coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

進学と就職:大学進学だけではありません

1.はじめに
 異常気象が、年々悪化してますね。
 体調管理が難しいです。

 50を超えた体には、夏真っ盛りの飲みにケーションの時期に、とうとう参加ができないぐらいベストコンディションを保つのが難しくなってきました。 
 そんな中、夏休みの子供たちから、「とうとう定員割れが沢山出てきたね」という情報をくれたので、それにまつわる記事を書きたいと思います。

 定員割れとは、人気のない二流・三流大学のことです。

 私の記事では、以前から①学歴フィルターにかかるような大学に進学しても大した年収にならない。とか、
 ②二流私立文系大学や三流大学へ進学するくらいなら、高卒で公務員か、理系の専門学校へ行き資格を取る。
 など、「何でもいいから、大学へ進学」の時代ではないことを書いてきました。

 今回は、「学費(費用)と就職先(効果)」の視点で書きていきます。

 私は、50代の田舎の会社員です。

ネット情報ではない「正確な情報」で分析


2.学費
 国公立大学と私立大学の学費比較です。
 ①国公立 年間約54万円 入学金約28万円
    4年間合計約244万円
 ②私立(人気の明治大学商学部の場合))
   年間約110万円 入学金約20万円
    4年間合計約460万円

 ①が244万円。②が460万円。
 その差は、約2倍。 絶対、国公立です!
 私のような田舎に住むサラリーマンは、①一択です。
 ②で、都会の私立となれば、サラリーマン家庭は崩壊します。
 理由は、下記の一人暮らしの費用です。

 *地方から上京して一人暮らしをすれば、家賃や生活費などで月16万円以上。4年間で 16万円×48か月=768万円以上が上乗せされます

三流私立大学に行かせられる「お金持ち」


3.三流大学の進学先
 三流大学の就職先は、「低賃金・重労働の3K職場」か「フリーター」が、50%以上です。
 つまり、三流大学へ行けば、「3K職場かフリーター」が「常識」です。

 三流大学卒で、毎月6万円平均給与より高い企業へ就職できますか?
 (この6万円は、奨学金を借りた際に返済するべき毎月の額です)

 つまり、22万円+6万円で、初任給は「28万円」ある企業へ就職している「割合」です。
  以前にも書いた通り、「一人」ぐらいいるでしょうから、「○○会社に就職」などアピールしている三流大学のホームページはあるでしょう。
  しかし、ここ十数年で「一人」ということです。
 毎年「1,000人卒業して、10年として1万人」卒業しています。
 たったの一人。つまり、「確率」は、一人÷1万人で「0.01%」
 そんな大学行く必要ありません。
  0.01%とは、「無い」に等しいのです。
  0.01%≒0%

 「常識」で考えてください。

(役者やプロスポーツ選手なども同じように計算してください。
 50%以上で、「なれるかな?」というギリギリですから)
(例)高校球児の数 13万4282人
 プロ野球 1億円以上の選手(日本人) 約70人
 各年代の平均 35才-19歳=16年間 70人÷16年=4.375人 
 よって、約4人÷約13万人=0.00003・・・%≒0%
 ということで、プロ野球選手としてやっていける確率は、0%です。

 大学への進学者数は、2022年度で約63万人。
 勉強する気がある子=偏差値50以上は、半分の約31万人。
 一流大学は、東大約3000人、京大約2700人、国公立医学部合計約5000人で、上位1万人にいれば、高確率で合格できます。
 1万人÷31万人=0.03・・・≒3%

 よく見くらべると
 プロ野球選手 0.00003%
  < 一流大学 3%
 一流大学の方が、夢をかなえやすいことがわかりますよね。

データをもとに「確率」を計算する


4.費用対効果
 上記2,3から、大学へ進学するなら、最低は「国公立の244万円は、親として覚悟すべきです。
 しかし、それ以上の私立の追加分「216万円」や都会での一人ぐらい分「768万円」の「合計984万円」は、余分な費用です。
 これを回収できるだけの大学へ進学できないのなら、高卒で公務員か理系の専門学校(建築士、電気、土木系の資格)へ進学です。
 
 回収できる可能性が高いのは、「旧帝7大学」「一橋、東工大「早稲田、慶應義塾」ぐらいです。
 回収できる可能性が「まだ」あるのは、上記以外の「学歴フィルターにかからない大学(上記以外の約40大学)」です。
 もちろん、一流企業へ就職しても「出世」していかないと、高額な年収は手に入りません。

 

5.まとめ
 上記から、私のような田舎に住む会社員の子供は、地元の地方国公立大学が「標準」なのです。
  
 東京の有名私立大学群MARCHを第一志望にしている学力では、滑り止めがそれ以下になり、行く価値が無い大学になります。
 つまり、「MARCH未満なら大学進学は無い」と親が子に言い切る。
 また、奨学金を借りて行きなさい」と言い切る。
 もう18歳、「大人(成人で単独で契約できます)」ですから、大学生でありながら、お金を稼ぐことを意識させて、大学1年生から一流企業へ入社するための「人脈作り」、業界研究、GPAを高くするための日々の勉強、SPI対策、ESに書ける程度の活動など約3年間遊ぶ暇はないことをしつこく伝える必要があります。

 「地元一番の国公立」なら、地元の大手優良企業や県庁、市役所など入るための人脈も大学内にあります。
 県庁や市役所の試験対策も地元ですからデータもあります。
 「地元一番の国公立」は、断然有利です。
 そのまま地元に友達はいて、都会で一人暮らしをした際に出てくる「ホームシック」は無いですよね。
 また、地元の大学なら地元出身者が多いので、校内で「あれ?」ということもありますよ。
 (私でさえ、遠く離れた都会の大学で、地元の顔見知りに校内で声を掛けられました。「あれ、○○じゃね?」「・・・あっ。久しぶり!」
 彼は、大学デビューしてイメチェンしていたので、すぐにはわかりませんでした(笑))

 私は、(田舎者の私には)大都市で一人ぐらしでしたが、「近県の親戚の家」から、最初は通ったので「ホームシック」にはなりませんでした。
 (通学に1時間以上かかりましたけど・・・。)
 (私の親の配慮のようです。一応それなりの有名大学でしたので親戚も歓迎ムードで対応してくれました)

地元民だけが知る「老舗の名店」

 

6.おまけ
 他府県に大学進学した際の人脈形成のコツ。
 今やSNS時代。
 友達募集の発信で良いのかもしれませんが、関係が希薄なのも問題になっていますよね。
 結局は、「いざという時に駆けつけてくれる「親友」が何人いるか?」です。
 一人暮らしなら、風邪をひいて飯も買いに行けないとか、薬が欲しいとか、そんなときに言わなくても買ってきてくれる「親友」。
 こちらも「Aが大学に来ていない」と思えば、連絡して状況を確認して必要なものはないかヒアリングして、薬や食べ物、飲みものを買って持って行ってあげられるだけの「親友」。
 自宅の場所まで教えてあげられる「親友」。
 実家の電話番号や住所も伝えてある「親友」。(入院などありますからね)
 10人以上いますか?
 一人や二人・・・。それは、社会に出たとき心もとないですよ。

 親友は、大学が「地元」にある人で作るのがコツ。
 地元なので、親友が運転免許を取れば「親の車」で親友3人ぐらいでドライブできます。
 そこで、その地の隠れた名所など地元民ならではの情報が得られ、親友なので連れて行ってくれます。
 隠れた名店の飲食店なので、某グルメサイトにはまずないお店です。
 (私の地元の話を以前書きましたが、観光用の飲食店が高い評価を得ています。
 しかし、地元民はほとんどそのお店を使いませんから。「地元のグルメ」とメディアが勝手に作り上げた「幻想」です。(他府県から移住してきたご家族は、その「幻想のお店」を、遊びに来た友人に「地元グルメ」として紹介していました。失笑。100年以上 その土地に住んでいる古参の地元民に聞いてから、紹介して欲しいですよね。間違った情報ですよ)
 100年以上その地元に住んでいる私の家系(古参の地元民)からすれば、古くからある名店を使いますから。
 冠婚葬祭、誕生日、就職祝いなど、古参の地元民は某グルメサイトをまず見ていません。
 百年以上も昔から「信用がある」お店を「名店」として認識していますから)

 だから、地元民と仲良くなって、メディアが作り上げた「今どきのお店」ではなく、古くから地元民に愛されている名店に連れて行ってもらうのです。
 それが、一人暮らしの楽しみの一つですね。

 ネットで得られる情報を真に受けるのは、18歳を過ぎる「大人」ならやめましょう。
  某グルメサイトは、宣伝にお金をかけている「今時」のお店が多いですよ。百年以上も愛されるお店は、「掲載を嫌がる」ところともあるようですから。
 「地元民、優先。地元の方に支えられてきたから」
 これぐらいのこと、「大人」ならわかりますよね。
 観光客なんか、一過性に過ぎない。
 それより、親から子、子から孫と地元民の「口コミ」は、代々つながっていき、確実に「お客様」になっていくので、「当然、地元民、優先」

 

社会に出る時までに「親友」が何十人いるか!



 


 「暑いね~。食欲なくなりそう」と言いながら、モリモリ食べる女性陣。尊敬します。