coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

大学受験の勉強より大事なもの?  ③高校1年時 ver.2

高校1年時
 (1)友人関係
   まず、高校に入ったら地元の友達だけではなく、初めて出会うクラス
          メートと友達になりましょう。それが、高校生活を楽しく過ごす最初の
   行動です。
   ただ、友達選びは慎重に。そのためにも沢山のクラスメートに声をかけ、
   親友になれる人、気の合う友達を探しましょう。
   友達には必ず天才・秀才といわれるような子を入れておきましょう。
   苦手科目を教えてもらうんです。頭の使い方がわかるかもしてません。
 
 (2)部活動
   部活動は、友達作りができ、時間的に自由がきくクラブが良いでしょう。
   ガチなクラブだと時間的余裕が作れません。朝練があったり、
   土日まで年中練習のような部活は避けましょう。
   あくまで友達作りを目標に。
   私の経験からだと、演劇・映画研究など文化系は、程よい活動であり、
   異性もいるため楽しく過ごせます(私は共学でしたので)。
   逆に、野球・ソフトボール・バレーボール・バスケットボール・
   ラグビーサッカーなどは、男女が分かれており、かつ、朝練・土日・
   夏休みでも練習があるため、友達と映画を見に行くなど遊んだり
   土日アルバイトをしたりというような時間的余裕が作れません。
   あくまで趣味を一緒に楽しむ感覚が良いと思います。
 
 (3)具体的な勉強
   ①現代文
     私が重視しているのは「現代文」
     理由は、高校が「高等教育の場」であり、大学では研究論文をはじめ
     高度な文章を読み理解し、大学の定期試験も論述方式が普通だからです。
     文章読解力、内容の理解力、わかりやすく説明する表現力が必要
     です。そのため、現代文を3年分、1単元ごとに読んで、理解し、
     自分でノートに要約を「手書き」するということをしていきます。
     その要約が的を得ているのかは、教科書ガイドの要約と比較してみま
     しょう。
     誤字脱字・主語述語・5W1Hなど確認しながら、読みやすい文章
     か、確認するのです。
     初めのうちは、まとめがうまくいかなくても、5単元目、10単元目
     と続けていけば要約がうまくまとまってくるはずです。
     うまくまとまっているか、分かり易い文章かは、頭のよい親友に
     見てもらいましょう。
     友人関係をこんな時にも使うのです。
     「高等な文章を理解し、頭の中で分かりやすく組たて、文字として
     表現する」のは、訓練が必要で、「他人が見て分かり易いか」が重
     要なのです。
     この訓練は、「大学受験の2次試験が記述式である大学が多い」こと
     にもつながります。(PCで書く癖をつけると、手書きで一発で
     書くことが難しくなりますよ)
     文章が簡潔で読みやすければ、この受験生はわかっていると採点者
     の印象もよく高得点が望めます。
     逆に問題が解けても、訳の分からない文章や、誤字脱字が
     多ければ採点者は採点にイラつき、高得点は望めません。
     (これは、大学で採点する教授が言っていたことですので信頼度は
     高いですよ)

     これは英語の和訳にもつながり、単語の訳がわからないときに空欄
    にすれば、日本語の文章ではなくなり減点対象です。しかし、文章
    の流れをつかんだ読みやすいものならば、採点者は文章を理解して
    いるとして採点してくれます
     さらに、手書きを日々行うことで、読みやすい字を書くことも練習
    できます。
     採点者が「この文字はなんて書いてあるんだ」という気を起こさせ
    れば、イラつきます。何百枚と採点するわけですから、イラつく答案
    に高得点は望めません。
     PCを使い手書きを避ける人が多いようですが、あくまで手書きで
    読みやすい文字を早く書くことを心がけましょう。
     早く読みやすい文字が書ければ、問題を考え、答案構成する時間が
    確保できます。
     読みやすいかどうかは、何人かの友達に見てもらいましょう。
     あなたが読みやすいかどうかではないのですから
 
  (コーヒーブレイク)
    この現代文の表現力は、社会人になると明らかな差となり、現れます。
   仕事でお客さんに出す企画書、会議で出す資料、お客さんとのメールで
   のやり取りなど、文章表現力がなければ、仕事が進みません。
    これは一流大学・有名大学を卒業していても、下手な文章しか書けな
   い社員はいるんです。何回も文章を見直す時間はありません。
    スピーディに要点をまとめて表現する。これには訓練が必要なんです。
    社員でもだらだら文章で書いているようだと、読んでもらえません。
    社会人になっても役に立つ、文章表現力を早めに身につけましょう。
 
   ②数学
     数学は、理屈重視です。例題を理解し、友達に説明し、
   「わかった。わかりやすいね」と言ってもらえる表現力までが必要です。
     他人に対して説明しきれないということは、理解力不足か説明力
   不足です。
    理解力不足は、簡単な問題を間違える大きな原因です。また、説明力不
    足は、現代文と同じあなたの答案が採点者からすれば読みにくい答案
    ということになります。

   練習問題をただひたすら解いても、本質を理解していなければ難関大学
   難問は解けません。
   例題を見て、単に解けたらわかったというのは単純すぎ、本当に理解して
   いるかどうかは分かりません。友人に説明するんです。
   当然ですが2年生分は、2年生の先輩に、3年生分は3年生の先輩に
   するんですよ。1年生で2・3年分数学を先取りしているのは、進学校ぐら
   いだと思うので。
 
   (コーヒーブレイク)
    練習問題は、テスト前にすればいいと思います。理解していれば、基本
    問題ぐらいは解けますから。
    ゴリゴリ練習問題を解く時間があれば、学校で部活で友達とたわいもな
    い話でもしていましょう。その時間で友達の性格、家庭環境、将来の
    夢などが分かり、より親友度が上がりますよ。親友となれば、朝登校
    した時の表情や挨拶の声のトーンで体調や気分がわかってきます。
    LINEなどのSNSの文字だけでは、表情や声のトーンはわからない
    ですよ。
 
    良い友達、親友は、あなたがピンチの時に助けてくれます。
 
    社会人になっても良いアドバイザーであり続けてくれます。
 
   例題の理解を3年分行います。各単元ごとにノートに説明文を書いていき
   ます。
    例えば、三角関数とは何か、を自分で論証しノートに書くのです。
    教科書ガイド、ネットなどを駆使して、その単元を理解してください。
    実際に大学の入学試験で公式だけが出題され「説明せよ」というだけ
    の問題が出ています
     これが出たら高得点が取れますね。出題者もこれぐらい書けるよね、
    というサービス問題として出しています。実際は、説明しきれない
    受験生が一部いてサービス問題を取りこぼしたらしいですが。
 
 (3年分行う意味)
  2年時に行う共通テストの過去問練習のためです。数学と英語は「総合問題」
  が出るため、早めの対応が必要なのです進学校が早めに英語数学を3年分
  終わらせるのはそのためのようです。
  3年時に数学や英語の共通テストの過去問を解いていたら時間が足りずに
  受験日までに間に合いません。
  3年生は膨大な暗記物が待っていますし、志望大学の試験対策もあり
  ます。3年時はやることが沢山あります。
     
③英語
  英語は、和訳・英単語・英作文です。
  まず、和訳は現代文とほぼ同じです。
  教科書3年分を辞書を駆使してひたすら和訳していきます。
  和訳の際に大事なのは、現代文の能力です。先に書きましたが、日本語の文
  章になっていなければ、単語の和訳ができていても得点になりません。
  「日本語」に訳すので、単語の訳を連ねたような文章は読みやすい・わかり
  やすい文章ではありません
  ここでも採点者が「この受験生は内容を理解している」と思ってもらえる、
  読みやすい文章をかけるかどうかです。何度も言いますが、あなたが
 分かり易いかどうかではありません。
 
  次に、英単語です。
  英単語を1年時からひたすら覚えようとする人がいましたが、暗記は忘れま
  す。人間ですから。
  大学受験の単語帳をひたすら暗記する時間があれば、友達とおしゃべりして
  楽しい時間を過ごしましょう。
 
 「暗記しても忘れる」
 
  では、単語は覚えなくていいのか、ということですが、そうではありませ
  ん。単語の覚え方にコツがあります。
  それは、教科書で出てきた単語は当然暗記します。
  教科書の最後に索引があると思いますが、高校生が覚えるべき単語です。
  辞書で単語の意味を調べますが、その際に、その単語の意味だけではな
く、
   ・名詞、動詞、形容詞、副詞、熟語、構文を書き出し覚えます。辞書に
    よっては、重要マークが付けてあるものもあると思います。
    つまり、1回辞書を引いたら、1単語で終わらせないということ
    です。辞書を引いたら教科書にでも、「この単語には、これだけ関係
    する単語がある」ということを書いて暗記するのです。これをするこ
    とで、教科書に1,000の単語が出てきても、頭の中には、3~4,000の
    単語が入っています。実際に授業やテスト範囲となるので何度も見て
    覚えようとしますよね。それでいいんです。3年時には大半を忘れて
    いるでしょうが、教科書を見直していく時に思い出します。3年時に
    必死に覚えなくていいんです。
   ・接尾語・接頭語などを意識すると、知らない単語が出てきても何とな
    く和訳が推測できるようになります
    (例:nessがくると名詞かも、lyがくると副詞、reが頭にあると逆の
     意味???など。最近では受験生用に接尾語・接頭語に関する本も
     出ています。買って読むだけでも意味はあると思いますよ
 
 最後に、英作文です。
 和訳をノートに書きますが、その和訳を見ながら、英語に戻していきます
 また、教科書に出てくる構文も和訳して、英語に戻します。
 「英語を手書きする」「英語を書く」という作業に慣れておくことです。
  せっかく英作文が書けたと思っていても、スペルの間違いは減点対象です。
  現代文の誤字脱字と同じ、採点者がイラつきます。ケアレスミスは泣くに泣
 けませんよ。。。
 
 ④その他の科目
  理科:物理、化学のノートを作る。作り方は数学と同じ。単元の内容を理解
     し、友達に説明する。
     文章として読みやすいかどうかも重要です。
     物理なら、力学とは何なのか、どのような自然現象をいうのか、など
     力学が不得意な友達がわかったと言ってくれるノートをつくりま
     しょう
     練習問題はテスト前にでもしておきましょう。
 
  社会:世界史・日本史のノートを作る。作り方は、現代文と同じ。単元を理
     解し、友達に説明する。
     世界史なら、イギリスはアングロサクソン~現代までを歴史物語とし
     て自作する。
     売っているものでは、実力が付きません。自作するから力がつき、難
     問でも食らいつける自信がつくのです。
     問題集を何問も解くより、力が付きますよ。

  問題を解くのは、1対1の関係ですよね。その問題に対する解答という
  関係です。
  しかし、「理解する」「説明できる」というのは、出題者の立場と同じです
  から、解答の道筋が立ちます。
  問題をいくら解いてもそれに近い問題が出なければ解けない人が沢山いま
  す。予備校が問題を沢山解き準備させる→問題集を沢山売って売り上げを伸
  ばしたい?と社会人は考えてしまいます。

  しかし、問題集を解く時間と問題集を買うお金がもったいないというのが
  私の考えです。
  また、どんな問題が出るのか予測し解けるようするため問題集を解くのは、
  どれだけ問題を解いても不安が残り、かつ膨大な時間を必要とします。
  しかし、一度完全に理解すれば忘れにくいし、問題を見れば理屈を思い出し
  ます。つまり、解答の糸口を見つけることができ、それを現代文の力で分か
  り易く説明していき解答を現場で作っていくのです。
  完全に説明しきれるレベルまで理解していればそれなりの大学に行けます
  よ。教科書を理解しきる=高校生が最低限学ぶべきこと、ですからこれだけ
  で有名大学に入るだけの基礎力は付きます。(東大京大を目指す方は別です
  よ)
  並の高校の生徒が、「説明しきれる」というのは、その高校では成績上位に
  いるはずです。並の高校なのですから、得意な単元は説明できるが、苦手な
  単元はあやふや、という生徒が大半です。
  教科書すべて説明しきることができれば、並の高校で成績上位=偏差値
  60前後であるはずです。偏差値60前後であれば、3年時のラストスパート
  で偏差値は60を超えていくので、選択できる大学に有名大学が入ってき
  ます。
 
  理科や社会は、教科書に沿って、予習復習の段階で理解し説明できるように
  していけば、2年間で大学受験の準備ができます。社会2科目、理科2科目で
  す。
 
 ⑤学校のテスト
  当然ですが、すべての科目で9割以上の得点を取ってください。苦手科目で
  も8割以上を得点してください。
  平均点ではダメです。各科目ごとに9割以上を取りに行くのです。
  学校のテストは大学受験の基礎力を試すものだと思ってください。
 
★再度記載しますが、並の高校生が、一流大学・有名大学を目指すという
 内容です。
 すでに一流高校の方は、読む必要ありません。自分のやり方があるでしょうか
 ら。