1 はじめに
教育シリーズとなりますが(笑)、
小規模企業の社長との会話がもとです。
従業員が30名未満のような
小さな会社の教育はどうしたらいいか?
ということを話し合ったときのことです。
2 問題点
①専門の教育担当がいない。
そう、大企業のように専門の教育担当者がいない。
まあ、以前も書いたように、人事はなぜか総務の中にあり、
しかも作業をしている人(給与計算、社保手続きなど)を
人事担当とよんでいる???意味不明???
経営者が「人事部の機能」を知らなさすぎる(泣)
私から言わせれば、そもそも人事担当の仕事内容が間違って
いるのだが・・・。
②業務の効率化
教育させるための時間がとれない。
その時間をこじ開けるだけ、価値があると
社長が判断していないだけ。
教育して能力が上がれば会社の業績に
返ってくる。
そして、製造メーカーのように
毎日毎日、かいぜん改善カイゼン!
徹底的に業務の効率化を図る。
そもそも小規模企業は個々の能力に
頼りすぎているのでブラックボックスが
多すぎる。担当者が休めば「わかりません」。
いやいや、「会社の仕事」であって、
○○さんの仕事ではありませんよ。
社外から問い合わせが来ているのに・・・。
まさにブラックボックス。
また、担当者が退職すれば、どうなっていたのか
誰も分からない。
また、人が変わればやり方が変わり時間がかかったり、
また逆にサクッと終わったりする。
まさに業務改善して仕事の仕方を
統一すべき。
③社長の優柔不断
社長が仕事を非効率にしている
原因ということをよく聞く。
うちのような大企業なら、部長や役員と言ったところか。
ころころやり方を変える。
昨日の指示は、今日又変わる。
部下が振り回され、やり直しの時間が増えムダ。
優柔不断な上司は、管理者を辞任すべき。
部下の時間がほとんど無駄!
社長自身が反省すべき。
上に立つものが反省すべき。
3 対応(小規模会社の場合ですよ)
①専門の担当者がいない
知識は外部研修で入れる。
最新でロールプレイングなど付いている
もの。結構な値段しますよ。
そして、社内で講師をさせ皆に
教えて情報を共有する。
②業務の効率化
そもそも個々の能力に頼っていて
業務の効率化が進んでいない。
業務改善を進め、担当替えも行う。
ブラックボックスを無くす。
業務の効率化を進める中で、仕事ができる人の
やり方を学んでいく。担当替えをすれば、
仕事ができる人の仕事内容が分かる。
社内で統一した仕事の仕方を「社長」が進めて、
一度完成したら「社長」が率先して守る。
③社長の独断
社長がコロコロやり方を変えない。
社長が従業員の前で宣言する。
4 まとめ
小規模企業の教育は、自前より外部に頼った方が良い。
そして、お金をかけてロールプレイングがついているような
高価な研修に行かせる。
座学だけでは、寝てますよ(笑)。
うちの研修も「寝ること」を前提に、手を動かしたり
ディスカッションしたりと、起こす作業を入れます。
そして、社内で講師としてプレゼンさせる。
しっかり聞いていないと、質問に答えられないで
しょうから、外部研修も真剣に取り組むはずです。
こうやって、①社内の業務の統一と②高価な研修の
社内への展開をはかってみてはいかがでしょうか?