1、はじめに
報道で出ているように、日本では新型コロナの感染状況が、落ち着いた模様です。 そのせいか、会社帰りの飲み会も増えてきました。
最近同期の12名と飲みに行った時の話です。
世間話をしていましたが、ある同期が、「今更だけど、又大学へ行きたい」と言い出したことから話が始まりました。
2、大学
高卒や専門卒の人から言われるのは、「勉強しに行くところでしょう。つまらない」とか聞きます。また、最近だと「ぼっち大学生」や「三流大学生の動物園エピソード」など、くだらない話もあります。
しかし、本来大学は学問を追究できる最高学府です。大学に行けば巨大な図書館があり、1年生から始まる基礎学問から知識をつけていきます。
農学部に入り、美味しいサーロインステーキが食べたいと言って牛の研究をした友人や、ピーマンは苦いから甘いピーマンを作るという友人や、お花でもレインボーのチューリップが欲しいなど、 好奇心をもって大学へ進学しています。
(こういう点でも、ただ偏差値表だけを見て、何も考えず、学部を選んで受験する受験生は、入学後つまらないんだろうなぁと思います)
物理学であれば、惑星探索やロケットの話まで いくらでも大学では研究できます(当時の人気は、宇宙に飛ばすロケットやガンダムのようなロボットを作りたい、でした)。もちろん二流三流大学にはそんな高度な研究施設などまずありませんけどね。
レベルの高い大学に行くということは、自分の興味のあるものを徹底追求できるということです。
映画で出ているような「空飛ぶ自動車」も、研究開発できますよ。
3、飲み会で話していたこと
まず大学を出て30年近く経っているので「最先端を知りたい」というのと、「趣味·興味が変わったので追究したい」ということです。
会社のように部下のことも考えず、会社目標も考えず、労働時間も考えず、何も考えずに、ただただひたすら自分のやりたいことに集中できる。そして、それを満たしてくれる資料や教授·研究者たちが大学に揃っています。
楽しくてしょうがない。その楽しさを味わっているからまた行きたくなる。
定年退職者にアンケートをとっても、一流大学や有名大学へ行った人たちは、「また勉強し直しに大学へ行きたいね」という声も、かならず数名います。
そう定年退職後は、暇。その知的欲求を満たしてくれるのが「大学」です。
(ちなみに大学は何歳でも受験して合格すれば入れます。以前ニュースに出た60歳を超えて京都大学へ受かり入学した方もいらっしゃいましたね。 知的好奇心が旺盛な方です。その気持ち、わかります!)
4、高校とは全く違います
大学は専門の学問を学ぶところなので、高校生のような国語・数学・理科・地公・英語みたいなことはしません。
心理学や言語学、物理学も宇宙物理、地球物理、○○物理などなどたくさんあります。電気でも 高圧電流の設備系統から始まってパソコンのプログラムまで幅広くあります。農学も、 豚や牛、鳥から始まり、野菜のレタス·キャベツ、花であるチューリップ、海産物である魚·イカ·タコ·アワビなどいろんなものがあります。
(どこかの大学に、リカちゃん人形の教授がいましたよね。 他にも有名な近畿大学の「マグロ」もありますね。研究対象は何でもあります)
理系であれば、その大学の四年間の先には研究所の研究員もあります(一流大学の理系は大学院へ進学する学生が多いですよね)。さらに深みに入っていくということです。
朝から晩まで自分の好きなことができる。分かりやすく言えば、ゲームが好きな子が多いので 朝から晩までゲームができてるようなもんです。
でも市場にある「ゲーム」は与えられるもの。
大学は、最先端を研究するので「与える」側。研究をする以上、心理学を使ってどのようなゲームを作れば楽しいのか、視覚としてどのような配色がいいのか、あるいはどのようなキャラクターを描くのがいいのか、構成ストーリーはどのようなものがいいのか、などなど深く深く研究していく。それが「大学」です。作る側です!
5、まとめ
大学と言っても、二流・三流大学では、大した 教授、研究者、研究施設もないので、世界最先端に接する機会も少ないと思います。
一流大学や有名大学へ行けば、世界で有名な教授や研究者、研究施設が揃っています。また海外の一流大学と連携して研究をするためにイギリスへ行ったりアメリカへ行ったりといろんなことができます。
好きなことを満喫できる。それが「大学」です。
好奇心が旺盛な方は必死に頑張って国公立なら偏差値60以上、私立なら偏差値65以上の大学に行きましょう。
一流の教授、研究者、研究施設が揃ってますよ。
定年後は、時間もたっぷりあるので「興味がある学問を最高学府で学ぼう」と酔ったおっさんたちは盛り上がりました(笑)