coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

子育て・大学受験:数学の有用性

1、はじめに

  私の記事では、高校までに習う教科で「数学が重要」という記事を何度も書いています(英語は二の次です。社会に出ているお父さんお母さんならわかると思いますが、近所に英語使ってる人何人いるんですか?そもそも日常で英語使ってます?)。

 その数学について、中学でついていけなくなり、高校で破綻し、結局私立文系 になってしまう高校生がなんと多いことか。 

 数学が原因で勉強嫌いになり、結局は三流大学しかいけない。毎年びっくりします。

 

数学は、頭の体操になる科目です。

社会人になってもその考え方は有用です。

 

数学を専攻する大学に進学する必要はありませんが、それでも数学の考え方が社会に出て非常に有効であると信じています。

 数学の細かい内容については ネット上の動画サイトにおいて、一流大学の理系数学を極めた方や正しく大学の理学部数学科の方など専門的な知識を持っている方がいるので、そちらをご参照ください。

私は 50を超えた社会人として、数学が好きでよかった、数学的な考え方は有効だった と思います。

(私の記事は田舎者が書く記事です。都会の方には合いません。また対象としている方は偏差値60未満高校の高校生やその親御さんです)

f:id:coffeebreak15:20200728103908j:plain

数学の考え方は、社会に出ても有用!



 

2、大学受験などでの数学

(1) 高校受験や大学受験においての数学は、問題を見てわかる通り、まず計算で終わるというものはほぼありませんね。長い文章のものであったり、図形であったり、一工夫しないと答えが出てこないというものです。

 問題文を読み何を問われているのか正確に読み取り、どのようにアプローチをすれば解答まで持っていけるかを考えるそのステップが重要ということです。

 これはまさしく社会に出て、会社や部署や自分のチームの内部における問題を、どう事実を捕らえどうやったら解決に持っていけるのか、と同じ思考で、数学的考え方が使える要素です。

 そして、解答においても自分よがりな答案ではなく、採点者に採点してもらえる答案を書く。この点も社会において、問題点に対する解決策を考え、メンバーに伝えて同意をして協力してもらう、このような社内過程においても役に立ちます。

つまり 大学受験生なら答案で、採点者が読みやすい答案を書き高得点を取るということです。 

 

(2) 高校受験・大学受験における数学に至るまでには、小学1年生から始まる足し算引き算掛け算割り算(四則計算)。それは「算数」であり、ただの計算です。そこから中学になり「数学」に代わり、頭を使うフル回転させる、「頭の訓練をする」ということです。

 先ほどの高校受験や大学受験において問題及びアプローチを考え、解答つまり採点者が読みやすいと思う構成をし読みやすい字で早く書いていく。そのアプローチの段階で、「何を計算すればいいのか」をピックアップし、その「計算」を正確に行うのが小学校で習う算数です。ですから算数において四則計算を正確に計算できる、早く計算できるというステップを踏んでいないと、高校受験や大学受験でせっかく解答までのアプローチが分かったのに、計算ミスをして、解答を間違えるという 非常にもったいない こと になります

(大人になっても九九が全て言えないという悲惨な社会人もいますからね。特に7の段)

 

3、過去に戻る

 高校数学において挫折する子の多くは、過去に問題があります。つまり、数学は算数から始まり高校の数学までつながっているのです。ですから、ごまかしごまかし弱点を補強せずに高校まで進学してくれば、高校の段階でもはや弱点を隠すことができなくなっているということです。私が知っている代表例は、小学生で始まる図形です。小学校で三角形や球体について学び、中学校でも図形があり三平方の定理など習います。そして高校1年の数学1 A において図形の三角比を学びます。さらに2年生になり数学2B においては三角関数になりさらに微分積分も関係してきます。

 高校数学で止まってしまう人の多くは、小学生の算数まで戻っていく覚悟がないと駄目だということです。数2 B の三角関数が分からないのであれば、数1 A の三角比に戻り、そこもわからなければ、中学の図形に戻り、さらに分からなければ小学校の三角形などの図形に戻ると いうことになります。(計算ミスが多いのなら、小学生の計算ドリルまで戻るということです)

 弱点を補強してから再度積み上げていくということです。

 以前の記事でも書いた、建物を建築するのと同じ。小学生という土台からしっかりやっていないと、一番上に建物を建築することはできません。

(数学の教科書が理解できない理由

 ①そもそも国語の読解能力が小中学レベル

 ②数学で過去に弱点がある

と思われます。

 「数学が嫌い」などと「好き嫌いの感情論」を中学や高校で出すならば、親として「そもそも好き嫌いの問題じゃない」ということを説明する必要があります。会社の配属で 与えられた仕事が 嫌だったら仕事をしないつもりですか。発想がまだ小学生低学年レベルということなので、十分話し合って納得させましょう。

 子供の心が変わらなければ、大して効果は産みません。 説得の方法として、例えば「文系科目の国語や社会や 英語は、論述で答えることになるので、合ってるのかどうかスッキリせずモヤモヤするでしょ。でも数学や理科は、解答までのアプローチを考えて、計算し綺麗な答えが出てきて、それが正解ならばスカッとする科目だよ。 勉強した結果がはっきりと分かるので「勉強やった!」という 充実感がある科目だよ」など 我が子の性格を読んで、うまく説得しましょう。私も数学の勉強は正解が明確に出るのでスカッとし、充実感と中毒性があるため、どんどん勉強したくなるような科目でした。 今でも子供達が受験時代に使った問題集など、バラバラ見て気になる問題を解くぐらいの中毒者です(笑))

 

4、定義

 高校数学になれば、「定義」が重要になってきます。変数である X は0より大きいのか あるいは X =0は使わないのか などなど定義が重要になってきます。

 それを分からない大学受験生である高校生は次のようなミスをよくしています。

 インターネット上で東大に合格した受験生がおすすめする参考書を鵜呑みにして、購入するが難解すぎて最後まで終わらないというミスです。

 定義は、東大合格者です。相当の超進学校の人達です。そのような人たちは、基礎が出来上がり大学受験の標準レベルの学習まで終わってる人達です。その人たちが、「ちょうどいい」というレベルは偏差値60位のレベルの人たちです。

 私の書いている記事は偏差値が50から59の高校へ行っている普通の高校生です。大学受験の際は偏差値が40になるんです。そうすると地元一の大学へ合格した人たちが使っていた参考書でも難解です。

 ですから、基礎から学べる参考書で一つ一つ段階を追ってステップアップしていかないと 、いきなり難解な参考書を読むことになり結局すらすら読めず心が折れて諦めるということになるのです。

 そもそも受験参考書はまず自信をつけることから始めるべきです。

「大学、受かるかも!」

この自信をつけるために 初歩の初歩から問題を解いていけば、正解する問題が6割7割あります。次に教科書や定期テストレベルの問題を解いて、また6割7割とけるというように少しずつレベルを上げていけば 自信につながります

(子どもたちに聞いても、チャート式など問題数が多いものだと終わりませんよ。部活をして家に帰ってから勉強するのですから。すると、旺文社の入門問題精講の1A・2Bなど分かりやすい簡単なものから始めるべきです。次は、入試レベルで薄いもの、旺文社の全レベル問題集、レベル2。というように薄い問題集をやって少しずつレベルを上げていき、自信につなげていくのです。自身が付けば、「数学、解けるし面白い!」となっていきます)

最初から難しい問題集を解いても 1割も解答できませんよ。私が高1時代に大失敗した、いきなり難解数学や難解英語の 講義を予備校に聞きに行ったときと同じ(私が通っていた高校は、まさしく偏差値50から59の間の普通レベルの高校です)。難解英語など1行に半分以上わからない単語ばかりです。半べそかきながら、お金を親に出してもらった以上やりましたが、心が折れそうになりました。

 まずは 簡単な解ける問題しか並んでないようなものから始めて自信をつけましょう!

 

 上記の事例からも数学でよく必要とされる「定義」は、非常に重要なことですし社会に出ても重要です。社内でしか使われないルールなのか、社会一般でも使われているルールなのか、部署でしか使われないルールなのか 、などなど定義はきちんとあります。

その「定義」を気にする癖をつけるためにも、数学は有用なのです。

 

5、まとめ

いかがでしたでょうか?

 小学生から始まる算数、そして中学・高校の数学、そして大学を経て社会に出ます。または大学受験を諦め社会に出ます。どちらにしても上記のような考え方は、社会に出て非常に重要です。

 数学が苦手な私立文系は、この思考があまりありません。うちの会社でも数千人いますがほとんどが理系のため数学を深く学んでいます。工業高校を出た高校生も数学は、 いやでもやって入社してきます。私立文系は数学を使わず国語と社会と英語で入社してきます。ということは 数学的発想に乏しいということです。

 

  保護者の皆さん、是非ともお子さんは数学だけでもクラスでトップクラスに引き上げてください。数学検定など 目標となる試験はありますので、「数学、数学、数学・・・」と 洗脳するようにしてあげてください。(お子さんを国公立に進学させるために、極端なことを言えば高校1年生は過去の小中学校の弱点克服も含め数1数2 B の簡単な初歩の初歩問題が解けるようにすることです。そこで自信をつけさせることです。高校1年生は、まさしくそれだけで終わると思います。もちろんほか4教科の日々の予習復習とは別にということですが)

(偏差値50台の高校の高校1年生

 日々の勉強の優先順位

 ①現代文(国語)→教科書や解説書がスラスラ読めるレベルまで引き上げる。高2高3で現代文に時間が割けなくなる。高1で現代文を極めておかないと、高3で5科目の受験参考書がスラスラ読めない。

 ②数学(小中学校の弱点克服を含めて、1A2Bの基礎固め。それをしていないと、高校2年から大学受験の標準レベル(共通テストで数学満点レベル)へ進めない。高校3年時は、二次試験対策。論述対策)

 ③理科(授業でする物理か化学→共通テストや二次試験で使うため、高1の理科を第1選択とするのが効率的。教科書の練習問題なども解いて定期テストは満点レベルにする)

 ④英語(まずは、高1高2の教科書を完璧にして高校英語の基礎固め。本格的に受験英語を始めるのは、高2から)

 ⑤他→古文漢文、社会はテスト勉強レベルで満点を取りに行くぐらいで十分)

 

 数学ができれば、国公立の理系·文系、私立大学の理系と受験できる大学の幅が一気に広がります。その先にある 就職先も広がります。

 「数学が苦手」と思っている高校生が多い以上、「逆に」得意にした方が勝ち組に入れるということです。最悪、数学だけ教えてくれる個別指導塾でもいいので入れて、数学には自信を持てる子にしましょう。

 

   数学は好きでしたが数3までやれる 自信がなかった国公立文系卒