1.はじめに
はじまりましたね。
新型コロナの第3波(11/12時点)。
儲かる業界もあれば、もう持ちこたえられない業界も
あると思います。
私のいる会社もそろそろやばい・・・?。
(私自身、年齢も年収も高いので覚悟はしています(泣))
さて、今回は、最近よく出る「補助金」という
キーワードから、士業の友人から聞いた話をしようと思います。
安易に営業マンの口車に乗ると、厄介なことになる事例です。
まあ、そもそも営業マンの話を聞いて「即決」は、
今の時代危険でなんですよね。
いったん持ち帰って、多方面の方に確認する。
昔から言われているように「美味しい話には裏がある」
と疑うことが先ですよ。
2.弁護士Aの話
小規模事業者持続化補助金(補助金と略します)の申請を
検討した方、実際に申請した方も多いと思います。
これについて、美味しい話を営業マンから話を聞いて、いいね、と言ってしまったことで書類を作成され、再度やってきた営業マンのうまい口車に乗って印を押してしまった。
そして、書類が採択されてしまったことから、いらないホームページを作成され、あれこれオプションを付けられて、補助金100万円が入金されるという、ことが起きているようです。
(1件2件の話では無いようですよ)
別に、必要ならホームページの作成も良いのですが、
①そもそもホームページの作成に150万円もするのか?
その品質が問題で、業者が多大な利益を確保するためだけに
申請をしているという事例です。
②また、ホームページ自体、もうすでにあるのに、リニューアルということで作成を承諾したが、できたものがそもそも必要な機能だけが付いているのか?
これも業者が多大な利益を上げるために、不必要なものを押し売りするというケースです。
そもそも、本当に売り上げが減少して生活に困っている事業者がすべき申請なのに、ホームページ制作会社などの売り上げ確保のための制度になっているというのです。
上記のようないい加減に承諾してしまったことで、良心の呵責に耐えられず、弁護士に採択取消の依頼をするそうです。
美味しい話には裏がある、とまず疑いましょう!
3.中小企業診断士Bの話
上記同様でまたホームページ制作会社やIT関係業者ですが、自社の売り上げを確保するために補助金を使っているという話です。
この話は、Bさんが何か月も前に相談を受けて発覚していて、今でも同様の相談を受けるそうですが、そもそも今回の補助金は、「ホームページ制作」だけでは無いです。
飲食店など店内の改装費も含めて申請できるのです。
しかし、営業マンにこの点を言うと、「うちの制作費で150万円かかりますから他はできません」とか、別の業者の営業マンは「他社さんが入るならうちでは引き受けられない」とか言われるそうです。
また、ひどい業者になると、申請書のひな型は作ってあり、住所や電話番号、会社名などを変更するだけで申請書類ができたと持ってくるそうです。
そもそも業者に書類申請を任せること自体、そういうことを言わると予想つくはず。
業者同士が調整して申請書類を作り・・・・、そんな面倒くさいことすると思います?
自社の利益を優先したいから、申請はうちでしますというのであって、他社が入れば売り上げや利益が独占できなくなる。
先ほど書いた「ホームページの作成自体、なんで150万円もするの?」ということが、他社から突っ込まれかねない。
他方で、中小企業診断士や行政書士など、士業と言われる先生にお願いすれば、IT会社の見積もりと建設会社の見積もりなどを見ながら、書類を作成してくれる。
別に補助金のメリットを独占する必要も無いから。
そういう、からくりを知らない小規模事業者の社長が、営業マンの口車に乗って、本当に必要な店舗改装費などの補助を受けていない。
もっと官庁の正確な情報を、「官庁の」ホームページから収集すべきだと思います。
4.まとめ
もっと人脈を広げて、先生と言われる「士業」の方と親密になっておきましょう。
民間企業で事業継続が苦しい会社はグレーなこともしてきますよ。
(黒いことはしないと思いますが。)
後味が悪いことになるので、しっかり下調べして、その下調べの段階で信用できる士業の先生に一度相談する。
それが今の時代の自己防衛だと思います。
今日はこの辺で