音読み(基本中国からの読み方):えい

      訓読み(日本古来):およ・ぐ) 

 

   この点は、英語の単語も同じです。接頭語・接尾語

 同じものを一緒に覚えるんです。いちいち一単語ごとに

 覚えるより効率的ですよ。

  「able」を辞書で引いたら、名詞、動詞、形容詞、

 熟語なども一緒に覚えれば、1000語調べただけで、

 知識は、3000~4000語ですよ。

 (中高の教科書で5000語程度、難関大学受験者は、

  7000~8000語程度です。つまり、教科書に出てくる

  単語を毎回辞書で引くときに関連するの単語も

  覚えてしまえば、5000語×3倍以上=15,000語以上

  身につきます。)

 

 教科書を軸に、効率的に勉強する!

 

 ②国語辞典について
  同じ読み方の単語について、同音異義語

 覚えてますか?(隣に並んでますよね。

 辞書によっては、まとめて比較表が載ってる

 ものもあります)

 例:変わる、代わる、替わる

  国語辞典も、いちいち一語づつ調べずに

 一気にまとめて覚えてしまう方が、

 語彙力を飛躍的に伸ばします

 

③大切なことを教えてくれる、「ことわざ辞典」

 子どもに昔話などを聞かせて、人生訓を学ばせると

 思いますが、子どもが自分で文章を読めるようになったら、

 「ことわざ」「四字熟語」「格言」などが

 効果的です。

 いろいろな経緯で「ことわざ」になっているので、

 子どもにとって非常に勉強になります。

 (「意志あるところに道がある」これは格言ですね。

  私が好きな言葉で、子どもに教え込みました。

  まず、絶対やり遂げるという「強い意志」を持たないと

  何事も成し遂げられません。そう思います。)

 

 ことわざになった経緯がきちんと載っているもの

 買い与えましょう。単にことわざの意味だけでは、

 深みがありません。

 (「井の中の蛙」。中学で成績が1番でも進学校へ行けば、・・・。

  良くある挫折物語です。私の同級生にいました。

 「俺は天才だ。」と周りをバカにしていましたが、高校が

 超進学校のため、真ん中から下ぐらいと他の同級生が言ってました。

 結局不登校になり、退学して学歴は「中卒」です。)

 

 

4.国語力の重要性(作文力)
 最終的に必要なのは、

 「読む・相手の話を聞き、理解し頭でまとめて、

 相手にわかりやすいように口頭で説明する・

 文章で書ける。」ということです。

 社会に出て必要な能力です。

 非常に高度なことです。これができれば、

 社会人として成功しますから。

 一流大学を出ても、なかなかできません。

 社交性が高い人でも、なかなかできません。

 

そのために、

文章を書く練習を積んで、相手に読みやすい文字を書く。
文章を書くために、基本の文型を意識して接続詞で上手につなげ、
相手に読みやすくする工夫をする。


 そのためには、文章を書く前に頭の中で

何を書くのかまとめる練習をする。

瞬発力で話す子供は、文章がうまく書けない子が

多いため、相手に伝わらない。
逆に、いったん頭の中で相手に話すことを

整理してから話す子供は、相手に伝わりやすい。

 

また、自分の記憶のために残す文章(メモ)と、

相手に伝えるために書く文章は違う!(読書感想文など)

 

 授業で先生が書く黒板のメモも、

授業内容を理解した上で後で

自分が復習できるようにまとめないと、

見返したときに何のことかわからない。

 

5.国語力の重要性(読解力)

私が実際にある子の勉強をみてあげたときの

衝撃事例です。

 

【事例:算数】
 A君が1週2.7KMの池の周りを時速3KM/Hで歩いた。
 1周するのに何分かかるか?

 

(駄目な事例1)公式だけ覚える子
 当然計算間違いをする。
 ⇒せっかく公式を覚えたのに、意味や使い方まで

  「理解」していない。

 

(駄目な事例2)単位をそろえられない
  2.7KM→2700m、3KM→3000m、

  1H(時間)→60m(分)

 

(駄目な事例3)解答がイメージできない
 A君は、1時間に3キロ進む。時速3Km/Hだから。
 それなのに、解答が1時間(60分)を超えている、
 または、1週2.7Kmで3キロに近い≒1時間に近いのに

 0.9分など小さすぎる解答をする。

 

 まず問題文を見て、おおよその解答を予測できないのは、

 問題文を具体的にイメージできていない。理解できていない。

 

【解答する前に文章を理解しているか】
・1時間に3Km進める。池の周りは2.7Km。と言うことは、
 1時間に近い数字となる。
・1時間は、60分である。

と頭の中で整理した上で、計算して
・2.7Km÷3Km/hで、0.9「時間」
 0.9時間は、60分に直すと、0.9時間×60分=54分。

したがって、A君は1周するのに「54分」かかる。

 と、解答する。

 算数や数学が苦手な子には、この頭の中で整理

できない子が多い。これは、そもそも論

 

 算数や数学が苦手と言う以前の「国語」の問題。

 問題文を読んで、何が書いてあるのか、何を聞かれているのか、
どう答えればいいのか、を正確に理解することがまず先!
この部分を、親が質問して正しく理解しているか、確認する。
学校では集団授業なのでしてくれませんよ。
そもそも「国語の問題」なので、算数の個別塾でもしてくれるのか
疑問です。

 大切なのは、「国語」です!

  小学生でつまずくと、後に続く中学・高校も

 つまずき続けます。