coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

弁護士など「先生」と呼ばれる方について

1.話の元
 私は、仕事上、いろんな「先生」と呼ばれる方と仕事をします。
 例えば、今は人事部にいるため、社会保険労務士の先生です。

 

 他にも、弁護士、税理士、会計士、司法書士行政書士
 など「士」業の方々がいますよね。

 

 その方々について、私の経験と先生方の話を交えて
 付き合い方など書きたいと思います。

 

2.弁護士と他の「士」業との違い
 弁護士の先生は、法務省の行う司法試験に合格すると、
 裁判所の行う「司法研修」を受けます。
 つまり、2段階です。


 その司法研修後、①裁判官、②検察官、③弁護士に
 別れていきます。

 

 そのため、弁護士は訴訟の依頼を受けて裁判ができるのです。

 それとは異なる士業の方は、訴訟のプロではないため、
 制限があります。

 

 また、弁護士は日本の法律約3000本を扱える資格です。
 社労士なら、基本、労働社会関係法令ですよね。


 
 そのため、相談にする際には、「まず弁護士」ということに
 なると思います。

 数多い法律からどれに関係するか、これに関係するから税理士、

 先生どなたか税理士さん紹介してくれませんか・・・、

 という流れです。

 

3.弁護士もいろいろ
 では、法律をほぼ全て扱える弁護士ですが、いくら頭が良いからと

 言ってすべて理解しているわけではないですよね

 (知人の先生談)。

 

 そのため、医者と同じで各弁護士は専門分野を持っているそう

 です。


 医者なら、内科医、外科医、胃腸科など専門がありますよね。
 弁護士も表になかなか表示していないですが、交通事故専門、
 労働問題専門などそれぞれ得意分野があるそうです。

 

 そのため、良心的な先生は、自分の専門以外の仕事は、
 専門の先生を紹介してくれます。

 

 また、これは書きづらいのですが、医者でもヤブ医者が
 いるように、ヤブ弁護士もいるようです。(私は紹介ですので

 ヤブ弁護士に当たった経験がありませんが…。)

 

 交渉下手とか専門でもないのに依頼を受けて、ミスってしまうなど
 勉強が得意でも仕事が苦手な先生みたいです。

 特に交渉下手の先生は困りもんで、ある会社の経営者が損害賠償を裁判ではなく相手の弁護士との交渉でまず決めることにしたのは良いですが(こちらの方が弁護士手数料が安いみたいです)、向こうの言い値で報告してくるみたいです。先生に依頼する意味がない、と怒った経営者を知っています。

 

4.ネットの風評
 最近はネットで先生を探して依頼する会社の担当者も増えている

 ようです。
 確かに便利ですね。
 
 私も人事部で労働問題が生じたときに、顧問の社労士以外

 の見解を知りたくてネット検索をよくします。
 当然ですが、労基署に行って担当者から労基署の見解を聞きます

 が…。

 

 しかし、そこで全く見当はずれな見解や、世間知らずだなと思うよ

 うな見解を堂々とホームページやブログで出している先生がいまし

 た。
 例えば、裁判所でこんな見解が出た、と書いてありましたが、
 近年裁判でその過去の判例は時代に合わないということで変更さ

 れたということに気づいていない勉強不足の方です。


 また、会社からの具体的な質問に抽象的に答えて、それをこんな

 事例に対応しました、と堂々と書いていいる先生。
 門に入るときに社員証をゲートでかざすが、これは労働時間か、

 という問いに使用者の支配下に・・・・。といくような抽象的な回

 答です。
 具体例を出しているのに裁判所のキーワードをなぞっただけの

 回答は、いりませんよね。人事の担当は判例ぐらい調べています。

 具体的にこんなケースはどうなるか専門家のあなたに聞いている

 のに、そんな答えでは回答にならないくらいわからないのかな、

 と思います。

 

 また、ネットの評価も自作自演があるし、仲間同士で評価し

 あって、評価が高いとも聞いています。

 

 実際そうでもないよ、ということはよくあることですよね。

 (代表例:グルメサイトの評価。うちの地方の評価が高いある

  店は、地元民はほとんど行きません。観光客ばかりです)

 

5.依頼する=契約する
 私の場合は、個人的な事件はやはり人脈で探します。
 大学、高校など親友を探せば、「今、弁護士」という人もいます。
 医者も同じでいます。

 社会で暮らしていれば、気軽に相談したい弁護士を一人ぐらい
 持ちたいですよね。学校での子供の問題、最近のマナーの悪い
 車の運転、弁護士の友人に聞けば、告訴できるよ、とか教えてくれ

 ます。


 また、年齢的にも相続・遺言など出てきましたので、専門の先生を
 紹介してもらっています。

 

 医者でも、子どもがいれば小児科の良い先生を紹介してもらった

 り、と「人脈」が大事ですよね。

 

 ちなみに、ネットで探して相談し契約するのもいいですが、
 先生方の対応は、知らない人=本当にお金払ってくれるのか信用で

 きない=信用調査や評判調査を行う、などかなり調べるようです

 (知人の先生談)。

 

 しかし、友人の友人レベルなら、こちらからこれだけ着手金を
 払います、と多めに払っておけば、人的信頼とお金の多めの前払い

 で快く受けてくれます。


 仕事が終わった時に、紹介価格と言って最後に大幅割引して
 くれることもあります。(まともに契約書通りの値段なら、

 確かに高いですよね。事件も終わりこちらから支払いますね、

 と言ったときに先生から値引きします、という言葉をもらって、

 個人的に妥当な値段になり、ホッとします(笑))

 

 ですから、依頼する側も信用性に疑問のあるただのネット評価で依

 頼し、受ける先生も疑問を抱いて仕事を受けるのですから、調査費

 など使っているので割引けないですよね(先生談)。

 

6.まずは人脈
 親でも親戚でも、信頼できる先生を探すこと、が大事だと思います。

 今までの人脈作りがこんな時にも役に立ちます。

 

 弁護士の先生を紹介してもらい、専門家の先生を紹介してもらえ

 るような信頼関係を作る。1件でも仕事をお願いして、先生の性格

 や自分との相性を確かめるなど、いろいろやり方はあると思いま

 す。
 先生の側も、めんどくさい客か、金払いは良いのか、などチェック

 してますよ。

 

 相手も人間。

 お互いの信頼関係が生命線です。

 (委任契約を結ぶため、相手を信用できなくなれば、契約を解除す

  るそうです)


7.おすすめ
 私は、50を超えています。
 そんな私が思うことは、やはり、相続・遺言に強い弁護士の先生と
 信頼関係を作っておくことです。

 

 いざとなって、弁護士を探すでは、信頼関係が出来ていませんよ。

 相続の依頼は、遺産額にもよりますが、かなり高額です。

 

 少しでも信頼してもらい、紹介価格で最後に割り引いてもらえれば出ていくはずのお金が少し残ります(笑・泣)

 

 小学校の、中学の、高校の、大学の同級生で人脈を生かして探し

 て、何か相談しましょう。まず自分を先生に信頼してもらう。

 

 会社の顧問の先生は、あくまでビジネス上の付き合いです。
 あなたが法務部で先生と飲んだりしている中なら良いかもしれませ

 んが…。

 (*子育て世代の方も、子ども問題専門の弁護士さんがいるそうなので、信頼関係を作っておくことをお勧めします。学校でけがをした、いじめにあっている、通学帰りに事故にあった、通学の際子供が自転車で人をひいてしまったなどなど心配ですよね。その弁護士さんから、警察の少年課や子供相談室などなど人脈が広がり、子どもの様々な問題に対応していただけるそうですよ(弁護士さんは頭が良いので子供の勉強の件も雑談で相談できるかも?)(ちなみに無料相談所では無いので相談料はかかると思います。30分5000円とか、、、。きちんと払って信頼してもらいましょう))

 

 あとは、医者ですね。
 50も超えれば、毎年再診です。体もガタガタです。

 相談できる先生がいると良いですね。


 私は、近所に親の代から診てもらっている掛かり付けの医者

 (2代目)がいますので安心しています(いつも患者さんが

  一杯で評判の病院です)。


 (地元では人気の病院で隣の市町村からも車で来ているようです。
  ネットで検索しても評価は出てきません(本物はこうなの

  かな?)。
  これ以上人気が出ると待ち時間がさらに長くなり、駐車場も

  一杯なので評価を利用者が書き込まないのかなと、勝手に思っ

  ています。
  病院もアピールしなくても十分患者さんは来ているので、
  その必要もないようです(受付の事務員さん談))

 

 飲食店も、本物はアピールしなくても混んでますよね。
 地元の人しか知らない「名店」。
 混むから、グルメサイトに出なくていいです。と私を含め常連で
 大将に話しています。

 

 是非、人生の後半をうまく乗り切れるように、人脈つくりをされることをおすすめします。

 

 

coffeebreak15.hatenablog.com

 

 

coffeebreak15.hatenablog.com

 

 

coffeebreak15.hatenablog.com