coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

大学受験:高校2年の冬

1、はじめに

 ついに、この季節が来ましたね。高校2年生の皆さんは、真剣に進路を考え出している頃と思います。親御さんとの交渉も 具体的になってきているのではないでしょうか?

 公立高校なら、3年時に各コースに分かれる 「クラス替え」があると思います。国立コース、私立コース、文系コース、理系コース、一般などなど(高2からある公立学校もあるようですが)。

さて、今回は 高3でコースが分かれる偏差値50台の公立学校を前提に話をします。

 私は田舎もんの50代です。子供二人は大学生です。

 

2、 偏差値50台の高校の生徒との会話

 私の親友の家庭内会議での話です。関東の方でお子さんが偏差値50台の普通の高校に通い、成績はクラスで下の方だそうです。

 夕食を食べながら、「そろそろ、進路相談あるだろう?大学行くのか?」と聞いたところ、 娘は呑気に「とりあえず青学。滑り止めで成城かな」と言ったそうです。

呆れて、ものが言えなかったそうです。

偏差値50台の高校の成績下位者なんて、大学受験レベルで言えば、偏差値40台の前半42、43ですよ。

 青山学院と言えば、関東では人気な大学で偏差値60を超える学部ばかりの上位大学です。また滑り止めといった成城大学も偏差値55を超えるような大学です。

 それなのに、偏差値50もない=基礎学力もない自分の立場をわきまえず、志望校を喋っている。つまり、大学受験についてしっかり認識していないということです(高校偏差値と大学の偏差値の違い。高校の標準レベルと大学受験生の標準レベルの違い。など)。

 私の親友は、次のように返したそうです。「そうだな。次の全国模試で3教科全部、偏差値50を超えたら、予備校でも家庭教師でも付けてやる。1教科でも 偏差値50を切ったら、就職だぞと言ったそうです。

 まず偏差値50なんて一教科も越えないでしょうね。

 

 最近流行りの煽り動画。「偏差値40から早稲田合格」やネット予備校か知らないですが「逆転合格」など 100人に1人、1,000人に1人のような可能性しかないような話を、娘さんは聞いて洗脳されてるんですかね。受からないです。

どれだけの人がそんなことを信じて散ったかわかってるのですかね。お子さんは。

 

 このような子どもの話に乗っかってしまうと、見事に「商売にのる子供」と、仕方なく「子が可愛くお金を出してしまう親」ということですね。

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自分の実力がわかっていない

 

 

3、その2

 私の関西の親友の話です。お子さんが偏差値50台の普通の高校に通い、成績もクラスで真ん中ぐらいの子だそうです。

休日に、

父「結局、大学行くんか?」

息子「行くよ。とりあえず関大かな。滑り止めで近大くらい。」

と言ったそうです。

 こちらのご家庭でも、お子さんがのんきに大学受験のレベルを把握せずに、「夢」を語ったそうです。

 基礎学力がないのに、関西の有名私立「関関同立」の一角である「関西大学」なんて受かるはずもない。偏差値50未満の三流大学しか受からないでしょう。

 その友人も「次の模試で D 判定すら出なかったら、就職」と言い切ったそうです。

 

 それはそうです。頑張るのはあなただけじゃない。大学受験したい人、全員頑張りますから。特に浪人生は1周前にいて、後がないので必死です。

(あなたが基礎学力を付けている間に、受験を意識した高校生活を送っていた子たちは応用力をつけ、どんどんレベルを上げてます。あなたが勉強して点数を徐々に上げて行ったとしても、みんな頑張っているので平均点も上がっていき、結局は偏差値があまり変わらないのです。

 だから高校2年生が終わる前までに最低でも基礎能力はつけておかないと、そもそも大学受験では戦えないのです。偏差値40台から抜け出せないのです)

 

差はどんどん開いていくだけです。基礎学力すらなければ、先頭集団から何週遅れになっていくだけですよ。

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まず基礎学力が付いていない



 

4、 偏差値60を超える高校の高校生の会話

 別のご家庭では 娘さんが偏差値60を超える進学校に通い、成績もトップ1/3には入っているそうです。そして「どうするの?」と聞いたら「お花や植物が好きだから、農業が勉強したい。農学部へ行きたい。狙うは旧帝」と話したそうです。

 私の友人は、(あっ、北海道大学)と頭にひらめいたそうです。

 学校内のテストでも成績が良いので、現実味がありますよね。そして娘に対して「予備校へ行きたいなら言いなさい。家庭教師付けたいなら言いなさい。好きな参考書があるなら言いなさい、買ってあげるから。お父さん、お母さんはあなたをサポートしますから」と言ってあげたそうです。

 

 普通、大学を受験したい親子の会話はこうです。うちの子、二人も国公立大学へ行きました。普段からコツコツ勉強していましたし、成績もそれなりでしたので、上記の娘さんのような会話ができました。

 成績表を見ても偏差値がしっかり出ている(5科目とも偏差値50を超えている)ので、現実味を持って話をすることができます。

上二人の「夢物語」とは全く違います。

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毎日の積み重ね!



 

5、 まとめ

 一番最後に出てきた友人と娘さんとの会話が、大学を受験するご家庭の親子の会話です。毎日コツコツ勉強して、定期テストでいい点を取っていれば、最後の娘さんのような会話になると思います。

日々、勉強もせず遊びやバイト、部活に力を入れていれば、基礎学力もないまま高校3年生に突入します。基礎学力がなければ偏差値50は超えません

 ということで、先の二人の子は三流大学が待ち受けているか、浪人することになると思います。

 そうすると高卒で就職した方が、地元の一流企業に入れます。公務員も同じく高卒の方がなりやすいのです。

 親としてしっかりと子供に社会の厳しさを教える時期だと思います。子どもの甘い考えで大学受験をしても三流大学すら受からない。三流大学に受かっても、その先何もない。お金と時間の無駄です。

しっかりと子供と話し合いましょう。

 

 

        この時期は、懐かしい話がきけるな~