coffeebreak15’s blog

今までの経験や学んだことなど、思ったことを書いていき残したいと思います。

子育て・大学受験:理系学部へ進学する! No.2

1.はじめに
 前回の続きになります。(下記「子育て・大学受験:大学の選択について」)

 ネット上で大学受験関係のサイトを見ると、理系時代に文系を意識した「英語の勉強法」が目につきます。


 どう考えても現代は「理系」。

 数学・数学・数学、化学・物理!

 

 それを親御さんや高校生に理解してもらいたく、続いて書いていきます。

 前回の記事は、下記からどうぞ!

 

coffeebreak15.hatenablog.com

 

 

2.前回のまとめ
 社会にある企業の多くは、「理系学生」を求めていることが、東洋経済の記事にもありましたよね。

 そして、採用担当が求めている代表的な理系大学として、「電気通信大学名古屋工業大学」「九州工業大学が挙がっていました。
 偏差値帯は、50~57.5で、理系にしては高めです。

 (東洋経済の記事で1位の東工大は、偏差値50台の高校では無理です。東大を受験するようなもんです。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」

 

 では、「どのように理系大学に進学していこうか」という記事が、今回の内容です。
 対象は、高校の偏差値が50台(50~59)の高校生を対象にしています。


3.高校入学と同時に、「数学・数学・数学・・・・」です。
(1)共通テスト(1次試験)
  上記3大学は、共通テストで数学1A2Bと理科2科目、他英語地歴国語を課しています。
  数学は、1Aと2Bです。しかし、個別試験(2次試験)で数学Ⅲが入ります。
  理科は、工業系なら化学と物理の選択になります。

 

(2)個別試験(2次試験)
  電気通信・九州工業は、化学物理の2科目名古屋工業は、物理1択です。
  そして、3校とも数学は、Ⅲまであります。

 

 そして、数学Ⅲまで受験レベルにするには、毎日「数学」です。
 数学Ⅲの分量は、感覚的に1A+2Bと思っておいてください。
 難解ですから、それだけの負担がかかります。

 大まかなスケジュールを次に書きます。

 

4.まず教科書のマスターから
(1)高校1年次
  数学の教科書、あの薄っぺらい本を3冊分、サクサクと終わらせます。
  まずは、何を学ぶのかの概要をつかみます。
  その後、学校で配布された練習問題を解くか、「入門問題精講(旺文社)」の1A・2B・3を解き、理解を深めます。
  1年の夏休みに、教科書1Aを終わらせ、2学期に2B、冬休み・3学期・春休みで3のペースです。
  ペラペラの教科書ですから、部活をしながらでも済ませましょう。
  練習問題も解いておいて、教科書の基礎基本の理解度を確認します。

 

(2)高校2年次
  ここからが、受験に備えたスケジュールです。
  まずは、共通テストレベル
  基礎問題精講の1Aを4月、2Bを5,6月。夏休みに3を1周終わらせます。
  数学3が、難解なら「入門問題精講」を復習しましょう。
  (数学が得意でなければ数学2Bも、「入門問題精講」を復習し確実にしておきましょう)
  2週目を1Aを9月、2Bを10,11月。3を12,1,2月。弱点を3月。

 

 これぐらいサクサクこなしていかないと。偏差値65を超えている進学校はフォーカスゴールドや青チャートが副教材です。もっと上のレベルのことをやってます。

 

(3)高校3年次
  標準問題精講の1A、2B、3を解いておきましょう。
  他の科目との兼ね合いがあるので、スケジューリングをミスることの無いように。

  数学が苦手なら、2Bは「基礎問題精講」の復習で確実にする。
  数学3が難解なら、「基礎問題精講」の理解に努める。

 この位、数学に時間を使います。

 

5.その他の科目
(1)理科
  高校1年時の理科の科目を「第1理科科目」として、レベルを上げていきましょう。
  教科書で基礎固め。その補強教材として「宇宙一・・・」を使いましょう。
  一般的には、「化学」が第1科目になります。
  注意が要るのは、上記の名古屋工業大学は、2次試験が「物理」だということです。
  そのため、東海北陸地方の方などで「名古屋工業大学」を狙う場合は、1年時の授業が化学でも先行して独学で「物理」をすすめましょう。「宇宙一・・・」を隣において理解しながら進めましょう。

 

(2)その他の科目
  国語、地歴、英語は、以前の記事に書いたように、2次試験対策を意識して「まとめる」作業をしましょう。現代文重視型の勉強法です。

  どうしても「英語」が不安なら、2年時に「入門 英文問題精講」など基礎固めをしておきましょう。

 

coffeebreak15.hatenablog.com

 

 

 

6.まとめ

 部活をしながら、日々の予習復習をしながら、定期テストで高得点を上げながら、上記をこなしていくのは大変です。

 しかし、就職を有利に進めるのは、「理系学生」です。

 特に、「電気・電子・機械・情報関係」が企業から人気ですね。


 そして、理系大学への進学は、「数学」で決まります。


 とにかく「数学」!

 

 頑張ってください!

 

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会社が求めているのは「理系学生」

 

 理系学生の我が子と偏差値50台の高校なら・・・ということで考えてみました

 

 

 

 

 

子育て・大学受験:大学の選択について No.1

1.はじめに

 オミクロン株が猛威をふるっていますね。私の周辺でもとうとう濃厚接触者が出てきました。確実に迫ってきています。

 他方で、友人の医者の個人的見解を聞くと、どうも風邪程度で終わっていて本人が気づいていない時もあるようです。そんな時は、周りに感染させてしまっているようなので拡大が早いとのことでした。つまり、オミクロン株は個人差がかなりあるということらしいです。

 

 そんな中、昔の記事ですが、私の言いたいことをデータで示しているものがありましたので、掲載しつつコメントしたいと思います。

 私の記事は、高校の偏差値が50台(50-59)の方に向けて書いています。

 

 私の記事は、地方の田舎者が書く記事です。地方の大企業・メーカーで人事部管理職を務める、50代です。子供2人は、有名な国公立に進学してくれました。

 

2.採用担当から見た大学

 皆さんおなじみの、「日経」が調査したデータです。

 1位は、東大ですか? 東大は14位ですよ。

 偏差値表のように大学が並んでいますか?

 偏差値だけ気にして大学を選ぶのは、社会にある会社や採用する人事部とはズレているということです。

 

 東大など狙わなくても、旧帝大学で人事部は満足しています。

 旧帝を狙わなくても、横国や広大、筑波で良いんです。

 

 

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採用担当の目線

 偏差値表のように、並んでいませんよ。

 (東京海洋、宇都宮、滋賀·····そうなんですね。人事部として要チェックです)

 

 上記レベルの大学へ行く勉強をする前提で、

 偏差値よりも、「学部」が重要なんです!(理系学部)

 

3.優良企業への就職が良い大学

 次も有名な「東洋経済」のデータです。

 工業系が上位を占めていることは明らかですよね。(この統計から分かるように、中学から中途半端な普通科高校へ進学させるより、工業高校へ進学させ部活をさせ成績上位であれば、一流メーカーに就職できる可能性が高いのです)

 そう読めない方は、かなり偏った読み方をしていますよ。(このデータを見て、子供を文系に行かせるのは、子供が可哀想です。一橋なんて夢また夢ですよ。 偏差値50台の高校ならば、東大を受けるのと同じレベルですよ。イバラの道を選択するということです。)

 

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採用実績

 会社が欲しいのは、どう見ても「理系」です。

 

 数学・化学 or 物理!

 

 英語ではありません!

 英語よりも数学3です!( 1A.2B を足したぐらいのボリュームがありますよ)(教科書レベルは授業に構わずサッサと1周(1A2B3)終わらせて土台を作り、土台が出来たら次は基礎問題集を解いて基礎力をつけ、高校3年から応用問題集を解くスピード感です(この応用問題がどのレベルまで解けるかで、偏差値が50超えた程度で終わるか、60を突破していくかが決まります)。だから、数学数学数学数学数学、毎日数学なんです。英語は、第一選択の理科(一般的には化学)の後です)

( だから、外国語学部やグローバルなんちゃらに入学しても、その後就職が難しいのです。ネット上の英語フィーバーに乗せられているだけですよ。会社が必要とする人財は「理系」人財です。

(英語は工学部に入学した後、英会話のサークルに入ったり、留学生と仲良くなって喋れるようになればいいだけです)

 

 電気通信大学名古屋工業大学九州工業大学豊田工業大学・・・(愛知に2校)

 大学受験生の何人が知っていますか?

 (うちはメーカーなので、当然上記の工業大学を知ってましたが、、、)

 しかし、こちらへ進学すれば、有名企業に就職できる可能性が高いのです。

 (偏差値帯は、55~60ぐらいで理系にしては高めです。まあ、就職が良いですからね)

 (意外なことに、愛知県から4校入ってますね、東京の8校に次いで2番目ですす。)

 

 上位の国公立を受験するため、文理とわず「数学」はクラスでトップ。常にテストは100点です。偏差値50台の公立高校なら取れます。そうしないと、受験偏差値が「60」を超えていきません。

 さらに、「化学」。今回の共通テストでも難化しています。そのため、文理とわず「化学」もクラスでトップ。常に100点です。

 

 さらに理系なら、工業系で「物理」農業系で「生物」

 この科目も、クラスでトップを取りに行ってください。

 そのレベルにいないと、有名大学へ進学できません。

 さらに上の一流大学へ進学したいのなら、学年トップです。

 

4.まとめ

 異質な「国際教養大学」がありますが、秋田の特殊な大学ですので興味がある方はネットで大学のホームページを検索してください。

 マイナーですが、その界隈?では有名らしいです。

 

 大学受験をする受験生や保護者の方は、偏差値表を気にしすぎています。

(考え方は、理系学部を選んだ後に、偏差値で進む大学を考えるという順番です。工学部なら電子や機械がいいですよね)

 

 社会人である会社の人事部は、採用後社内で実績を残した人の出身大学を気にします。そして、母校からいい人材を引っ張ってきてと依頼する場合もあります。だから、「○○会社は、△△大学出身者が多い」などとなって行くのです。

 偏差値で採用する時代はバブル崩壊で終わっています。

 ただ応募者が多すぎるので、「学歴フィルター」で切っている企業もあるだけです。

 うちの会社でも、社内で優秀な社員に「後輩を推薦して」とお願いして、人事部が面接をしてよければ「内々定」ぐらい出しています。

 

 まともに就職活動をしている人は、どういう人脈造りを大学でしていたのか疑問です。

 

 初対面の就活生より、サークルの後輩や部活の後輩など、社内で優秀な先輩である社員がその就活生のことを知っていて、わが社の社風に合うと判断してもらった方が良い人材を会社も確保できるのです。

 (だから、人事部経験のない就活応援会社のコメントは、的を外していることが多いのです。)

 

 

 このように良い就活生を企業は早めに抑えますので、最低人数は確保しています。

 

 もっと、先を見て大学の理系学部を選び、大学で多くの先輩と仲良くなり、人脈を広げておくべきです(OB·OG訪問)。

 

 まだ、小・中学生ぐらいの子供なら、理系進学を強くお勧めします!

 

 

 

 余りにも大学受験サイトなどの的外れな情報に左右される受験生が多いのであえて書きました

 

 

 

 

 

大学受験:共通テストの平均点を見て(高1対象)

1、 はじめに

 大学入試センターで、共通テストの平均点中間二回目が出ましたね。ほぼ確定だと思います。内容を見てみると、例年に比べ数字と化学の平均点が大幅に落ちているとのことですね。受験生の皆さんは、2次試験の戦略を練り直す方も多いと思います。

 

 私の記事は、田舎者が書く記事です。高校の偏差値が50から59程度の方を対象に書いています。田舎ですので、国公立大学の受験生が対象です。

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今年の共通テストの平均点



 

2、 平均点から見えること

 予備校、塾、家庭教師などの分析を見てみると総じて次のような感じです。

 今回の共通テストで 平均点が落ちた原因は、教科書レベルの基礎問題は取れているが、その上の応用問題が解けない層が得点できずに、平均点が落ちたというような内容です。

 例えば今までは教科書やそれに基づく 問題集などを解いていれば、そこそこの点数は取れてましたが、数学や化学については共通テストであっても 本格的な問題集を一冊は解いておく必要があるということですね。

 例えば、数学ならば黄チャートや 基礎問題精講ですかね。

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数学は得意科目に:偏差値60以上



 

3、もう少し詳しく書くと

 共通テスト受験前の偏差値が50未満の人たちと、60以上の人達は大して影響はなかったということ。つまり、大学受験偏差値が50から59の人たちが得点を下げたということで、平均点が下がったということです。

 偏差値50前後の人は、応用力がまだ付いていませんが、基礎力はあるから共通テストでも基礎問題が解けていたので個人の点数にあまり変化がなかった

 また偏差値60以上の上位層は、応用力もついており更に発展問題も解ける実力を持っている偏差値60以上の人たちなので、少し難しい問題でも解けた。つまり、成績上位者も対して得点に変化はなかった。

 問題は基礎力は付いているが応用問題が解けたり解けなかったりする微妙な実力の人達です。その人たちが少し難しい問題が出たため解けずに得点を落としたということです。

 

4、高1の戦略

 数学は教科書程度でいいので、もう基礎は終わらせましょう。今からなら数学2 B もゴールデンウィークまでに教科書は終わらせましょう。そして、夏休みが終わるまでに薄い基礎問題集でいいので 、一冊ずつ終わらせましょう。

 そうすれば2年の2学期から黄チャートなり基礎問題精講なり取り組めるはずです。

 化学は多くの公立高校が1年次に行うでしょうから、教科書は完全に理解した上で、リードLightなど一冊終わらせておきましょう。

 

 高校2年生の皆さんは、2次試験の科目では無くても、もう1ランク上の問題集を薄いものでも終わらせましょう。

 

5、 まとめ  

 高校一年生の皆さん、高校3年時は国公立大学の2次試験対策と弱点補強に一年使いますからね。

 基礎固めと共通テスト対策は、高校2年の3月までに終わらせましょう。

 

 某サイトでは私立大学の選別が行われています。私たちのような大企業の人事部でもかなり納得できる選別です。F ラン大学は 500校ぐらい出てましたよ。 

 つまり、 日本に大学は780校ぐらいあると言われていますが 、 国公立と私立を合わせても 上位100校ぐらいしか、まともな大学はないということです。(偏差値表による分類ではないです。社会人がこの大学の卒業生は、会社の採用担当から見て採用する価値があると判断したものです。お間違いなく。 偏差値表は毎年変わりますが、社会人の評価はそう簡単に変わりません。その大学の卒業生が、企業に就職して活躍したということ。それが、旧帝大学卒業生や早慶卒業生と言うように何十年にもわたりその大学の卒業生が入社してきて結果を出してきたから、ちょっとやそっとでは社会人・人事部のその大学に対する評価が変わらないのです。偏差値は大して気にしていませんよ)(ネットの偏差値だけの評価に惑わされないようにしてくださいね。例えば、法政大学や関西大学を下位大学のように表現するコメントがあるようですが、780校あれば採用担当の評価はトップレベルですからね。 これらの大学に、一般受験では普通入れません)

(上記の約100校も各都道府県のナンバーワン大学ぐらいしか大学と認められないと思っておいた方がいいですよ。まず東京には たくさんの大学があります。東大、一橋、東工大、早稲田、慶應上智、東京理科そしてジーマーチ。これだけでも13校。次に関西エリア、大阪京都兵庫には、京阪神(京大、阪大、神戸大)と関関同立そして新しく合併でできた大阪公立大学があります。これだけで8校。さらに私立の医学部もあります。13+8+「43」+私立医学部他。私のような田舎に住んでる人は県内のトップの国公立へ行かないと、他の都道府県の 大卒社会人の 方に、大卒とは認識されず「高卒で専門学校程度」としか思われませんよ)

( そういえば一時期話題になりましたね 「国際信州学院大学」。ネット上にある架空の大学。田舎の2流3流私立大学へ行っても、この程度にしか認識されませんよ。他県民は知らないですから。スマホで大学名をその場で検索されるということは、認識されていません)

 

  田舎にまともな私立大学はないので 国公立大学だけ考えましょう。

 ということは、当たり前すぎますが、毎日授業を予習復習し、授業中に完全理解に努めましょう。それが高校3年時にあなたを楽にします。

 高校3年は、高校に通いながら受験勉強もしなければならないので、上記のスケジュールでもきついですよ(二次対策と弱点補強)。高校3年次に基礎固めをしている時間などありません。




(オマケ)

 私の身の回りで、田舎の私立大学でもなるほどと思ったのは「看護学部」です。看護学部 で勉強して国家試験に合格し、看護師になれば将来安定します(三流大学の看護師国家試験合格率はどれぐらいなのかは知りませんが)。看護師さんは引っ張りだこですからね。

 大病院の婦長さんまで上り詰めれば、年収1千万円を超えると聞きました。

 三流大学でもいいので行きたいのなら、看護学部一択ですね。

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看護師






定年退職後を見据えて:リカレント教育(再教育)

1、 はじめに

 みなさま、お体大丈夫ですか?

 オミクロンが猛威をふるっていますね。(2022年1月30日現在)

 

 そんな中で、北京オリンピックが始まるなどいろいろ目白押しです。

 

 今回の記事は、企業を定年退職した後に 再就職を希望する50代の方を対象に書きます。そのため、再就職に必要な再教育が表題に書いたリカレント教育と定義します。

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定年後も活躍する



2、 リカレント教育について

 私がまさしく50代半ばにかかり、定年退職が見えてきました。

 しかし、このまま退職しても20年以上おそらく暇を持て余すことになってしまいます。また、年金も削られ削られ少なくなっていますので、年金だけでは生活が苦しい状況です。

 退職金の額も、妻とのんびり旅行でも出来るような余裕のある金額でもないため、あまり期待できない状況になってます。まあ確定拠出年金ですけど。

 

 そのため、脳みそもまだ動き、体も動くこの50代半ばで、60超えた定年後の再就職を目指し、再教育を受けるということです。

 

3、 再教育のターゲットについて

 私自身は 大企業に勤めており、本社勤務のホワイトカラーであるため、一流企業や大企業のホワイトカラーを中心に書いていきます。(ホワイトカラーの定年退職後は、再雇用など難しいですよね(仕事が無い)。高給取りですから。 賃金も半額以下になるような地元の中小企業に再就職するか、または協力会社、取引会社に仲の良い社長を作っておいて、そこに打診しておくなどそろそろ動きが必要です。 私も仲の良い関係会社の社長に話をしたことがありますが、中小企業でも定年退職者の再雇用があり、なかなか難しそうです。厳しいですね)

 うちの会社の教育グループの考え方で書けば、 ホワイトカラーであれば 世の中の情勢は常に把握しているため、その部分の再教育はいらないとしています。

 

 逆に言えば、肉体労働者である又は本社にいないブルーカラーの人達は、現在の政治経済状況、世界情勢などを頭に叩き込む必要があるということです。

 それは、30年前とは段違いのネット社会であるため、もはや日本は世界と繋がり、田舎であろうとも、もはや世界とつながっているという認識を持ってもらうためでもあります。

 ブルーカラーの場合は、職場で仕事をして職場から帰ることが多いので、局地的な考えになってしまっている方が多いのです。

 しかし、再就職する先は、どういう企業がわからないので、最低限の知識は習得しておくということです。

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田舎も世界と繋がっている

 

4、 必要な知識

 一流企業や大企業の本社勤務、つまりホワイトカラーならば 世界情勢は把握しているはずです。

 次に大事になってくるのは、採用グループが「どのような人材を欲しがっているか」ということを把握することです。

 そもそも高齢者のため、雇ってもらう先の仕事は事務作業が多くなります。

 ということは現在部下にさせている作業を、あなたがするということになります。Wordで議事録を作ったり、Excel で市場調査の分析をしたり、PowerPoint を使って経営会議で説明する資料を作ったりです。

 また、20代や30代の人の補佐役になるということも考えられます。とすると自分の子供たちが使っているような「スマホのアプリ」も使いこなせないと困ります。

 また、小さな会社になれば経理に回されるかもしれず、弥生会計なども扱う必要も出てきます。

 総じて言えば、自分でパソコンを使いこなせるということです。プログラムを打つ必要はありません。今、若い人たちが使っているアプリまたは中小企業で通常使われているようなアプリが使えることが大事です。(うちの会社もそうですが、一流企業や大企業はウイルス攻撃などを回避するために、独自のプログラムを作っている場合が多いですから、一般にあるようなアプリが使えるようにならなければならないということです)

 

 私の知っている会社の社長さんは、大企業を定年退職した高齢者を雇用しようとしたときに、一般的なGmailや LINE、チャットワーク、Outlook などの電子メールすら扱えないということで、「不採用」にしたそうです。

(今の時代、そんなの使えて当たり前、ということで会社に入っても教えないということです)

 

 就職する先は大企業ではないので、中小企業で使われている一般的なメールソフトです。 ですから、自分が会社で使っているソフトに何十年も使っていて慣れてしまうと、他のことができなくなるということです。50代のうちに早くいろんなアプリを使いましょう。

 私も自宅にパソコンを買い込んで何十年も前から使っています。昔からの友達や家族との連絡に一般的なソフトを使って練習しています。(例えば出張などの場合、私はノートパソコンを持ち歩く派ですが、最近の部下はスマートフォンと折り畳み式キーボードを持ち歩いて、仕事をしています。そうスマートフォンWindows を 使えるように設定して、赤外線で キーボードと繋いで仕事をしています。すごく軽いですよね

私も折りたたみ式キーボードを買いましたが、そもそもスマホの画面が小さく、老眼が入ってきたため、文字が小さく辛いのでノートパソコンを持ち歩いています)

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自分で使いこなす

(私も入社して、議事録を作る練習をするために ノートパソコンを自分で買いました(当時は一太郎が主流)。忘れもしない東芝dynabook です(windows95、懐かしい。社会現象を巻き起こしていましたよね)。なけなしのお金をはたいて新品買いました。休みの日にワードやエクセルで練習してました。営業時代には試算をするためにExcel にデータを打ち込んだり、顧客管理をするために関数を使ってリストアップするなどしていました。 今はあまり使わないようですが、昔は アクセスを使って入力作業などもしてました。

 今では、そのような作業は部下にしてもらっているので、主に家で使っています。例えば、年賀状を出すためエクセルに住所録を作って、Word の年賀状印刷を使い 表面を印刷し、裏面は PowerPoint で画像処理をして印刷して います。なんとかこれぐらいですが、使えるようになっています)

 

5、 そもそもの考え方

 一流企業や大企業で ホワイトカラーとして何十年もやっていれば、中小企業で働いている人たちのように幾つもの仕事を掛け持ちでやるということができない人は多いと言われています(その分大企業のホワイトカラーは、専門性が高い)。調達をしていたのに、経理の人が休んだから弥生会計使って入力しておいてね、とか給与計算ソフトを使って○○してね、とかソフトも触れない何もできないようでは使ってもらえません。

 何でも吸収する柔らかい頭を、50代のうちにもう一度取り戻す必要があります。

 

 私の場合は、なるべく子供と接して今の考え方や今の脳みその使い方など、なるほどねと思いながら吸収していくしかないなと思っています。 会社にいれば20代の若手もいますから、なるべく食堂とかで話をかけたりして、柔らかい頭にしておく必要があります。

(会議で紙でメモする40代50代。スマホにメモを取る30代。スマホの音声文字変換機能で録音メモをする20代。全く違いますよ)

(私があって今時だなあと思ったのは、メディア系の会社に勤める20代の子が2台持ちをしていて、一台が iPhone 、もう一台が Android で両手で操作していました。再就職先に行って同僚が20代だったら、それぐらいテキパキスマホを動かして仕事を処理しないと置いていかれるということですよね)

 

 定年退職後雇ってもらった会社で、「昔はこうだった」は禁句です。

 

6、まとめ

 わが社でも、50代を過ぎると年に1度程度定年退職に向けた研修が泊まりがけで始まります。そう30年40年と同じ会社にいれば、脳みそが凝り固まっています。それを10年かけて柔らかくしていき、今現在の中小企業の仕事の仕方を学んでいってもらうということです。50を超えているので、再度社会人教育するには、10年かかりますよ。自分がなれた仕事の仕方はもう古い、とかそもそも一流企業や大企業なので部下が沢山いますが、再就職先は中小企業ですので自分ですべてしなければならない場合がほとんどです。だから、作業に至るまですべて自分でできるように「再教育」をうけるのです。

 30年以上やり続けた仕事のやり方をガラッと変えるのはかなり難しいです。新しいことを覚えるのは、50代の頭にとって拒絶反応が起こっています。

 でもこれをクリアしないと新しい会社に採用されません。また採用されたとしても最低賃金で雇われることになります。(レジ打ち、倉庫整理などの単純作業は、AIやロボットが取って代わりますよ。少しでも頭を使う作業や仕事を身につけることです。)

 少しでもいい賃金で雇ってもらうためには、今現在の中小企業の仕事の仕方を習得するしかありません。大企業は部下である20代の子達にパソコン処理を任せておけばいいですが、再就職先は中小企業です。そして下っ端として雇われるのが普通でしょう。(また下から這い上がるということです。)

 ということはパソコンでエクセルやワードの入力、パワーポイントでの資料の作成などいろんなアプリを使った作業をどんどんクリアしていくしかありません 。(文字入力はブラインドタッチですよ。そこまで練習しないとついていけません)

 そのためにも柔らかい頭にして一から吸収していきましょう。

 お互い頑張りましょう!

 

         再雇用先が無かったら、「主夫」だな~

 

ブルーカラー

 別の機会に書きたいと思います。

 手に職を持っている方は有利に再就職を進められるでしょう。また今の会社への再就職も十分ありえ、勝手知ったる会社で定年後も勤められる可能性があります。うちの会社でもメーカーですから、例えば保全係の電気や製造ラインの機械の熟練工など、手に職のある方はそのまま継続雇用になります。

 問題なのは、電気や機械など専門職でも社内でトップレベルにいない人です。

 また運送会社の社長に聞いた話では、今のピッキングのハンディが使えないとか、トラックに搭載されたタッチパネルが使えないとか、お客さんの元でパソコン入力ができないなど、ネットワークに対応できていないような サービスドライバーは定年退職で終わりだ、と言ってましたよ。

 最初に書いてる通り30年前とは全く違うネットワーク社会に入ってます。パソコンを始め、最低限のレベルも高くなってますので、できるようにしましょう。(我社の採用グループでも、再雇用者の面接をするようですが、「パソコン使ってますか?」という質問に「スマホは触ったことあります」というレベルの人がやはり多いようです(再雇用した後に、パソコン教育なんかしませんから「不採用」です)。私には関係ないと思わず、自分でパソコンを買って、なんか理由をつけて必ず練習しましょう。)

(ワードで日記をつける、飾り文字を使えるようにする、 ワードに写真を貼り付けるなど練習できます。エクセルを使って、インターネット上にある統計データを入力しグラフにして分析する。またエクセルには関数がありますので、本屋へ行って仕事で使うエクセル関数などを読んで最低限のものを扱えるようにしましょう。 PowerPoint は会議の資料やチラシ作成など色々使い道がありますし、プレゼンテーション機能で 自動で動かすこともできますので、最低限の機能は使えるようにしておきましょう)

 

 

 

 

就職活動:初任給だけではない!?

1、はじめに

 大学3年生の皆さん!就職活動が始まりますね。

 今回は「企業の賃金」について、書きたいと思います。

 大企業や一流企業を狙う方に向けて、就職20年後こんなはずではなかったということが無いよう書いておきます。

(しかし、20年もあれば人事制度は改訂させていくので、ご参考程度にどうぞ。皆様が狙う企業が、従業員に対してどのような賃金制度を「現在」取っているのか知る、いい機会にしてください)

 

 私は、地方の大手メーカーの人事部 管理職です。

 

2、初任給

 2022年度入社の大卒 初任給の相場は、21~22万円というところですかね。

普通、企業は初任給を横並びにしますので、あまり大差はないと思います。( 初任給が わずか1万円程度の違いで、第一希望を変えないようにしてくださいね。1万円ぐらい賃金の差は、出世していけばいくらでも取り返せます)(逆に初任給を相場より高くして、応募者を増やし、その後の昇給額が低いため3年勤めたら、結局他社に就職した人に抜かれてしまった、というような見せかけだけの初任給もありますので十分注意してくださいね。また、初任給を高く見せて、ボーナスの比率が低いため年収に換算すると、低い会社もありますので初任給で判断する際は注意して下さいね)

 

大事なのは 、「昇給」です。 特に「労働基準法上の管理監督者」≒課長になった時の年収です。

 

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初任給に大差はない

つまり、残業代がなくなる労基法上の管理監督者になった時に、いくらの年収になるかです。 

ブラック企業のように肩書だけ「課長」にして、残業代を払わないこととは違いますよ。私の記事は、それなりの大学(偏差値60以上)の就活生に向けて書いていますので。)

(企業がいう「課長」と労働基準法が言う「管理監督者」は別ですから、会社の人事部が労基署へ賃金規程等をもっていって、確認を取っているかどうかです。ブラック企業は、労基署に十分な確認もせずに、わが社の「課長」=労働基準法が言う「管理監督者」と言ってきますよ)

 

3、管理監督者の年収

 業界の相場感は、やはり飲食系は管理職であっても年収が低く商社、金融、メーカーが高いと言われています。

(私が知っている飲食チェーンで、課長が6~700万円。同じ規模のメーカーなら課長は1000万円を越えます。入社20年ぐらいで年収の差がこのぐらい開いていきます。これが企業選びで、どの業界を選ぶかが重要、という意味です。企業データなんて、あてになりませんよ。会社によって利益体質が違うので、個別に聞かないと大変なことになります)

(業界データーは、業界を絞る参考程度にしておきましょう。業界を絞ったら個別企業を絞る際に管理職(労基法上の管理監督者)の賃金の話を、企業へ問い合わせて正確な情報を入手しましょう。OB・OG が人事部にいるといいですね。)

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「課長」と言っても業界により年収が違う



 

 それは以前の記事でも書いたように、やはり利益構造からです。この部分を事前に確認してから、就職業界や企業を決めていかないと、出世はするが、責任は重いし、年収は低いということになりかねません。(私の親友や 先輩·後輩は、一流企業や大企業の管理職がたくさんいますが、やはり飲食業界や旅行関係は業界としても利益率が低いので管理職になっても年収が低い方が多いですね。他方、商社や銀行·メーカーなど利益率の高い企業に行けば、管理職になると高額な年収をもらっています)

 大企業に勤めても出世しないと、その旨み(高収入)は頂けませんよ。隅っこの方で一人でちまちま仕事して、会社を定時で帰るようでは出世などしません。

 出世をして労基法上の管理監督者になった時に いくらもらえるかということです。

 

 4、 業態ごとの「課長」の違い

 営業会社では、「課長」という肩書きをたくさん与えている会社があります。

 

  肩書きの「課長」と労基法上の「管理監督者」は別ですからね。

 

 普通、営業会社であれば「課長」という肩書きを名刺に入れることが、交渉相手にとって重要になるらしいので、労基法上の管理監督者に関係なく「課長」という肩書きをつけています。

ということは労基法上の管理監督者でないので、残業代が出ています。(私の友人の超有名企業はそうです。肩書きは課長でも残業代は出ています。つまり、労基法上の管理監督者ではありません)残業代が出ているということは、給料や年収は大しては高くありません。

 メーカー目線で言えば、一般的に言う係長までは残業代が出て、労基法上の管理監督者である課長職になった時に残業代が出なくなります。つまり、基本給が跳ね上がります。

(私が妻をびっくりさせたのが、この課長に昇進した時の「昇給通知」です。基本給が爆上がりしてます。「おめでとう。課長に昇進したの。通知見せて "キャ!")(「爆上がり」を分かりやすく言えば、例えば係長の基本給の最高額が35万円なら、管理職1年目の基本給はその倍以上の70万円以上ということです)

 

{ 余談ですが、取締役も労基法上の管理監督者も 残業代はつきませんし、通常は24時間365日営業ですよ。 早朝会議、土日に会議など。だから年収が高いんです。管理職は深夜付きますけどね}

 

5、各会社の賃金制度の違い

 次のポイントは、その管理職1年目の年収額が、係長がフル残業、休日出勤全てやった場合の年収を超えているか、です。

 会社にもよりますが、課長職1年目の年収を比較する場合に、係長の年収平均で出している場合や係長の一般的な残業時間や一般的な休日出勤日数などで計算している企業もあります。

 我社の場合はメーカーのため、ライントラブルはつきものなので、法律上フルに出せる数値で計算しています。 係長の業績評価つまりボーナスもマックスで計算しています。課長側はミニマムで計算しています。平均ではありません。

 さらに我が社の設計は、ここ数年間の実際の係長の 年収も 比較対象にし、さらにフルマックスで計算した場合の年収も考慮して、課長職1年目の年収を決めますので、会社の社内制度上「絶対に」係長の年収が課長1年目の年収を超えることはありません。

 それぐらいしないと課長に昇進したいと考える人が減ってしまいますからね。

 

 しかし、課長の1年目の初任給を係長が超えてしまう設計をしている、一流 企業や大企業もあります。私の友人知人が勤めている一流企業·大企業がそうです。実際にその話を聞いています。

 そのような設計になっている会社は、注意が必要です。(課長になった際に、部下である係長を働かせすぎて、年収で自分を抜いてしまうという残念なことになります)(先ほど出した例のように、課長の基本給を 係長の基本給の倍以上上乗せしないと、係長は残業手当·休日手当など諸手当が付くので課長の給料を超えてしまうということです。しかし、一部の大企業一流企業でも管理職手当として10万円程度しか上乗せしていないところもあります。そのため、係長にフルマックスの手当がついてしまうと抜かれてしまうのです)

 私の友人が係長の時に多忙で、課長の年収を抜いてしまったという、皆さん知っている一流企業もあります。 課長から嫌味で、俺の年収を抜きやがったな、とチクリと言われたみたいです。

(おそらく会社の言い分とすれば、部下の残業や仕事量のコントロールをちゃんとしろよ、ということだと思いますが、、、)

 

5、我社の場合

 うちの会社はそういう失敗事例を聞いて、絶対に越えない状態で課長職は年収をもらっています。その代わり責任を取って首が飛ぶという事も普通にあります。それだけの年収と自由度を手に入れられるので、まあ仕方ないと言えば仕方ないことです。昇進時に誓約書も書かされて課長に昇進するということです。

 分かりやすく言えば、自分の管理するグループの部下の責任を取って、あなたの首は飛びますよということ了承してサインをするということです (誓約書にサインしないと昇進できません。 それは会社としても、高額の年収を払うので、責任を取れない管理職を置いておくわけにはいけませんから。しかし、よほどのことがない限り解雇(首が飛ぶ)はされません。 係長に降格ぐらいですね)。

 

6、まとめ

 こう言う係長から課長への昇進の話や年収の部分は ネットで検索しても、人事部の従業員はなかなかそういう記事を書かないので嘘が多いですよ。 その会社の従業員であっても、人事部ではないため正確な情報ではないのです。

 

 しっかりと会社に問い合わせをしたり、面接時や説明会で質問しましょう。人事部でなければ賃金規定などめったに見ないので、正確な情報は取れないですよ。

 噂でその会社に応募するのを辞める、あるいは、その会社に募集する、なんて、幼稚な判断はもう大学生ならやめましょう。

 

正確な情報を知っているのは、人事部です。

あなたが応募する先がまず、人事部(採用グループ)です。




「初任給」は横並びで大差はありません。労基法上の「管理監督者」になった時にいくらもらえるのかが重要です。

 

どうしても行きたい企業が、残念な賃金体系なら、「あなた」が人事部配属を念願して賃金体系+業績評価+人材教育などなど一連の大改革をすると良いでしょう。

賃金テーブルだけの改訂は、まず却下されますよ。

昇格チャレンジで「人事制度大改革プロジェクト」と打ち出し、「こういう社員を採用し、今いる社員をこう教育して、人事評価制度をこう改訂する。そうすれば、会社の業績・利益率がここまで向上するから、賃金をここまで上げましょう!」という提案をするのです。うちのような従業員数千人もいる大企業なら企画が通るまで3~5年、制度改革を順次行い10年。それだけの年数、頑張りましょう!改革が終わったころには、年収数千万円の管理職になっているでしょう。

(このような就活生が実際にわが社に応募してきて「採用」を勝ち取りました。実際には製造部の 改善計画を企画書としてまとめて来て、製造部長が面接官の時にプレゼンしたようです。 (私は当時他部署にいたので後から聞きました)。その製造部長が納得したため採用し、実際部長の隣の席で部長から毎日教育を受けていたようです。そして部長が席を外した時は、その子が部長の印鑑を押していたと 言うことです。しかし、1年目はがむしゃらに仕事をしていてわからなかったようですが、2年目以降部長職の重圧を感じはじめ新人のポジションに戻してほしいと部長に懇願したそうです。

しかし、チャレンジ精神を持っているので出世も早く現在は管理職に昇進しています。 よくもまあ我が社の製造のラインの話まで、OB·OG から聞き取って、企画書作ったなぁと思います。)

 

こんなチャレンジャー、採用担当も興味が湧くでしょうね!

 

 

 

 

 

就職活動:組織図を見てみよう!

1.はじめに

 オミクロンが勢いづいてきましたね。皆さんお体の方、大丈夫ですか?

またトンガの火山噴火を始め、今年は年始から行き先不安な感じですね。

 

さて今回は、大学3年生の方を対象に、「企業の雰囲気」を見る視点をお伝えしたいと思います。

それはホームページなどに出ている「会社の組織図」です。

 

私は、田舎にある大手メーカーに勤める人事部管理職です。

 

2,組織図とは

 会社には、組織図があります。私が務める会社なら、取締役会で事業を展開するための「組織」が決まり、経営企画部から人事部へ回ってきます。

 つまり、「今後事業を展開するため、又は、会社目標を達成するため、この組織で行く!」(部まで表示されてる)という取締役会の意思表明です。主に、株主様や取引先様向けですね。

 その組織をもとに、人事部が部の下につくグループやチームなどを部署と調整しながら詳細を決めていき、社内人材(人財)を割り振ります。グループ長、つまり課長クラス。チーム長、つまり係長クラス・・・・、という具合です。 

 

 この組織図を見ることで、その会社の「こだわり」が見えてきます。

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組織図の例



 

3,組織図の見方

 会社のホームページを見ると中小企業や大手企業なら「組織図」が出ていると思います。 その組織図を見る視点は、私が以前書いたように「ヒト・モノ・カネ」の視点です。それがきちっと分かれているかどうかが、まず見る際の第一の視点です。つまり、ひと=人事部、もの=製造部や経営企画部、経営戦略室、そして かね=経理部や財務部という部署として独立しているかどうかです。

 これが分かれていないとダメという意味ではなく、分かれている=オーソドックスな組織体系ということです。これが変形している場合は、会社独自のポリシーやこだわりがあるということです。

 会社のこだわりが、自分の就職先として合うかどうか、企業へ質問したり、しっかりと面談の時に聞いたほうがいいと思います。

 

4,我社の例

 私が現在いる人事部について話をします。例えば、総務部の中に人事グループがあるような会社があります。それは、労働組合との関係がどうなっているか、 人事グループと言っても給与計算や勤怠管理の事務処理しかしていないような場合もあり、注意が必要です。通常、人事部は独立しています。会社の柱である「ヒト・モノ・カネ」の「ヒト」を預かる部署ですから、「人事戦略」を扱っています。この点からも、戦略を持たない総務部の下につくことはありません。私が見た組織図では、総務部は無く人事部の中に「総務課があるというものです。珍しいですが、基本は外していません。

 人事部が独立しているのは、人を採用したり解雇をしたり、人事異動をしたり、昇格、給料、ボーナスを決めるかなり強力な権限がある部署なので、普通は「独立」しています。

(一例ですが、総務部は外線が沢山かかってきます。人事部は、ほとんどが内線です。取締役や部長クラスからです。そう、扱っている業務が全く違います。)

 

 その独立するべき組織が、総務部などにの下に入っているということは、組織図が変形しているということです。何かこだわりがあると思います。

(こだわりがなければ、この会社大丈夫?と思ってもいいかもしれません。組織図を軽く見ている可能性があります。組織図を軽く見ていると、会社のマンパワーが会社目標に向けて集中していない可能性があり、無駄が多く、会社目標の達成が危ぶまれるからです。例えば、一部署で頑張って結果を出しても、会社目標につながっておらず、高い評価がもらえないというお粗末な人事評価になります。)

 

5,戦略を扱う部署

 もし、部署の下にグループがあれば、その名前も確認しておく必要があります。つまり、経営企画部に戦略室があったり、人事部の中に企画室があったり、財務部の中に企画グループがあるなど、ちゃんと経営戦略や人事戦略、財務戦略を扱っている部署があるかどうかということです。そうでなければ、どこに権限があるのかわからないので、面談で聞く必要があります。つまり、組織として変形しているということです。

(例えば、戦略面はすべて取締役会が持っている、など考えられます。無いからダメということでは有りませんよ。その会社の、”こだわり”ですから)

 

 また、総務部の中にグループがあり、そのグループは何をやっているかによっても会社の特徴が出ます。通常、「秘書」というのは取締役について、経営戦略を練る人たちです。よくテレビなどで出てくる「秘書」のように、取締役の電話をつないだり、資料をまとめたり、荷物を運んだりというような 御用聞きではありません。

 「秘書」は、取締役と共に「参謀」として取締役の側にいる人たちなので、普通は高学歴です。そうではないと言うのであれば、取締役がアドバイスもなく戦略を練っているので、多面的な意見交換ができず、かなり不安定な部署戦略になっているかもしれません。(うちの会社では、各部署に取締役や部長の事務処理を補佐する派遣社員契約社員、パートなどを配置しており、間違っても「秘書」とは言いません。)

 

一流企業や大企業の「秘書」は、「会社の受付」のような人ではありません。取締役の側にいて「参謀」として動く人たちです。(私の友人の一流大学卒の友人は、皆さんご存知のグローバル企業へ就職し、数年後その実力が認められ 海外戦略取締役の「秘書」になりました。そこで、取締役が外国の大統領や 商務省などの大臣と会うために海外へ行くので同行します。つまり、グローバル戦略を扱う取締役の秘書(参謀)として通訳もするし、その会見の場で「瞬時に」ビジネスの交渉のアイデアを出すなどの仕事をするエリートです。

御用聞きのスタッフは、ただついて行って取締役や秘書のホテルの準備や食事の準備などしています。「秘書」とは、「取締役の参謀」です)

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「秘書」はエリート社員



 

6,まとめ

 就職活動を始めている大学生の皆さん。都会にあるような企業へ就職する際は、組織図が変形している場合が結構あるようです。最近の流行りにのっかる、おしゃれな?組織図ということですかね(私は、田舎者なので、、、)

 

 上記のような視点をもって、「組織図」を眺めてみてはいかがですか?そして上記のような視点で、会社に問い合わせたり、面接時に質問をするというのもいいと思いますよ。ただ、言い方を間違えると会社批判に聞こえてしまうので上手に質問しましょう。

 ちなみに、私の勤めている会社は、地方に昔からある老舗メーカーですから、オーソドックスな組織図です。特に、就活生から組織図についての質問はないようですね。(せいぜい「ここに書いてあるこの部署は、何をやっている部署ですか?」という質問ぐらいです)

 

就職活動をする 皆さん!

まだまだコロナの影響が続いて大変だと思いますが、頑張って自分の夢を叶えてください!




子育て:理数系に強い子に(令和4年度予算から)

1、はじめに

 新年が始まり、成人式も行われ、来週末は「共通テスト」と慌ただしいですね。

 オミクロンの蔓延が始まり、不安なスタートでもあります。

 

 そんな中、令和4年度予算が年末に発表されましたので、少し書きたいと思います。

 

 内容は、「国の政策に沿った子育てをして、就職を優位に進める」です。

 

2、令和4年度予算の概要 

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令和4年度予算 概要

 令和3年度補正予算と⼀体として、 新型コロナ対策に万全を期しつつ、 「成⻑と分配の好循環」による「新しい資本主義」の実現を図る。

 「科学技術⽴国」の観点から、過去最⾼の科学技術振興費(13,788億円)を確保し、デジタル、グリーン、 量⼦、AI、宇宙、次世代半導体等の研究開発推進する。

 地⽅向け交付⾦(1,660 億円(3年度 補正含む))により、⾃治体の創意によるデジタル技術の 実装等を幅広く⽀援する。

 看護の処遇改善、介護・障害福祉、保育等の処遇改善を推進する。

 ⼩学校⾼学年の理科・算数等の教科における「教科担任制」の推進する。

 光ファイバ、5G 基地局など地⽅のデジタル基盤を整備する。

など出ていますね。

ネットで「令和4年度予算」財務省を調べてみましょう。

ライターが書いた記事は、一部だけですから、原稿を読みましょう。

(上記も私の抜粋です。もっとたくさん書いてあります)

 

3、令和4年度予算(文部科学省

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文部科学省(抜粋)

 子育てに大いにかかわる「文部科学省」の予算概要です。

 理数科目の担任制が始まり、数学や理科が重視されていきます。

 これは、国の戦略である「デジタル、グリーン、 量⼦、AI、宇宙、次世代半導体等の研究開発」を推進する人材を確保するためです。

 

 今後必要とされるのは、「理系人材」

 もう文系は不要です! 何十年も前からそうですけどね。(だから、私が以前から書いている通り、外国語や国際学部など行っても仕方ないのです)

 

 そのため、「数学や物理・化学が苦手」は、ありえません。

 子供にそんなことを言わせないように子育てしましょう。

日本語教育:ビジネスレベル 例 朝、日刊紙を読んで政治面経済面社会面金融面など親に要点を説明できるレベル。 このレベルにしていくことを前提に

数学 〉化学〉物理〉〉〉〉英語〉〉〉地歴·古文漢文)

 

 理数は、まるで毎日歯磨きするように、「やって当たり前」の雰囲気を家庭内に作ることです。そのためにも、親自身が動画サイトや子どもの教科書を先読みして、勉強することです。

 子は親を見ていますよ。(とーちゃん、かーちゃん、出来ないじゃん。)と子どもが思ったら、親の言葉に説得力無いですからね。せめて子どもの教科書を読んで、内容ぐらいは把握しておきましょう。そうしないと、「今日、数学で何習った?」と聞いても適当にはぐらかされますよ。

 

4、予測される未来と就職

 国の戦略である「デジタル、グリーン、 量⼦、AI、宇宙、次世代半導体等の研究開発」を推進するために、企業もこの点に力を入れていきます

 そうすると、就職先はこの分野が増えていくということです。

 それなのに、文系卒では、募集人員が少なく、今のように激戦でなかなか「内定」が取れませんよ。正しく、東大京大早稲田慶應あたりの文系ぐらいでないと、安心して就職活動が出来ないということです。

 

 また、大学についても差別化が始まります

(私が以前から書いている三流大学を卒業しても「大卒」として扱われるのは、おかしいということ。 研究内容が全然違う! 三流大学では、超進学高校の国語算数理化社会レベルもないのに、卒業して「学士」をもらっている。)

 

文部科学省世界最高水準の教育・研究を目指す指定国立大学として、以下の10校を指定している(2021年11月時点)

申請順に、東北大学東京大学京都大学東京工業大学名古屋大学大阪大学一橋大学筑波大学東京医科歯科大学九州大学

北海道大学が無い。。。)

この点からも、国から研究費がたくさん割り振られるので、上記の10校を目指して、理系受験生として育てていきましょう。

 

5、まとめ

もう一度言います。国は文系学生を必要としていません

国が文系学生を必要としていない以上、企業も文系学生を必要としません

 

私たちのバブル時代は、文系でもそこそこの企業へ就職できましたが、もう子供たちの就職状況を見ていても、必要とされているのは「理系学生」です。

 

理数系が得意なら、まず「三流大学からブラック企業」という路線は回避できます。

 

何が何でも、数学・化学・物理は、クラスでトップ。定期テストは常に100点の子に育てましょう(公立中学や公立高校なら、テストも教科書レベルなので、普通に100点は取れて最低でも90点以上は取れますよ)。(最悪、理数塾にでも押し込んで、毎日理数を勉強する環境にしてしまいましょう)

 

以前にも書きましたが、優良企業へ就職するには、文系なら国公立で偏差値60以上、私立なら65以上の大学で成績が優秀である必要があります。

しかし、理系なら国公立でも私立でも偏差値55ぐらいなら就職できます

それぐらい、企業は理系学生を欲しがっているのです。

 

親御さんがもっと社会を見渡して、どのように育てていけば我が子は苦労しないか見極めましょう。

(もちろん、理系科目が飛び出るまでに得意になれば、「医学部医学科」で、将来は「医者」ですね。国公立の医学部は、文系と同じ学費なので6年通っても400万円もかかりません。私立の医学部は、2000万円以上かかりますけどね。)

 

   令和4年度予算を見てもやはり理系重視を確信しました

 

(追記)

以下の2点について、追加しておきたいと思います

①英語、英語と未だに言っている親がいます。子供に何をさせたいんですかね。

②子供も国際なんちゃらとかグローバルなんちゃらへ行きたいって言うみたいですが何をしたいんですかね。


①の外国語、英語、英語について言えば、そもそも一流企業や大企業は英会話教室と業務提携していたり、社内に英会話教室を持ってます。 外国語学部に行かなくても、会社がちゃんとお金を出して教えます。だから 外国語学部へ行く必要はありません。

それよりも、工学部です。

文系の英文科を出てもメーカーの科学技術を翻訳できないですよ。工学部でちゃんと実験などをして、その理論がわかっているからそれを翻訳できるんです。そうじゃないと取引先に英語で技術を説明できないですよ。

(商社やコンサルティング会社、旅行会社などに 就職するなら 意味あるかもしれないですね。しかし、 一流企業や大企業なら社内に英会話教室ぐらい持ってると思いますが。それよりも文系なら経済学部の方がマーケティング論など学ぶので需要があると思います。)

 

②の国際なんちゃらやグローバルなんちゃらも何がしたいのかよく分からないです。

そんなに海外へ行きたいならば、大企業や一流企業へ就職すれば、海外に支店や提携先を持っています。うちの会社ならアメリカやヨーロッパ、東南アジアに持っています。入社後3年ぐらいみっちりと会社のことを勉強し、理解出来たら異動届を出せば飛ばしてもらえますよ。異動前に会社が全額負担でドイツ語だろうがフランス語だろうが、配偶者も含めて教育します。

しかも、学費もかかりませんし、飛行機代も宿泊代も会社持ち。だから、海外留学を目的とした国際なんちゃらやグローバルなんちゃらへ行っても意味ないですからね。(たかだか1年程度の留学で、ビジネスで使える外国語を習得できるのですか? せいぜい日常会話と外国語の文献が少しは読める程度で帰ることになりますよ。)

 大企業やグローバル企業は、会社のお金でそんなことをしてくれます。

 何がしたいのか目的もわからずに、子供に行かせるのは意味ないですよ。時間とお金の無駄。子供は、少子化で受験者が減ってきた私立大学の宣伝に飲まれているだけ、またはネット上の流行りに乗っかっているだけですよ。

(決定的な話をすれば、以前2次面接で部署の責任者であるアメリカ人にお願いして、就活生で日本で超有名な英文科の就活生を面接させたことがあります。面接官が英語で 弊社のホームページにも出ている企業研究で知っておくべき技術の話を質問したら、全く答えられない。 質問事項も理解できず 首をかしげるだけ 。それはもう終了ですね。「不合格」。

 他方で工学部を出た就活生は、なんとか 技術を 知ってる英単語 を使って説明しようとしました。当然大学で 薬品の英語名や素材の英語名 など使っているので 単語は知っていますし、有名大学を出ているので最低限の文法を使ってなんとか話をしようとしました。会社としては工学部の就活生を採用しました。)