coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

人事部:社長の目

1.はじめに

 地方の大企業で人事部の管理職を

 している50代です。

 

 今回は、居酒屋で起こった小さな

 出来事を書きたいと思います。

 

 それは、会社の社長は

 「良い人材については、常に目を

 光らせている」ということです。

 

 

 

2.宴会

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宴会

 私が上司である人事担当取締役と

 セミナーで都会へ出張したときに、

 上司の知り合いである他の企業の

 社長と飲みに行くことになりました。

 (たかだか出張なら「日帰り」で帰って

 来い、という厳しいことは置いておいて…。

 こういうところは緩いんです(笑))

 

 5名の社長と上司の役員と私の7名で

 居酒屋に入りました。

 

 まあ、上司の知り合いですから

 私も知っています。

 

 話題は、「働き方改革」から入りました。

 (新型コロナが流行る前ですから)

 

 

 

 

3.話題を代えた人物

 それなりの話をするので、個室を取りましたから、

 担当として店員Aさんがつきました。

 

 若い20代の女性です。

 

 「いらっしゃいませ!」

 大きな声と、満面の笑みで挨拶。

 その後も、「ご注文お伺いいたします!」

 と非常に爽やか。

 (日本で一番のビールブランド知ってますか?

 そう「とりあえず」というブランドです(笑)

 「とりあえず」ビール 7個!)

 

 人事部の私も毎年新卒中途など数百名の

 人を面接するが、これだけ感じのいい

 方はなかなかいない、と第一印象だけで

 (内々定)と心で呟きました。

 

 テキパキと空いたお皿を下げ、こまめに

 注文を取り、非常に仕事が早い。

 ビールも空そうになれば、次の注文を

 取りに席に近づいて一声かける。

 注文の取り方も上手で嫌みが無い。

 

 

 

4.そこで

 ある女性社長が空いた皿を下げに来たAさんに

 「あなたは、こちらの社員さん?」と聞くと

 「いえ、アルバイトです」と答え下がっていった。

 

 それを皮切りに、話題が「Aさん」になった。

 社長の皆さんはAさんを気にしていて

 好印象を持っていた。

 「今時、なかなかいないな」

 「これだけ好印象を人に与えられる若者は」

 などなど、Aさんの話題で持ち切り。

 

 各社長はAさんがテーブルに来るたびに

 声をかける状態になった。

 

 Aさんは、大学2年生でここでアルバイトを始めて

 まだ数か月らしい。

 (細かいことは書けませんが、名も知らない

  都会の大学でした。)

 (近年の「人物重視」の採用ですから、

  Aさんは、この5社を受ければ

 「内々定」確実でしょうね。

  うちを受けても、人事の責任者が

  納得してますから、内々定です。)

 (社長の名刺や人事責任者の名刺があれば、

  3流大学の鬼門SPIなどの学力試験はパスして、

  面接スタートできるかも知れませんよ。

  何度も言いますが、今は「人物重視」ですから

 

 

 

5.帰りがけに

 帰るとき、各社長が「ありがとう」と

 担当のAさんに声をかけていた。

 

 最後に出たのが私。まあ、立場が一番低いので。

 

 そのAさんに、「今いた私以外の方々は、

 5名が会社の社長で一人が取締役です。

 あなたの仕事ぶりを大変高く評価していました

 

 来年末には就職活動が始まるでしょうが、

 自信をもって活動してください。

 必ず高い評価をする会社はあります。」

 

 そしたら、Aさんは社長集団であるとは

 気づかなかったらしくびっくりした顔をして

 「えっ!社長さんばかりですか。気づきませんでした。

 ・・・ありがとうございます」と喜んでいました。

 

 

 まあ、セミナー後着替えてますから、

 普通におっさんとおばさんの飲み会ですよ(笑)

 

 

 

6.まとめ

 大学生で居酒屋など接客の場でアルバイトを

 していれば、普通にどこかの会社の社長に

 会っているかもしれません。

 また、私のような人事部もいます。

 

 大学4年生の就活中のアルバイトなら、

 良い人材が欲しいと熱望している会社の社長

 や取締役、人事部管理職から名刺が

 もらえるかもしれません。

 つまり、就職活動期間とこちらが分かれば、

 声をかけ「面接」に来て欲しいと声がけします。 

 

 

 いつどこで見られているかわかりませんよ。