coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

子育て:終身雇用の終焉?

1.はじめに

 最近大手企業の早期退職制度が目立ってきましたね。

 また、トヨタの社長さんが話しているように、

 終身雇用制度はそろそろ制度疲労かもしれませんね。

 

 このような世の中になって行く中で、

 わが子にどのように進路指導するか?

 

 私の周りで話したことをもとに書いてみたいと思います。

 

 

 

2.終身雇用が無くなったら

 まず先にモデルとなるのが、ITなどの先端分野で

 取られているアメリカの雇用モデルですね。

 

 プチ情報ですが、アメリカは実力社会と言って

 成果主義ばっかりと勘違いしている方もいますが、

 私が聞いたところでは、GEなど製造業でも終身雇用は

 あるようです。

 すべての会社で成果主義ということではないようです。

 

 では、終身雇用が無くなったら、どうなるか?

 アメリカで言いう「職務給」になるんでしょうね。

 つまり、この仕事はいくら。ということです。

 政府が進める働き方改革にも沿いますが、

 同一労働同一賃金ということです。

 

 そのため、会社に入っても仕事が変わらないのなら、

 賃金は上がらない。新卒の初任給のまま。20万円程度です。

 

 自分で通信教育など受けてレベルを上げないと、

 中途で入ってくる人に能力・技術で負け賃金も

 低いままということです。

 

 終身雇用を辞めて、中途で補う、ということを

 発言している大企業もあるように、社内教育も

 下火になるのでしょう。

 だから、自分自身でレベルを上げていかないと

 賃金も上がらない。

 社会保険・消費税などが上がっていくので、手取りは

 減っていくということです。

 

 

3.さらに

 AIをはじめとして単純作業は、人からロボットに

 代わっていきますから、今アルバイトやパートでしている

 「作業」は最低賃金であり、ロボットがするでしょうね。

 社労士や税理士、行政書士司法書士など書類を作成する

 業務はAIがする。

 それ以外で資格の優位性を見つけないと仕事が減っていく。

 

 社会に適応できないただの高学歴だけでは、すぐに失業する。

 高卒でも優秀な営業マンや、もとヤンチャサンで素晴らしい

 リーダーシップが取れれば、転職で数百人規模の部署を任せ

 られたりして管理職として活躍できる可能性も出てきた

 ということです。

 

 

4.行きつくところ・・・

 子育てで今後重要なのは、

「社会人として役に立つか」

 ということです。

 

 当たり前ですが、この点を勘違いしている親御さんが

 今も昔もいます。

 勉強しなさい、という学歴にこだわりすぎで社会の常識を

 教えていないため、社会人として使えない。

 ただの高学歴者は今もいますが、

 今後さらに失業していくことでしょう。

 「お勉強」は、社会人として必要な要素の一つ

 すぎません。すべてでは無いですよ。

 

 そもそも会社は利益を出すところなので、

 利益を出せない人材は「いらない」んです。

 

 中卒だろうが、利益を出せば出世し会社に必要な人財と

 なります。

 

 高学歴でも、お客さんの一つも取れない、顧客先に行って

 自社のサービスを売り込んでさらに仕事を取ってこれない。

 今までの人脈を使って、仕事を取ってこれない。

 などなど。

 さらに狭い人脈しか作れない大卒・高卒が増えています。

 

 

 ただ会社に来て言われたことをして帰る。

 それは会社の底辺、最低限のことです。

 それ以上の付加価値をつけないと利益は出ません。

 そういう人材はすぐに中途に入れ替えられます。

 

 

 

5.中途入社が増える?

 新卒で入れても自分で学ばず能力を上げない。

 社内で人脈も作らないので仕事も進まない。

 そんな社員より、別の会社で結果を出している中途人財

 の方がよっぽど会社の利益になる。

 

 人財の入れ替えが進んで、利益が出せない人材は、

 解雇され、その人件費で中途社員を雇うという

 流れができるのでしょう。

 最近では、日本語が流ちょうな外国人が沢山入国

 して、中途入社として働いています。

 わざわざ日本に来て就職するぐらいですから、

 やる気もある。日本人だから・・・とあぐらをかいて

 いると上司は外国人。単価の安い「職務」しかない。

 この光景がもう始まっていますよ。

 定時になれば無責任に仕事をほっぽり出して帰ってしまう

 新卒などは、やる気のある外国人に仕事を奪われていくのは

 時間の問題です。

 

 これは、アメリカの雇用でよく言われることですね。

 その仕事で利益が出せないのなら、「ファイヤー」

 つまり、朝会社に行くと机が無い、ということです。

 「君よりできる人が採用できたから、もう来なくていいよ」

 と会社に言われるということです。

 

 

6.親御さんへ

 私もそうでしたが、学歴よりもまず社会人として役に立つ

 子を育てること。

 仕事は一人ではできないので一人でいることが好きな子に

 しないということ。

 集団スポーツにでも入れて、みんなで目標を達成する

 ということに慣れさせること。

 そして、やるなら1番を取らせること。

 つまりチャレンジさせること。

 

 常にどん欲に上昇志向を持たせること。

 そうしないと、転職する気も起きず年収も増えない。

 スキルアップして転職して年収を増やすという

 意識を持たせること。

 子どものことから常にチャレンジする気持ち

 持たせていないと、物心ついたころには、無難な

 道しか選ばない子になる。

 それは、上記の通り最低賃金の生活が待っています。

 

 中学受験、高校受験、大学受験、資格試験など

 常に自分の可能性を上げていく子にしないと

 年収は上がらないということになります。

 

 中学受験、高校受験、大学受験、資格試験などは、

 落ちもいいんです。

 その経験が社会で生きるんだから。

 ただ、受験に向けて全力を出させる

 そうしないと、失敗が活きない。

 失敗から何を学ぶかで成長しますから。

 

 

7.娘について

 娘も同じです。

 社長になれ、というぐらい主体性がある子に育てないと

 もう、コンビニやファミレスなどのパートも無いですよ。

 仕事はあるでしょうが、先に就いた人が放しませんから

 募集が無いということです。

 先にも述べた、単純作業は無くなっていきますから、

 そもそも募集枠自体少ない。

 だから、採用された人はその椅子を放さないとうことです。

 

 私の住む田舎ならなおさら、そんな求人はもう出なく

 なりますよ。

 自分一人でも、ネットビジネスで稼げる子に育てないと。

 田舎者の言う、稼げる男を探しなさい、はもう無理です。

 個人事業主で自分で稼ぐ。

 そういう時代になります。

 私の個人的見解は、今でもそうですけど。

 

 

8.最後に

 子どものうちに社会で役に立つ子に育てる。

 主体性がある子に育てる。

 チャレンジ精神を常に持つ子に育てる。

 全力でする子に育てる。

 人脈が広い子・社交性が高い子に育てる。

 

 そして、自己アピールが上手に出来る子に

 育てる。

 もう、能ある鷹は爪を隠す時代は終わりました。

 自分をどんどんアピールしていかないと、

 そもそも就職活動で負けます。

 

 以上が、周りの話と私の個人的意見です。

 

 次世代に向けた子育てを考えてみてはいかがでしょうか?