coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

大学受験:教科書レベルから受験レベルへ

1.はじめに

 なるほど。と思うような問題集が見つかり

ましたので、皆さんご承知でしょうが

改めて書きたいと思います。

 

 それは某有名出版社の

「大学入試 全レベル問題集 シリーズ」です。

 

おおよそ、次のようなレベルわけがされて

います。

レベル1→基礎レベル
レベル2→共通テストレベル
レベル3→大学標準レベル
レベル4→大学上位レベル
レベル5→難関大学レベル

 

私の記事は、田舎の偏差値50レベルの高校生を

対象にしています。

 

2.テストでの得点の方法

 以前の記事でも書きましたが、テストや模試、

本試験など、結局は「どれだけ得点できたか」

ですよね。

 

つまり、「点取りゲーム」です。

 

 決められた時間内にどれだけ得点を

積み重ねられるか、が勝負です。

 そうすると、まず大事なのは

「自分が解ける問題を見つけて解いて

確実に得点すること」です。

 

 受験問題集には、一冊の中に基礎から

発展レベルまでマークはついているものの

全部が詰め込こまれているものもあり、

「分厚く」非常に勉強しづらいものも

いくつかあります。

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分厚い参考書はやり切れない!?

 

 それでは 実際にテストに出た時に、

どれが基本問題なのか分からない、

と思います。

 この問題が基本問題なのか、つまり

「得点できる問題なのか」「瞬時に」

判断しないと、難問奇問に時間を取られて

しまう。解けるはずの問題が後で出てきても

時間が足りず焦ってミスをします。

 

3 大学受験は「点取りゲーム」

 私がよく言う「教科書レベルは完璧」に

というのは試験問題で教科書で見たような

問題が、あるいは教科書レベルで簡単と

判断がつくようにするために、

高校生ならだれでも使う「教科書」

引き合いに出しているのです。

(実際に偏差値50程度の私立大学であれば、

教科書程度の問題が8割9割でますので、

ほぼ完答できます。

 以前の記事でも書いたように京大生が

世界史の教科書を完璧にしただだけで、

共通テストが8割取れるのです。

 

まず「教科書を完璧にする」

ことが最初にすることですよ。

 

教科書すら「完璧に理解して、どこを聞か

れても説明できる状態」にないのに、

練習問題を解いても解けないですよ。

当たり前ですが。

まず「教科書を完全に理解する」ことです。

 

なぜか偏差値50台または50未満の高校生や

受験生は、この「教科書の完全理解」

飛ばすんです。不思議ですが。

だから偏差値がなかなか伸びないんですよ)

 

 そうすれば問題文を見た時に、

「あ、これ解ける」という感覚が生まれて

きます。それを試験時間の最初に、

全ての問題にざっと目を通した際に、

マークをつける。

 例えば〇マークをつけて、この問題は

解けると判断する。

 逆に、これは無理というのは、

もう×をつけておくということです。

 そう、試験は「全て解答する必要はない」

んです。

 自分の解ける問題がどれだけあるか、

が勝負なんです。

 

4 これはいいなと思った問題集

 子供達の友達に家庭教師がいて、

その話が出たそうです。

 皆さんご承知かと思いますが、

某レベル別問題集です。

 

 レベル別で、かつ、薄いんです!

 やり切れて自信につながります。

 

 学校の授業に合わせて、その問題の

一番下のレベル1から解答していく。

 何度も何度もそのレベルを解いて、

これがレベル1と体に覚えさせるのです。

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薄くてレベル分けされていれば最後までやり切れる!

 

 そしてレベル2も、また何回も解く。

そしてレベル3と上げていけば、どこまでが

自分は解ける問題なのか理解します。

 そうすることで試験開始後、問題文を

ざっと見渡した時に、自分が今の実力

解けるかどうか判断がつくということです。

 

 偏差値50前後や50未満は、この判断が

つきません。まず、勉強不足でほとんどの

問題が難しいと思えるからです。

 だから、レベル別に段階を追って勉強する

のです。

(最低でも、レベル3(標準レベル)までは、

全科目「完璧」にしておきたいですね。

得意科目は、得点源ですから、レベル4

まで学力を伸ばしておきたいところです。

これぐらいの学力がないと問題をみて

解けるか解けないかの判別が

難しいですから)

 

5 試験本番について

模試でも 本番でもそうですが、試験開始の

合図があった後、すぐに問題をめくって

第1問の小問1から解くというのは、

ナンセンスです。

(第1問の小問1が、基礎問題と誰が決めた

のですか? 出題のルールになって

いませんよ)

 

 私が子供達に教えたのは、試験開始の合図

があった後、みんなが問題文を開いたら、

ゆっくり回りを見渡してから、

ゆっくり問題文を開いて最後のページまで

斜め読みして見ていきます。

 そして解けるか解けないかを判断して

いくのです。

 全問解こうとすると時間がギリギリかも

しれませんが、解ける問題を先に解いて

余った時間で解けそうな問題を考えれば、

時間内に収まります。

 難問奇問は切り捨てるからです。

 現役生ならそのレベルです。

 

 そして過去問を解いているので、過去問と

同じ傾向かどうかも判断がつき、新作問題が

出ていれば要注意のマークをつけておく、

つまり余った時間でじっくり考えるという

ことです。

 それをすることで確実に得点を積み重ねて

いくという受験の テクニックです。

 

6 まとめ

 受験は「点取りゲーム」です。

自分が解ける問題をどれだけ早く見つけ

出せるか、そして自分の得点できる問題が

どれだけ多いか、で合否が決まります。

 難問奇問に時間を取られていたら、先に

進めません。全体をざっと見渡す速読力、

そして過去に積み重ねた教科書レベルか、

どうかの判断力、そして受験期に積み上げた

応用で解ける応用問題か、どうかの判断

を試験開始後まず行うのです。

これは解けないと判断して後回しにして、

先に進んでいく。そうすることで効率よく

点数を積み重ねていきます。

 

 

 受験期の高校3年生で赤本を上記の

ように時間をはかり解いていき、後は

目標とする大学との得点差を、

どうやって埋めていくかを考えるのです。

 

 基礎基本問題は確実に得点して、

後は応用問題を何問取れるかです。

 難問奇問は捨てましょう。

 難問奇問を解くのは浪人生と割り切る方が

いいかもしれません。

 難問奇問を解かなくても、合格ラインに

達するように問題は作成されています。

 

 段階を追って上手に得点を積み重ね

「合格ライン」に持っていきましょう。

 

 

 全部詰め込んであるような分厚い参考書や

問題集は普通レベルの現役生にお勧めしません。