1、はじめに
久しぶりに先輩の社長と飲みに行ったら衝撃的な話が聞けました。
この話は、現実社会で起こっています。
お子様がまだ小・中・高校生ならば、厳しい社会を早く教えてあげてください。
そして、奮起させてください。
今回の話のポイントは、
「社会保険料の負担が大きくなり、中小規模の会社は従業員を持たずに、会社を経営するスタイルに変わっていくかもしれない」ということです。
中途半端な大学へ進学し、惰性で就職しようとしても、その先は厳しい現実しかありませんよ、ということです。
子供に厳しい現実を突きつけて、奮起させましょう。
2、社会保険料の増加
皆様、ご存知かと思いますが、給与明細の社会保険料がジリジリと上がってきてますよね。(約3割が社会保険、、、)
それは、同時に事業主の負担にもなってきています。売上を伸ばすために従業員を増やせば、社会保険料の負担が重くなる。
従業員の手取りを増やしてあげないと従業員が逃げてしまうので、給料を上げる。しかし、給料を上げれば、社会保険料の負担が増える、という悪循環をもはや何年も続けてきています。
それに今回の新型コロナが追い打ちをかけて、中小の事業者が疲れ果てたということです。
今ベビーブーム世代がどんどん定年退職をして、 年金負担がどんどん増えていっています。 その年金を支える我々世代は、しばらく、この社会保険料の増加傾向は続くのです。
3、従業員の解雇と再契約
先輩は地元(地方の田舎です)でも、それなりに成功した経営者です。従業員も 100名以上いる会社に育て上げました。グループ会社を含めれば、数百名になります。
1代で築き上げた成功者です。
私も尊敬できる先輩の一人でした。
しかし、前述のように 社会保険料の負担が増えていき、この新型コロナの経営悪化で決断をしたようです。
一つの会社を除き全て会社をたたみ、数名の従業員だけ残し全従業員と雇用契約を解約し、 僅かながらの退職金を支払ったようです。
つまり、社内の貯蓄が尽きる前に 皆に分けたようです。
そして、うちの会社で働きたい方は、個人事業主としての契約に切り換えていきました。
つまり、会社とは個人事業主として契約をして 国民健康保険や国民年金は自分で払ってください、ということです。
4、まとめ
私は大企業に勤めているので、その心配はまだありません。しかし、人事部で管理職を務めている以上、社会保険料の負担が年々増していることは実感しています。
売上の変動が激しい中小零細企業なら、なおさら従業員を抱えることは負担になると思います。
その先輩の社長も、「従業員をもつと負担が重い」と言っていました。今のご時世、従業員は最小限にして、 それ以外は 個人事業主として契約し、社会保険料は本人に払ってもらう、という流れができるかもしれません。
そうすれば残業問題もなくなりますよね。
また、4月から始まったパワハラなど 従業員を持つと その対応のためにまた人を雇わなければならなくなり、人を雇えば社会保険の負担が増えるというマイナス原因を作り出すということです。
そうなると、会社員として生きていきたいのなら、一流大学や有名大学へ行き大企業に就職するか、公務員試験に合格するという路線が出来ると思います。
中途半端な大学から中途半端な企業へ就職してしまうと、雇用契約は個人事業主になりかねない事態になっていくと思います。
完全に振り切って人生を送らないと、「中途半端」は、もはや経済的に落ちていくということです。
子供には厳しい社会の現実を伝えましょう。
そして、奮起させましょう。
あまりにも衝撃的で酔いが覚めてしまいました