1、はじめに
さあ 11月に入りますね。受験本番まで、大学受験生ならあと2ヶ月ちょっと、高校受験生でもあと4ヶ月ほどとなります。初めて子供が大学受験や高校受験をする際、親はどうしたらいいのか、難しいですよね。
そこで参考になればと思い、妻と考えた我が家の対応を書いてみたいと思います。
2、親がやれること
親がやれることは 大きく二つではないでしょうか?
一つ目は、「平常を装う」こと。
試験当日までです。
二つ目は、子供にわからないように、必死に「神頼み」をすること。
子育ての先輩や 学校の指導の先生 諸々聞きましたが 大体この2つに集約される気がします。
一つ目の「平常を装うこと」
受験期の子供は、神経質になっています。だから親から伝わる「緊張感」が、子供に伝わってしまい子供の緊張感が「増幅」されてしまいます。
親のどうにもならない緊張感を、子供に分からないよう隠し通しましょう。毎日のように楽しく明るい 家庭を心がけ、子供に無駄な 緊張感を与えないようにすることです。
とはいうものの 可愛い我が子の顔が日に日にこわばってくる。しかしだからといって、親が代わってやることもできない。
でも、これも見方を変えれば 子供が親を教育してくれているのかもしれません(ここはプラス思考で)。
二つ目の「神頼み」です。
妻とも話しましたが、子供に渡すお守りは一種類で一個 としました。それはやはり多くの方から、いくつもお守りを渡すと神様は喧嘩する、というアドバイスを頂いたからです。だから私達夫婦も同じ神社でお守りを一つずつ、子供に一つの合計3個にしました。子供も知っている地元で有名な学問の神様です。(今思うと、親に御守りいる?)
でも私も妻も神社を見つけると、ひたすらどの神様·仏様であろうとも 必死にお願いしました。でも面白いことに 夫婦で気づいたのは、試験日があと数日になってくると 神頼みの内容は、とにかく健康でいさせて欲しい、この子のやってきたことを全て出せる状態にしてほしい。結果は本人がやってきた努力の積み重ねなので、本人の責任。ただベストが尽くせるように「健康」でいさせてください、というお願いです。
まあ、親ならそうですよね
3、子供毎に対応(うちの娘)
上の娘の場合、妻と何度も話し合い決めた方針があります。娘の性格は、先が不安なのでコツコツコツコツ少しずつ毎日やる子です。その長所をしっかりと自信につなげる発言を2人でしようということにしました。
妻も 「あなたは毎日コツコツ頑張ってるから、自信を持ちなさい。絶対大丈夫だから 」と毎朝声をかけていました。試験直前期は、夜寝る前も同じことを言ってました。(平常を装えなかったですね😅)
娘が不安に思い夜眠れなくなると困るから、と妻は言ってました。
3年の夏休み頃、弱点を補強している段階で勉強仲間の友達に電話をしている時に泣き出していました。苦手科目の克服の辛さからです。
それでも娘は逃げ出さず頑張りました。精神的に成長したと思います。
同じように年末にも勉強仲間と電話している最中にも泣き出していました。子供なりに相当の重圧を受けているんだなと思いました。こういう時に何もしてやれない、代わってやれない親のもどかしさは今でも覚えています。
そして、2次試験前夜、妻が一生懸命 自信をつけさせる発言をしていたので、私の言うことがなくなり、私はただ娘の肩に手を置いてニコッとしてあげるだけしかできませんでした。
(娘曰く、お母さんが毎日同じこと言うから、洗脳され不安もなくなった(笑)。ありがたいけど、しつこかった(笑)、だそうです)
4、息子の場合
息子の場合は、恥ずかしいのか家族の前では 飄々としています。しかし、やることはやっているようです。お風呂が開いたと伝えようと部屋を覗くと、部活上がりで疲れているのか教科書を顔に乗せたまま居眠りしてました。
やることは毎日きちんとやる、そういう子です。ただ 受験期が近づいても 軽い感じで受験を考えているような雰囲気を出していたので、大丈夫かなという気はありましたが、言いたくてもそこはぐっと我慢しました。
息子は息子なりにちゃんと考えている。成績表を見ても随分成長していましたので、特に何も言わず平常を装っていました。
3年に 進級した際志望校を聞いた時にも、私も妻もびっくりするほどのビッグネームを出しましたが、息子の性格から「目標は高い方がいい」ということで 承諾しました(自ら高い目標を掲げ、果敢にチャレンジする性格)。最終的には偏差値とにらめっこをして、第一志望を変更していますが、やはり目標を高くおいたことが息子の性格上良かったのかもしれません。
3年の夏休みには、勉強仲間の家を仲間同士で渡り歩いて、徹底的に勉強すると言ってぐるぐる回っていました。おかげで、勉強仲間の両親とも仲良くなり連絡が取れるようになりました。
そして勉強も、仲間とやりたい参考書があると言って問題集を買い込みました。息子と一緒に 駅前の大きな書店まで行き 大量に買い込み車で帰ってきた記憶があります。
年も暮れ始めたころ、さすがに 親を心配させまいと装っていた笑顔もこわばってきました。 子供の不安もピークに近づいているなと。毎日のように勉強の仲間と電話して、お互い励ましあっていました。
そこで年も明け、息子と二人っきりになった際にかけた言葉が、息子は嬉しかったようです。それは、「頑張ってダメなら、浪人してもいいからな」という言葉です。気が楽になったようです。おかげで息子も第一志望に受かっています。
5、まとめ
受験生を持つ親御さん。ネット情報だけではなく、地域の環境や周りの友達の環境もありますから、周りの子供の先輩の親や学校の進路指導の先生、子供の親友などと十分話し合って相談し、最後は夫婦でどう一年過ごすか、しっかりと決めて行動しましょう。
我が子のことを分かっているのは「親」だけです。もちろん、子供には高校での「顔」もありますので、親友も我が子の性格を知っています。 だから受験期は勉強仲間の親友同士で連絡を取り合い、励まし合うのが力になります。
(確かに、自分が受験期の時を思い出しても、つらかった時期はあまりありません。辛いと思った時に、仲間に電話をして話を聞いてもらっていたからですね。話を聞いてもらうだけで、何か気持ちが和らいだ気がします。逆に、親友の悩みを聞いて、今こいつ辛い時期か、という思いでお互い通じ合っていた気がします)
親としてできるのは最初に書いた二つぐらいしかありません。しかし、その二つをしっかりと夫婦で話し合って子供の性格に合ったアドバイスや振る舞いをしましょう。
ネット情報では、あなたの子供のことは書いてありませんよ。
子供の親友に話を聞いてもいいかもしれませんね。 子供の高校生としての顔が分かるかもしれません。
でも、子供のことは親しか知りません。オギャアーと生まれて、今現在まで見てきているのは親だけですから。
ベストな答えを出せるのは「親」だけです!
子供二人、親の学歴を越えて行きました
(オマケ)
歴史的偉人「トーマス·エジソン」。言うまでもない超有名人ですね。
彼の名言の中に、「諦めなければ、成功する」「天才は、1パーセントのひらめきと99パーセントの努力」「私は失敗したのではない。成功するには別の方法があることを発見したのだ」などポジティブな考え方でも、有名ですね。
子供が、受験勉強で苦しそうな時に、ちょっとアドバイス的に使ってみてはどうですか。