1.はじめに
久しぶりに後輩を家に呼んで一杯飲んだときのお話です。
後輩A君は、地元の後輩であり、「行政書士」です。
そもそも田舎で行政書士自体少ないので忙しい中、最近は、新型コロナでさらに忙しいとのことなので、先輩の親切心?から昼飲みに誘いました。
庭でバーベキューしながらビールを飲む!
都会では、庭自体ない家が多いでしょうが、ここは田舎!
大自然が広がっているので、キャンプファイヤーもできます。(キャンプファイヤーという名の「畑焼き」(笑))
2.今日のお話
以下、Aくんのお話。
士業の方には、変なプライドを持っている人が結構いる。
例えば、私のような行政書士ならば、業務が土地の開発許可や特殊車両の通行許可、道路占有許可、農地転用、遺言作成・・・・沢山ある。
仕事は沢山あるのだが、多くの同業者は「他の法律を勉強するのが面倒くさい」とか「調べてもわからないから依頼を断った」など、「依頼者があなたのことを信頼して仕事を出してくれている」のに「やらないという選択肢を取る」士業がいる。
(そもそも断ること自体、問題があるそうですが)
今回の話は、わからないから、という理由。
Aくん曰く、
いやいや、行政書士の仕事なら、官庁に聞けば良い。県庁や市役所、町役場、保健所、警察署・・・。
「なんで聞かないの?」と聞くと驚くべき回答。
「行政書士だから聞けない」
「聞くのが恥ずかしい」
唖然とする!
お客様が「許可がほしい」から依頼しているのに、なんであんたの「プライド」の問題が出てくるの?
3.犬も食わない「変なプライド」?
士業もサラリーマンもそうですが、飯が食えるのは仕事を終えてお客さんがお金を払ってくれるから。
そんな基本的なことからわからない士業がいるとは。
頭はいいかもしれないが、世間知らず。
(サラリーマンは、新入社員研修でこのへんなプライドを取り除くカリキュラムと職場での先輩・上司による指導が一応ありますよね)
弁護士でそのタイプは特に厄介らしい。
依頼者を上から目線でバカにする「弁護士になりたての若手」もいるそうです。
当然、廃業に追い込まれますよね。
お客さんに媚びへつらう必要はないが、そもそも仕事は「お客様に代わって」しているという基本的なことが理解できていない。
確かに、Aくんに聞けば、行政書士の仕事の多くは、役所に提出する書類の作成と提出。
しかし、イレギラーなケースなら、書籍やネット検索でもわからないらしいので「直接、提出先の役場に聞いて手続きのやり方を聞くしか無い」らしい。
そりゃ、役場にある手持ちのマニュアルか、役場内で相談して「これだして」とか、「こう書いて」とか指示をしてもらった方が早い。
その方がお客さんにも早く許可が下りる。
役場の担当者も、いきなり間違った申請書を出されて再度提出を指示するより、事前に確認してもらったほうが、チェックもしやすいと思う。
4.まとめ
こんなことは会社内でもよくあることで、へんてこなプライドを持っていると仕事の進みが遅いし、間違いも多い。
「なんで聞かないの?」「間違っていたら、そのリカバリーに2倍以上の労力がかかり損失が生じる」「ただ聞くだけ!」
万が一、バカにする人がいても、仕事が進まなければあなたの価値はない。
「仕事が完了して、いくら!」
この点を心に刻んでほしい。
勉強も同じ。
わからないなら、なぜ聞かないの?
先生に聞けば良い。何が恥ずかしいの?
頭のいい友達が少ないの、いないの?
どういう友達作りしているの?
バカにされても、聞きたいことがわかれば勉強進んでいくんでしょ。
目指す結果を出すために、プライドなんていらない。
(昔の営業であったよねー。営業先の社長に土下座をして仕事をもらうこと。仕事もらうのにプライドなんて無いですよね。土下座して仕事もらえるなら容易いもの。ちっぽけなプライドなんて、社会で生きていくうえで邪魔なだけ!目標達成が最優先!)
子育て段階で、しっかり子供に言い聞かせるべき事項だと思います。
今外でのバーベキューは寒い。。。。