coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

子育て:小学生からの勉強の基本

1.はじめに

 皆さん、新学期が始まりますね。

 何事もスタートダッシュが重要です。

 

 さて、今回は私の記事では「毎度」となりつつある、「幼少期から国語力の強化」です。

 

 (中学生になると)勉強しても成績が上がらない、(小学生なのに)そもそも勉強しない、など悩んでいる親御さんに向けて書きます。

 

 私は、田舎者の50代です。田舎の「公立」小学校・中学校レベルの話です。

 

2.国語力

 子どもが小学生なら「漢字の書き取り」、それぐらいで終わらせている親御さん。大きな間違いですよ。

 

 小・中学生が、一番脳みその吸収力・発達が良い時期です。

 この時期に「日本人として生きていくために最低限必要な『日本語能力』の基礎レベル」を上げておかないと、後々子どもが苦労します。

 すでに社会に出ている親御さんなら、実感していると思いますが、大企業に勤めているのなら、社内通知などがサラッと読めて理解できない。役所が出している大事なお知らせの意味がわからない。今なら国から「新型コロナで影響を受けた方への補助金・給付金」が出ることや、その対象者・手続きなどの文章が理解できない。また、人生で起こる「家を建てたり、生命保険に入ったり、車をローンで買ったり、子どもが大学進学の際にアパートを借りたり」と何かしら「契約書・約款」などに目を通したりします。それがサクサク読めない、理解できない。

 社会人として「当たり前」の文章がサクッと読んで理解できない。

 日本人として生きてきて、日本語で書いてあるのに読めない。理解できない。

 

 そんな大人は、私の周りに半分くらいいます。

 つまり、「幼少期から『国語』の勉強をしてきていない」からです。

良質な読書は子供にメリットが大きい



 

3.勉強方法

 国語の勉強方法は、私の以前の記事で書いていますので参照ください。

 

 つまり、「読む・書く、聞く・話す」の4つがある。また、文語と口語がある。

 良質な文章を幼少期から沢山読んで、正しい日本語・美しい語彙の組み合わせなど多くを学ぶ必要があります。文章を書くにしても、言葉を話すにしても、「相手にわかりやすい」組み合わせや順番があります。それを良質な文章を沢山読むことで吸収する必要があるのです。

 

 よくある、自分の頭の中にあることをツラツラしゃべる人は、相手が「何を言っているのかわからない」「何が言いたいのかわからない」ということになります。それが、積み重なれば、相手にされなくなります。

 自分の言いたいことを、「相手がわかりやすいように①並べ替えて、②その人のレベルに合わせた語彙レベルに合わせて」話す技術が要ります。

 小学生や中学生の定期テストでも、記述式が基本です。

 採点する「先生」に、わかりやすく記述しないと、良い点数がもらえませんよね。

 汚い字は「努力不足」で、問題外です。

 まして、入学試験になれば、「落とすための試験」ですから、「何を言っているのかわからない」「(字が汚いので)何が書いてあるのかわからない」など、採点してもらえないという残念なことになります。



4.中学・高校になると

 授業についていけなくなる子が出てきます。勉強しないなど。

 その一つの原因が、「国語力」です。

 つまり、「文章を読むのが面倒くさい」のです。

 それは、「国語」の勉強をしていないから、文章を素早く読めない、理解できない。だから、面倒くさくなる。面倒くさいから、勉強をしない。

 という、流れが出来ていきます。

 

 教科書のような、「ペラペラ」な書籍をサクサク読めないこと自体、日本人として標準的なレベルにないということです。わからなければ、リーダーなどの解説書をサクサク読んで理解すればいいだけ。

 たかだか、義務教育レベルの話しです。

 私は、田舎者なので、田舎の「公立」小学校・中学校レベルの話をしています。

 その田舎の公立学校程度の定期テストすら、100点のオンパレードが取れないこと自体、大問題ということを親御さんは気づいてください。

 国・文部科学省も「この年齢の日本人なら、これぐらいの内容は理解してもらわないと社会に出て苦労しますよ」という意味で「教科書」という基準を出しています。つまり、あのペラペラな「教科書」が最低基準です。

 

 義務教育レベルで、落ちこぼれていては、社会に出て置いていかれているということです。先に述べた「役所や国からのお知らせが理解できない」「契約書の内容が理解できない」「約款が理解できない」という「日本人として日本語が理解できない」という恐ろしいことになっているということです。

 

5.読書の重要性

 読書をすることで、わかりやすい文章の書き方、わかりやすい言葉の流れ、言い回し、ボキャブラリーの増加、いろいろな考え方など子どもは身につけていきます。

 以前にも書いたように、文系理系の良質な文章を交互に読ませる

 偏りなく読ませることで、いろいろな考え方を習得します。

 良質な文章は、本屋ではなく「図書館」で司書に聞けばいいだけです。

 司書は、「本のプロ」ですから、親御さんがいちいち調べる必要もありませんよ。

 

 本を読むことに抵抗が無くなれば、義務教育レベルの教科書やガイドなどは、サクサク読めて、教科書の内容は理解でき、100点のオンパレードも可能になります。

 田舎の公立学校なのでテストのレベルは、「教科書」レベルですから。

 

 また、読書をすることで、いろいろな考え方や、「深く考える」ことも出来るようになり、よくあるネット情報を疑いもなく信じてしまうことも少なくなります。

 

 ネット情報は、「半分、嘘」ですからね。

 「考え」れば、わかりそうなことも、鵜呑みにする20代がいるのでガッカリします。

 

 

6.一応のスケジュール

 国語力を高めることは、日本人として弊害はありません。

 いづれ社会に出て使いますから。

 本を買う必要もありません。図書館で借りればだけです。

 

【大学受験を前提にしたスケジュール】

 小学1年生 1年の推薦図書(月に1冊程度で丁寧に教える)

  読書の仕方を教え込む。読み方。内容を理解して親へ説明させる。内容の要約を書かせる。

  国語辞典・漢和辞典の引き方、文章の書き方を教え込む。

 2年 2、3年生用の推薦図書(週1冊ペース)

 3年 4、5年生用の推薦図書(週1冊ペース)

 4年 6年生用の推薦図書(週1冊ペース)

 5年 中1、2年生用の推薦図書(週1冊ペース)

 6年 中3年生用の推薦図書(週1冊ペース)

 中1 高1、2年生用の推薦図書(週1冊ペース)

 中2 高3年生用の推薦図書(週1冊ペース)

 中3 (高校受験)

 

 義務教育が終わる時点で、高校の「現代文」は、理解できるレベル。読解力、速読、ボキャブラリーなどが高まることで、高校の勉強がスムーズに進む。そうすれば、地元一の国公立大学への進学も見えてくる。

 

7.まとめ

 「子どもが勉強しない」原因の一つは、「国語力が低すぎる」ということです。

解説をサクサク読める「国語力」で成績アップ!



 

 文章をサクサク読んで理解できない。

 だから、面倒くさいので、勉強しない。

 

 数学・物理・化学・英語などの「解説」は全て「日本語」で書かれています。

 それをサクサク読んで理解できないから、長時間の勉強が必要になり、「嫌」になり、勉強から離れていきます。

読んで理解するレベルが低いから「長時間の勉強」になる



 

 以前にも書きましたが、「京都大学の学生は、(大学の授業とは別に)1週間で世界史の教科書を読んで、共通テストを8割得点できる」ということを書きました。

 

 勉強ができない子=読書量が少ない子は、共通テストの世界史で8割取るのに何か月かかっていますか?

 英語の解説書?ヴィンテージ、何か月かかって読んでますか?

 おそらく、遅すぎますよ。

 サッサと読んで、重要事項や自分の弱点を把握して、ヴィンテージの内容で自分に必要な部分を把握して「自分のための参考書」にしてください。ダラダラ読んでいたら、最初の部分は忘れていますよ。

 

 読むのが遅い、読み間違える、読んだのに重要事項がわかっていない、などなど小学生や中学生で終えておくべき「日本語力のレベルアップ」が終わっていないのです。それで「一流大学へ進学したい」は、夢のまた夢ですね。斜め読みして内容が理解できるレベルまで読書量を増やし、日本語力を高めた方が良いですよ。

 

 

 「日本人」なら、どれだけ日本語レベルを上げても問題ありませんから。



                 もう秋だ。涼しくなってきましたね。