1.子供の夢
サッカー選手になりたい、ケーキ屋さんになりたい、
などなど子供のころは、夢?を沢山持ちますよね。
そんな時保護者の皆さんは、どう答えますか?
私の経験から、次のように考えています。
2.現実を語る
子供は、中学生にもなると反抗期を迎え、親の話など聞きませんよね。
私も中学時代はそうだったと思います。
すると、親として子供に将来を考える基礎情報を教えるのは、
小学生までとなります。
小学生ならまだ素直に聞いてくれますよね。
つまり、私は上の子での失敗をもとに下の子に、
小学生を卒業するまでに社会の仕事を教えました。
3.子供に生活費がいくらかかるのか教える
社会に出たら生活費がかかりますよね。日本にいる以上、
資本主義、自由経済のため、当然お金がある方が良い生活が送れます。
月に手取り20万では、生活していくのがやっと。
子供に習い事や塾、年数回の国内旅行、たまには海外旅行など
諸々考えれば、年収600万円以上は欲しいところです。
さらに、子供に私立高校、大都市の一流私立大学への進学を
叶えてあげると、高い学費・下宿費など800万以上欲しくなり、
さらに2人目の子も大都市の私立大学となると、1000万円以上
欲しいですよね。
こういうことを小学生から教える。子供はまだわからないかもしれないですが、吸収力は高いので結構覚えててくれますよ。
そうすると、のほほんと高校に入学し、地元の大学に行くだけでは、上記の年収を得るのは困難ということが中学・高校でわかるはずです。
4.お金は「道具」
子供には、ただ「お金持ちになりたい」とは、言わせないようにしました。
お金は「道具」であり、何かをする「目的」であることを教え込みました。
お前は何がやりたいんだ、ということを常に問いかけ考えさせる、
小学生ですが大事なことだと思い、質問し続けました。
(中学になると鬱陶しがられ無視されますが(笑))
5.身近にある職業
何がしたいのか、その答えを子供に探してもらうため、
身近にある職業を子供といるときに教えてきました。
休みの日に子供と遊びにショッピングモールへ行く。
そうすると、店には店員さんがいる。そこで、あの人の働き方には、従業員、パート・アルバイトなどがある。
従業員なら給料は20~30万円で、賞与が30~60万円ぐらい
で年収は大体400万から450万ぐらいかな。
勤務時間は開店から閉店まで、9時から20時かな。
と伝えます。
娘の好きなケーキ屋さんに行けば、かっこよさそうなパティシエという人は、
こういう風に店頭のケーキを勧めて、販売する、奥でケーキを作っている。
朝早く出勤して夜遅くまでケーキを作って売るんだよ。
でも給料は20~30万円で、賞与が30~60万円ぐらいで年収は
大体400万から450万ぐらいかな。
ずっと立ちっぱなしの大変な仕事だよ。
大変なのに給料は高くないんだよ。と現実を伝えます。
6.なるなら「社長」や「経営者」
そこで伝えるのは、パティシエではなく、ケーキ屋の社長になって店舗展開
しなさい、と教えます。
社長ならどの商品を売りたいか決めれますよね。それをパティシエに作って
売ってもらえばいい。
年収は君の才覚次第で会社員の倍は入る、つまり、年収1000万円も可能。
さらに社長かつ取締役だから、出勤時間や退社時間は自由。
子育てしながらできる職業だよ。と教えます。
もちろん失敗すればすべて自分の責任で多額の借金を背負うことになることも
伝えますが、会社員は自分の判断が及ばないところで倒産に追い込まれ、
リストラされるんだよ。ということを伝えます。
どうせ働くなら、自己責任で、又今の世の中、会社員だろうが
社長だろうがリスクは大して変わらない、ということを教えました。
また、病院に連れて行ったときは、憧れの看護師さんの仕事を見ながら説明します。
さすがに看護師さんは給与が高いらしいですが、子供には看護師さんは
治療をしないよ。治療をするのは、お医者さんだよ。と伝え、高額な給料と
年収を伝えます。
医者になるには、医学部へ入るというまず難関がある、
そして医師国家試験を通らなければならない、かなり若いうちから苦労する。
しかし、その分見返りが大きいことを教えました。
医者になり開業すれば「経営者」だ。あとは君の才覚で
年収2~3000万円も可能だよ、と伝えました。
もちろん、私学の医学部は、うちの家計では無理なんで、国公立にしてね。
とお願いしました(笑)